敦煌・莫高窟は中国の大石窟寺院!美しい仏像や石窟の見所&行き方まとめ!

中国・敦煌にある莫高窟は世界遺産に登録されており、世界的に有名な観光スポットとなっています。莫高窟の石窟内部には、およそ2400余りの仏像が納められており、中国の歴史を観光したい方におすすめの場所です。今回は莫高窟の行き方や見どころについてご紹介します。

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目次

  1. 莫高窟は中国が誇る世界遺産!
  2. 莫高窟とは?
  3. 莫高窟の行き方
  4. 莫高窟観光のベストシーズンは?
  5. 莫高窟の予約・チケット料金は?
  6. 中国と日本の仏像の違い
  7. 莫高窟の見どころ1:窟檐・石窟
  8. 莫高窟の見どころ2:仏教壁画・仏像
  9. 莫高窟の見どころ3:莫高窟・莫高窟陳列館
  10. 敦煌周辺の見どころ1:月牙泉(鳴沙山)
  11. 敦煌周辺の見どころ2:玉門関・陽関
  12. 敦煌周辺の見どころ3:西千仏洞
  13. 敦煌周辺の見どころ4:白馬塔
  14. 敦煌の観光名所を観光しよう

莫高窟は中国が誇る世界遺産!

莫高窟は中国が誇る世界文化遺産の1つとして観光客に人気のスポットです。世界文化遺産に登録されるためには6つある登録基準のうち、最低でも1つの基準を満たさなければなりません。そして、莫高窟は全ての世界遺産登録基準を満たしたキング・オブ・世界遺産となっています。今回はその世界遺産・莫高窟の見どころについて詳しくご紹介します。

莫高窟とは?

莫高窟(ばっこうくつ)は中国・敦煌(とんこう)市にある仏教遺跡です。莫高窟内部には石窟や仏像があり、敦煌文書という歴史的に重要な資料が発見されたことでも有名です。莫高窟にはおよそ600の石窟があるといわれ、石窟の内部には2400余りの仏像が現在も安置されています。

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莫高窟の行き方

莫高窟の行き方は、安全性を考えるならツアーに参加するのがおすすめです。莫高窟周辺はゴビ砂漠のため、行き方を間違えると最悪の場合、砂漠で遭難する危険性も考えられます。ツアーに参加すればバスで莫高窟まで連れて行ってもらい、ガイドの指示に従いながら観光できるので、個人の行き方よりも安全です。

莫高窟に個人で向かう場合の行き方は、安全性の高さを選ぶならタクシーでの行き方になります。タクシーは敦煌市内で乗ることができます。タクシーでの行き方では50元(約700円)の運賃が必要です。敦煌市内のバスでの行き方は、敦煌賓館裏から莫高窟に向かうバスが出ており、運賃は3元(約50円)となります。

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莫高窟観光のベストシーズンは?

莫高窟のある敦煌はゴビ砂漠に位置しており、年間を通して非常に降水量が少ない砂漠地域です。日本・東京では12月が最も降水量が少ないといわれますが、ゴビ砂漠の年間降水量は、東京の12月の降水量にも及ばないほど雨量が少ないといわれるほど、乾燥した地域となっています。

敦煌の気候は日本と同じで、夏場の平均気温は33度前後、冬場の平均気温はマイナス1度前後となっています。ただし日本よりも気温の変動が激しく、夏は40度を超え、冬は寒くなるとマイナス10度を下回る場合もあります。1日の間でも寒暖差があり、昼は温かくても、夜は15~25度ほど気温が下がることもあります。

一般的に砂漠地域の観光ベストシーズンは夏は暑く、冬は寒いため、春か秋がベストシーズンとなります。ただし、敦煌のあるゴビ砂漠は春は砂嵐が吹き荒れるため、莫高窟の観光には不向きです。そのため、莫高窟の観光ベストシーズンは9~10月の時期がベストシーズンとなっています。

莫高窟の予約・チケット料金は?

莫高窟の観光については、予約しなくても観光ができます。莫高窟の入口でチケット料金を払えば、そのまま莫高窟へ入ることができます。莫高窟のチケット料金はガイド料込みで、1枚220元(3,500円)になります。莫高窟は中国の世界遺産に登録されているため、一般の観光名所よりもチケット代が高くなっています。

中国と日本の仏像の違い

日本の仏像は質素な造りをしていますが、中国やタイ、インドやネパールなどの仏像は、金箔やダイヤで装飾された豪華な仏像になっています。元々仏教では悟りを開いた者は全身が光り輝くと考えられていたため、日本以外のアジアの仏像は装飾され、豪華な造りになったといわれます。

日本の仏像も元は豪華な造りだったのですが、現在残っている日本の仏像は背後に光の輪や炎の彫刻が飾られたものとなっています。また、仏像が置かれる仏間も日本は質素ですが、中国の寺院の仏間は極彩色の空間となっており、日本の仏間とは大きく異なっています。

仏教では極楽浄土の世界は色鮮やかな極彩色の世界と考えられているため、中国の仏間の内観は、極楽浄土の世界をそのまま表して装飾されています。そのため、莫高窟の内部も色鮮やかに装飾されており、日本の仏像とは異なった仏間や仏像の姿を見学することができます。

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莫高窟の見どころ1:窟檐・石窟

__tien.__さんの投稿
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窟檐(くつえん)は莫高窟の石窟の入口に設置された木造の装飾物です。第96窟の石窟は巨大なため、莫高窟のシンボルとして観光客に人気の観光スポットです。莫高窟の石窟で世界遺産に登録されているのは、合計492の石窟です。古くは五胡十六国時代のものから元の時代までの石窟が残っています。

lovejackie888さんの投稿
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莫高窟の石窟は366年に開窟したと考えられていますが、開窟当時の石窟は残っておらず、現存するのは五胡十六国時代からの石窟となっています。また、自由見学できるのは一部の石窟のみで、一般公開されていない石窟はガイド付きのツアーに参加すると見学できる場合があります。

莫高窟の見どころ2:仏教壁画・仏像

letitia_wbさんの投稿
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莫高窟の仏教壁画は、莫高窟の壁面や天井を漆喰で固め、顔料で仏画をそのまま描くフレスコ技法で描かれています。莫高窟の仏教壁画の総面積は45,000平方mまで広がり、仏教壁画にはブッダの伝説や極楽往生について、仏教に欠かせない菩薩や如来の姿が描かれています。

莫高窟には2,000を超える仏像が収められています。初期の仏像の特徴は遊牧民風の顔付きや衣装を身にまとい、独特な脚の組み方をしています。時代が新しくなっていくにつれて、仏像の表情が穏やかなものになり、日本で見られるような落ち着いた仏像の姿になります。

莫高窟の見どころ3:莫高窟・莫高窟陳列館

ccbblinさんの投稿
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莫高窟に残されている敦煌文書は、1900年に莫高窟の第16窟、第17窟から発見されました。莫高窟の第16窟、第17窟からはおよそ45,000点の経典や写本、仏画などが発見され、それらはまとめて敦煌文書と命名されました。敦煌文書はかつて「敦煌学」という学問が成立するきっかけとなった歴史的に重要な資料とされています。

ameliaing_nさんの投稿
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莫高窟陳列館には莫高窟の調査で発見されたいくつかの出土品が陳列され、消失した石窟の復元モデルが見学できます。莫高窟内部に現存している本物の石窟は撮影禁止のため、莫高窟を訪れた記念写真を撮影したい方は、莫高窟陳列館で記念撮影を行うようにしてください。

敦煌周辺の見どころ1:月牙泉(鳴沙山)

莫高窟のある敦煌周辺には、莫高窟以外にもいくつか観光におすすめのスポットがあります。月牙泉(げつがせん)は鳴沙山の山中にある泉で、仏教寺院が隣接しています。月牙泉の周辺にはデューンと呼ばれる巨大な砂丘があり、デューン周辺では砂滑りの遊びや、ラクダに乗るキャラバンの体験ができます。

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敦煌周辺の見どころ2:玉門関・陽関

tomooon29さんの投稿
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玉門関は敦煌の北西約85kmにある陽関から北に約50kmの位置まで伸びる関所です。漢の武帝が創建し、数万の兵を関所に配備して中国の国境を防衛させていました。玉門関はシルクロードの始点として世界遺産にも登録されている観光名所となっています。玉門関の近くには漢時代に造られた長城や河倉城があります。

kei716さんの投稿
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陽関は敦煌から西に約70km離れた場所にある関所です。漢の武帝が玉門関と共に建設しました。陽関と玉門関との間には5kmごとに烽火台を設置していたといわれています。現在残っているのは烽火台のみとなっていますが、陽関の跡地には陽関博物館が作られています。

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敦煌周辺の見どころ3:西千仏洞

xihuan_chinaさんの投稿
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西千仏洞は中国三大石窟の1つで、莫高窟の西側にあります。西千仏洞の洞内には北魏時代や唐時代に描かれたとされる壁画が残されており、歴史的に重要な壁画となっています。西千仏洞の見どころは第6窟で、釈迦の前世の物語が壁画として残されています。西千仏洞の西方には臥佛山という岩山があり、そちらも観光名所として知られています。

敦煌周辺の見どころ4:白馬塔

白馬塔は敦煌中心から2kmほど離れた七里鎮白馬塔村にある観光名所です。白馬塔は中国に存在した都市・亀茲(きじ)の高僧が敦煌へ仏教を布教するために訪れた際に、僧侶が乗っていた白馬が死んでしまったため、弔いのために建設されたものです。白馬塔の荘厳な造りからは、敦煌へ訪れた高僧の位の高さがうかがえます。

白馬塔は現在中国・甘粛省の重点文物保護単位に指定されており、周辺は自然に包まれており、撮影スポットとしても人気です。白馬塔周辺は旧敦煌城遺跡エリアとなっており、近くには敦煌城の壁の一部が残っているので、敦煌の歴史スポットを観光したい方におすすめの観光名所です。

敦煌の観光名所を観光しよう

敦煌・莫高窟の行き方や見どころについてご紹介しました。莫高窟周辺にある鳴沙山は「西遊記」で有名な三蔵法師が休んだ場所ともいわれ、昔から仏教と根深く関わっています。莫高窟を観光する際は、砂漠の神秘的な景色と中国仏教のルーツが点在する敦煌周辺の名所も観光してみてください。