岡山の「もんげーバナナ」は国産で高級品！直売所で購入できる？

日本国内で販売されているバナナのほとんどが外国産というなかで、国産バナナとして人気を博している「もんげーバナナ」をご存知でしょうか。もんげーバナナは岡山の超高級バナナで、週に10本ほどしか流通しない超レアものです。その岡山県産もんげーバナナは、「D&Tファーム」というところが生産しています。

岡山県で生まれ岡山県で育つ、無農薬栽培というこだわりを持っているバナナです。遺伝子組み換えなども一切ない安心安全素材です。「凍結解凍覚醒法」という特殊栽培を行っているため、寒い時期もある日本国内でバナナ栽培が可能となったのです。農薬や洗浄剤、殺菌剤なども一切使用していません。

では、そんなレアなもんげーバナナを栽培する「D&Tファーム」とはいったいどんなところなのでしょうか。D&Tファームは、耐寒性植物で日本の農業をもっと効果的に活性化させたいと願う農業法人です。田中節三氏が作った耐寒性作物の支援や販売、拡散などを行っています。

後述する「凍結解凍覚醒法」という画期的な栽培技術で特許取得も成し遂げています。そして、NHKをはじめ、日本テレビやTBSなど全国テレビやローカルテレビでも多く取り扱われています。食の安全が問われる現代、D&Tファームでは日本の食の改革を目指すべく、また日本の農業を活発化させるべく日々成長をしていっています。

岡山産のもんげーバナナはグロスミッシェル種に属し、かなり強くて美味しそうな香りが特徴です。そして口に含むと、高い糖度とねっとり食感を感じることができます。最高の美味しさで食べられる「食べごろ」は、バナナの皮に現れる茶褐色のボチボチ（シュガースポット）が出始めたときです。

皮を剥いたときにふわっとただよう南国の甘い香りも特徴のうちのひとつ。それらを感じたときに、一般的なバナナとは一線を画すると悟るわけです。とにかく甘くて濃厚な、今まで食したことのないようなバナナです。バナナが好き、南国フルーツが好き、絶品フルーツが食べたいという方には、ぜひおすすめしたい果物です。

この岡山の甘い甘いもんげーバナナは、実は皮まで食べられるという驚きのバナナです。一般的なバナナの皮は、剥くとそれなりの厚みがありますが、この岡山のもんげーバナナの皮は、剥く際にその薄さに気づきます。普通はある渋味なども全くなく、とても甘くて美味しいのです。

バナナの皮には精神安定および睡眠作用があるトリプトファンや、ビタミンB6、マグネシウムが豊富に含まれています。しかし、日本で販売されているほとんどのバナナには農薬が使用されているので、なかなかバナナの皮を食べることはおすすめできません。しかし、もんげーバナナの皮は、食べやすく美味しく薄いという特徴があります。

皮も身も同時に食べて、一気に栄養補給をすることができます。また、完熟バナナの皮には、前立腺肥大を抑える効果もあると研究結果では出ているそうです。無農薬栽培のため、安心して皮ごと美味しく食べられます。もんげーバナナは、輪切りにして皮ごと食べるのがおすすめです。ぜひお試しください。

「HikakinTV」で人気を博しているYouTuberの「ヒカキン」氏が、自身のチャンネルでもんげーバナナを10本も取り寄せて食べてみるという動画が投稿されています。皮ごと食べられる岡山の伝説バナナということで、大興奮の様子でした。丸ごと一気にバナナにかぶりついていたヒカキン氏ですが、感想をこう語っています。

一般的なバナナを皮ごとかじってみて、その渋さに幻滅していた彼ですが、もんげーバナナを皮ごとがっつりかじってみると、かじった箇所のみずみずしさが蜜のような見た目で感動していました。また、皮が薄いため、かじっても気になることなく食べられるとのことでした。皮だけで食べると、レタスっぽくそれ自体に味は特になくサクサクとした歯ごたえと言っています。

さらに、中身だけで食べた彼は、とにかくねっとりしていて甘味がたっぷり詰まっており、香り豊かとの感想でした。一般的なバナナが固いと言うのであれば、もんげーバナナは非常に柔らかさが印象的だそうです。やさしくデリケートな味が気に入ったようです。おすすめは、皮だけで食べるよりもやはり一緒に食べた方がより美味しく感じるとのことです。

バナナは一般的に、大変栄養価の高い果物として知られています。女性には特に嬉しい美容に効果のあるビタミンB群が豊富に含まれているほか、抗酸化作用が期待できるポリフェノールもあります。また、マグネシウムや葉酸、カリウムなども含まれています。そしてもんげーバナナは、有機性亜鉛が通常の10倍もあるという解析が出ています。

一般的にバナナを栽培するには、温暖な地域である必要があります。また、バナナが生長できる環境として、常に最低50％の湿度、摂氏26度から30度の気温があることも理想的です。そういった環境が常にあって、栽培設備が整っていれば、バナナを育ててみるのもおすすめです。しかし、四季のはっきりしている日本ではかなり難しい条件です。

なぜなら、夜間の気温が摂氏20度を下回ってしまうと、発育不良となってしまうからです。しかし、もんげーバナナを栽培するD&Tファームは、日本でバナナを栽培することに成功しています。それは、「凍結解凍覚醒法」というものを開発したからです。これは、ある意味植物栽培の革命とも言えます。

D&Tファームでは、植物の細胞や種子に独自の凍結工程および解凍工程で氷河期を体感させるという研究がなされ、その実験に成功しました。そのため、南国でしか育たないバナナでも、順応性の錯覚を利用して、日本でも栽培できるようにしました。生長地域が限定されている植物が、凍結解凍覚醒法の発明により栽培可能地域を広げることができたのです。

もんげーバナナの「もんげー」とは、岡山弁で「すごい」を意味するそうです。つまり、もんげーバナナは、「すごいバナナ」なのです。確かに、その栽培行程や美味しさは「すごい」としか言いようがありません。南国ではなく、比較的涼しい時期もある日本で栽培されるバナナは、バナナを狙う天敵が存在しないそうです。

よって、無農薬でのバナナ栽培が可能となっているのです。一般的なバナナの糖度は約18.3ありますが、一方もんげーバナナの糖度は24.8もあります。これもまさに「すごい」としか言いようがありません。そして、気になるもんげーバナナのお値段ですが、1本648円です。バナナ1本にしては非常に高いですが、「すごい」もんげーバナナですので、それだけの価値は十分にあります。

岡山のもんげーバナナは、スーパーでもネットでも購入することができません。購入可能な場所は実は、岡山にある百貨店「天満屋岡山店」の青果コーナーが直売所です。つまり、もんげーバナナは、岡山県内のその直売所でしか出回っていないことになります。直売所の近隣を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてください。

天満屋岡山店の直売所でも売り出しが始まると、完売になることが多いようです。さらに、次回の直売所への入荷も未定という表示があることも。直売所である天満屋岡山店は、岡山駅からとても近い場所に位置します。路面電車やバスを利用して、下車後は徒歩5分から10分程度のところに直売所はあります。

天満屋岡山店の直売所でのみ販売がされている岡山のもんげーバナナですが、実はもうひとつ食べることができる場所が存在します。それは、東京銀座の「資生堂パーラー」です。数量限定ではあるものの、サンドイッチのなかに岡山のもんげーバナナが入ったメニューです。

東京にいながら、美味しい岡山県のもんげーバナナをサンドイッチとして食べられるのは嬉しい限りです。銀座周辺を訪れた際は、ぜひこのおすすめメニューをご堪能ください。上品な気分で、甘くて濃厚な安心安全もんげーバナナを食べることができます。1890円で少々値は張るものの、かのもんげーバナナということで頂く価値は十分にあります。

日本が誇るもんげーバナナは、革命的な栽培技術による安心安全な国産バナナです。今はまだ直売所か東京の一部でしか味わえませんが、いずれ日本全国に出回る日が来ることを望みます。美味しくて濃厚な皮まで食べられるもんげーバナナは、バナナ大好きなみなさんにもぜひおすすめしたい果物です。