2018年06月09日公開
2020年03月25日更新
海南島(ハイナン島)は中国のハワイと呼ばれる観光名所!楽しみ方は?
海南島(ハイナン島)は中国のハワイと呼ばれ観光名所もたくさんある旅行先です。過去には流刑地に使われていたという歴史のある海南島は、歴史に関する公園や寺院があり、さらにダイビングやサーフィン、ゴルフもできる島です。海南島の見どころやおすすめホテルをご紹介します。

目次
海南島は中国のハワイと呼ばれる観光名所
海南島は中国のハワイと呼ばれているほど海が綺麗な場所で、中国で最も美しいビーチがある場所としても知られています。海南島はハワイと同じ緯度に位置しているため気候がとてもよく、今とても注目されているリゾート地となっています。ここでは中国・海南島の見どころやおすすめホテルなどをご紹介しています。
海南島の歴史
海南島は昔中国本土と繋がっていましたが、100万年前の火山活動で大陸から分離したと言われています。秦の始皇帝時代には秦の統治下にあり、流刑地や役人の左遷の地として利用されていました。三国時代から原住民が住んでいたと言われており、そのリ族は現在海南島最大の少数民族となっています。海南島は歴史のある島なのです。
2010年には中国政府が今後10年で海南島を世界一のリゾートにすると宣言したことで、たくさんのリゾートホテルが建設されています。今後は海南島への観光客も増え、日本からもさらに行きやすくなるようになるかもしれません。美しいビーチを楽しむなら早めに行っておくのがいいのかもしれません。
海南島の行き方
海南島には2つの空港がありますが、ビーチを楽しむために海南島に行くなら三亜国際空港が便利です。直行便はないため、行き方は広州やその他の中国の都市、香港を経由していくのが一般的です。場所によっては乗り継ぎに10時間以上ある場合もあるため、事前にしっかり行き方ルートの確認をしておくと安心です。
関東から海南島の行き方
関東から海南島への行き方は、中国南方航空を使うと中国経由のルート、香港エクスプレスと香港航空を使うと香港経由、さらにエアプサンで釜山経由などさまざまな行き方があります。料金や乗り継ぎ時間で飛行機を選ぶのがおすすめです。特に経由時間が長い場合はその都市を観光するのも一つの方法です。
さらに、サーフィンをしに行く人でサーフボードを持ち込む人はLCCを避けるか、受託手荷物の予約が必要になるため注意が必要です。香港経由だとLCCになってしまうため、経由先の香港で荷物を一度受け取る必要があります。その面ではサーフィンをする人なら中国経由がおすすめです。
関西から海南島の行き方
関西国際空港から海南島の行き方も関東から行く場合とほとんど同じですが、関東から9時間ほどかかるのに対して関西からなら7時間ほどで行くことができます。関西の場合も乗り継ぎに5時間以上あるフライトや、深夜に到着するフライトもあるので、総合的に見てチケットを予約する必要があります。
名古屋から海南島の行き方
名古屋から海南島の行き方は関東や関西の行き方よりも少し不便で、帰りの便で2回乗り継ぎが必要な便や、上海で空港間の移動がある乗り継ぎもあるためチケットを購入する際は気を付けなければいけません。時間帯によっては1回の通常の乗り継ぎで行ける行き方もあるためそちらがおすすめです。


海南島の見どころ1:ビーチ
海南島の一番の見どころは、何と言っても綺麗すぎるビーチです。海南島には亜龍湾、大東湾、三亜湾の3つのビーチが特に有名で人気を集めています。この3つのビーチは3大ビーチと呼ばれているほど有名で、海南島滞在中にぜひ訪れてほしいおすすめのビーチです。
中国で一番美しいビーチ「亜龍湾」
中国で一番美しいビーチと言われているのが亜龍湾です。このあたりはリゾートホテルが立ち並ぶエリアで、亜龍湾はプライベートビーチになっています。宿泊していなくても一人900円ほど払えば入ることができます。ビーチでは、モーターボートやバナナボート、パラセーリングやダイビングを楽しむことができます。
亜龍湾は、リゾートホテルエリアなので基本的にはホテル内やビーチでのんびり滞在したい人におすすめのエリアです。ビーチではアクティビティも楽しめて、ホテルにはプールもあるため、とてもゆっくり過ごすことができます。ショッピングモールもありますが、ホテルで過ごすのがメインになります。
空港から一番近い「三亜湾」
三亜湾は三亜国際空港からも車で10分ととても便利な場所にあります。三亜湾はビーチだけでなく、周辺には観光名所やダウンタウンまでも行きやすい場所にあるため、観光も楽しみたい人にはおすすめの滞在エリアです。高級リゾートも、リーズナブルなリゾートもあるため予算に合わせてホテルを選ぶことができます。
一番賑わうビーチ「大東海」
ショッピングモールやスパもあるため、ビーチ以外にも楽しむことができるエリアです。さらに夜には屋台が並び、海南島の名物である海鮮料理も楽しむことができます。ビーチは三日月形をしていて、とても美しく、ダイビングやシュノーケリングツアーも申し込むことができます。

海南島の見どころ2:蜈支洲島
蜈支洲島は海南島からボートで行くことができます。ボートに乗っている時間は15分ととても短く日帰りもできる島です。ラバーズブリッジや木でできたモニュメントなどかわいいアートも多く女子旅にもおすすめです。ボートは20分おきに出ているため待ち時間も少なく安心です。
海南島の見どころ3:天涯海角
天涯海角は三亜エリアから車で行くことのできる観光名所で、現地ツアーを申し込んでいくこともできる場所です。ビーチに大きな岩がたくさんある公園で、昔島流しにあった人たちが自分たちが昔住んでいた地を想って文字を刻んだと言われる海南島の歴史を知ることができる場所です。
海南島の見どころ4:鹿回頭公園
鹿回頭公園は中国人のカップルに人気の観光スポットで、大小5つの山からなる公園です。園内には珍しい保護動物が飼育されていたりします。公園にある「鹿回頭彫像」と呼ばれる金鹿は、一人の若者に追い詰められた時に乙女の姿に変身し、二人は恋に落ちたというエピソードがあります。
この海に向かって愛の言葉を叫ぶと恋が成就すると言われていて、多くのカップルが訪れています。さらに、鹿回頭公園は絶景スポットとしても有名で、サンライズもサンセットも見ることができるため、この絶景を頼むために中国人だけでなく、観光客も多く訪れます。
海南島の見どころ5:ヤノダ熱帯雨林公園
海南島の見どころは綺麗な海だけではありません。海南島の内陸部には熱帯雨林が広がっており、熱帯雨林を散策できる観光スポットとして、ヤノダ熱帯雨林公園があります。「ヤノダ」とは海南島の言葉で「1,2,3」を表す言葉で「ようこそ」の意味もあります。エントランスでは日本語音声ガイドの貸し出しもあります。
さらに、ヤノダ熱帯雨林公園では、海南島の中で一番長いとされるジップライン(空中吊り)やシャワークライミング(沢登り)など体を動かすアクティビティが人気です。途中にはつり橋があり、このつり橋を渡り終わると、民族衣装を着た人たちが一緒に写真を撮ってくれ、後で購入することもできます。
海南島の見どころ6:三亜ダウンタウン
三亜ダウンタウンは、三亜湾や大東海エリアからは車で15分程で行ける場所にあります。屋台も多くでており、ローカルな雰囲気を味わうことのできるエリアです。ショッピングモールやスーパーマーケットもたくさんあり、買い物やお土産探しにも困ることはありません。
ローカルレストランやイタリアンレストラン、マクドナルドまで何でもあるため、食べ物に飽きることはありません。ローカルバスもたくさん通っているためバスで遠くまで出かけるのも簡単なのは観光客には嬉しいポイントです。蜈支洲島に行ける埠頭へもダウンタウンからバスに乗って行くことができます。
海南島は歴史を知れる場所や歴史を知りたい人におすすめの場所も多いですが、ダウンタウンは歴史というよりも、ローカルな雰囲気を感じることができる観光客にも人気の場所です。タクシーは公認のタクシーと白タクがあるため、乗る時は注意が必要です。観光シーズンは値上がりすることもあります。
海南島の見どころ7:南山寺
南山寺には仏陀と菩薩の大きなモニュメントがある歴史のある観光スポットです。南山寺内は徒歩やトロリーカーでまわることができます。南山寺には2つの建物があり、そこには7体の仏像が収められています。ダイヤモンドや宝石で飾られた金玉観音は南山寺一番の見どころです。
三亜ダウンタウンからは約40キロと距離はありますが、先にご紹介した鹿回頭公園とセットになった現地オプショナルツアーもあるため、簡単に行くことができます。敷地内には精進料理のビュッフェもあり食事も楽しむことができます。歴史に興味がある人にはおすすめの観光スポットです。
海南島の見どころ8:五公祠
五公祠は1899年に海口市に建てられた記念館でとても歴史のある建物です。五公祠には海南島が流刑地として利用されていた頃、全国から政治犯が送られてきました。五公祠にまつられている5人は島流しにあった後、刑期を終えて復職し活躍された人たちです。五公祠も海南島の歴史を知ることができる重要な観光スポットです。
海南島のおすすめグルメ
海南島は海の幸も山の幸も、新鮮なものを楽しむことができるのが特徴です。特に海鮮料理は人気があり、水槽に入っている好きな魚介を選び、その場で調理してもらうことができます。海南料理の他にも、広東料理や福建料理などさまざまな中国料理を楽しめるのも魅力です。

海南島はゴルフもできる
海南島は地形を生かしたゴルフコースが多く、多くのゴルフプレイヤーが集まる場所です。1年中温暖なのでいつでもゴルフを楽しむことができますが、ベストシーズンは11月から2月くらいになります。三亜エリアにもゴルフコースがあるので、綺麗な海も楽しむことができます。
海南島はサーフィンも人気
海南島はサーフィンもできますが、あまり知られていないためサーフィンをしにくる人も少くいい環境です。サーフィン初心者から中級者向けのポイントが多く、三亜国際空港からなら車で1時間半ほどの場所にあります。メローな波質でスモールコンディションの時が多いため、サーフィンを再開したい人やロングボードに乗る人におすすめです。
サーフィンのベストシーズンは11月から2月ごろで、ポイントの近くには温泉のあるリゾートホテルもあるため、宿泊する場所を選べばサーフィンの後に温泉で疲れを癒すこともできます。ボートで近くの島に行けば、サーフィンだけでなくダイビングやパラセーリングなどのアクティビティーも楽しむことができます。
海南島おすすめホテル
海南島には、高級リゾートホテルからリーズナブルなホテルまでさまざまなタイプのホテルが点在しています。旅行の目的や予算に合わせてホテルを選ぶことができます。ここでは海南島のおすすめホテルを、高級リゾートからリーズナブルなホテルまで目的別でご紹介します。
ビーチを満喫するなら「ザリッツカールトン三亜ヤーロンベイ」
ザリッツカールトン三亜ヤーロンベイなら亜龍湾が目の前にあるため、美しいビーチを満喫できます。朝食も付いているため朝から優雅に過ごすこともでき記念日や特別な旅行での利用もおすすめです。有名ホテルなので、初めての海外旅行でも安心して宿泊することができます。
リゾートもリーズナブルに楽しめる
「フォーポインツバイシェラトン海南三亜」ならオーシャンビューの部屋でも1泊1万円ほどで宿泊することができます。三亜湾までも徒歩4分で道路を渡るだけで行くことができます。三亜国際空港からも車で15分と移動も便利なロケーションをリーズナブルに楽しむことができます。
キッチン付きアパートメントなら1泊5000円で泊まれる
「ヤロンベイルージュトロピカルコケットアパートメント」ならキッチンがついているため自炊することも可能です。さらにプールやフィットネスセンターも付いているため、暮らすように滞在したい人にはとてもおすすめです。亜龍湾までは徒歩12分で行くことができます。
一人で行くならホステルがおすすめ
海南島はカップルや友達同士だけで行く場所ではありません。一人で行くなら世界中の人たちとも出会うことができるホステルの宿泊おすすめです。おすすめは「ユニバーストラベラーインターネーションユースホステル」で、1泊1000円以下でドミトリーに泊まれるうえ、大東海まで徒歩4分という立地です。

年末年始の旅行は海南島へ行こう!
海南島は1年のうち300日は晴れているという魅力的な島で、美しいビーチや熱帯雨林などの自然を楽しむことができます。サーフィンやゴルフなどのアクティビティは日本の冬に当たる時期がシーズンで、ダイビングやパラセーリングをすることもできます。ぜひ年末年始の旅行に海南島に訪れてみてください。
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