光化門広場で韓国の歴史に触れる!有名な銅像やイベントなど見どころ紹介!

韓国ソウルにある光化門広場は、歴史を感じるスポットとして韓国の有名な観光地の1つです。景福宮の正門・光化門の前にある広場で、多彩なイベントが多く行われています。ここでは光化門について、行き方やその歴史、見どころ、イベントなどについて詳しく紹介しましょう。

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目次

  1. 1光化門広場の見どころをご紹介!
  2. 2光化門広場とは?
  3. 3光化門広場で歴史を感じよう!
  4. 4光化門広場の見どころ1:光化門
  5. 5光化門広場の見どころ2:李舜臣将軍銅像
  6. 6光化門広場の見どころ3:忠武公物語
  7. 7光化門広場の見どころ4:世宗大王銅像
  8. 8光化門広場の見どころ5:世宗物語
  9. 9光化門広場の見どころ6:噴水12・23
  10. 10光化門広場の見どころ7:ヘチ広場(ヘチマダン)
  11. 11光化門広場の見どころ8:歴史水路
  12. 12光化門広場の見どころ9:景福宮
  13. 13光化門広場の見どころ10:世宗文化会館
  14. 14光化門広場のイベントをご紹介
  15. 15光化門広場への行き方は?
  16. 16韓国を訪れたら光化門広場の観光に行こう!

光化門広場の見どころをご紹介!

韓国ソウルにある景福宮の正門・光化門の前にある光化門広場はソウルを代表する観光スポットです。景福宮を十ずれた際には、ぜひ光化門広場の観光も楽しんでください。広場には韓国の英雄の銅像や資料館がある他、多彩なイベントが開催されています。ここでは光化門広場の魅力を紹介しましょう。

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光化門広場とは?

光化門(クァンファムン)は韓国ソウルにある景福宮(キョンボックン)の南門であり、かつ正門です。ここから市庁(シチョン)方面へ続くソウルの心臓部ともいえる大通り・世宗路に2009年、光化門広場(クァンファムンクァンジャン)が作られました。幅34m・長さ557mあり、市民の広場としてイベントも多く開催されています。

光化門広場は水の広場とも呼ばれ、約200個の噴水と100個あまりの床噴水が作られています。暑い日にはここで遊ぶ家族連れの姿も多く見られ、ソウル市民の憩いの場になっています。また周辺には李舜臣(イ・スンシン)将軍や世宗(セジョン)大王の銅像や歴史館などが作られ、歴史スポットとしてソウルを訪れる観光客にも人気があります。

光化門広場で歴史を感じよう!

朝鮮時代の正宮・景福宮の正門である光化門は、かつては朝鮮時代の王室と国家の権威を象徴していたと言われています。そして光化門の前に広がる大通り・世宗路は、朝鮮時代には六曹通りと呼ばれていました。首都「漢陽」の中心道路して行政機関が置かれ、王や商人、そして庶民たちが行き交い、たいへんな賑わいを見せていたと言われています。

以前、世宗路には16車線もの道路が走っていました。そのうちの中央の6車線を廃止して、1年3ヶ月の工事期間を経て2009年に光化門広場が完成しました。数百年の歴史を経て再建された光化門広場は、現在も韓国ソウルのシンボル的存在で、多くの市民が集まる場となっています。また韓国の歴史を感じられる、人気観光地でもあります。

光化門広場の見どころ1:光化門

光化門は景福宮の正門として1395年に作られたものです。国王が出入りする門で、他の門に比べて格式も規模も高く、華麗に作られていました。建設された当初は「四正門(サジョンムン)」と名付けられましたが、のちに1425年に景福宮を修理する際に「光化門」と名前が変わりました。1592年の文禄の役で、景福宮とともに焼失していまいます。

1864年に景福宮とともに再建されましたが、日韓併合後の1927年に移転させられ、1950年の朝鮮戦争の際に再び焼失してしまいます。1968年になって、もとの場所より15m後方に鉄筋コンクリートで再建されました。その後、元の姿に復元しようという動きが高まり、4年近い工事を経て2010年にようやく復元されました。

光化門広場の見どころ2:李舜臣将軍銅像

李舜臣(イ・スンシン)将軍は、豊臣秀吉の2度にわたる朝鮮出兵(文禄・慶長の役)の際に、司令官として活躍した人物です。水軍を率いて奮戦し、後に日本からの侵略を防いだ人物として韓国の英雄として称えられました。舜臣将軍は慶長の役の際に亡くなりますが、その最期については詳しいことは分かっていません。

李舜臣将軍の銅像は、光化門のシンボルとして1968年の光化門再建時に建てられたものです。銅像の高さは約6.5m、台座を含めると約18.5mの威風堂々とした姿を見せています。銅像は2011年に劣化のため、大々的に修理されました。銅像の右手に持っている刀が日本刀に似ていることから、物議をかもし出したこともあります。

光化門広場の見どころ3:忠武公物語

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忠武公物語は李舜臣生誕465年を記念して2010年4月にオープンした資料館です。行き方は簡単で、光化門広場や世宗文化会館の地下にあります。ここには李舜臣将軍の生涯やその功績、文禄・慶長の役について詳しく紹介されています。ゲーム形式で気軽に体験できるコーナーもあり、楽しく学ぶことができます。

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館内でひときわ目立つのが文禄・慶長の役の際に使われた亀甲船の縮尺模型です。実際の突撃船を55%縮尺し忠実に再現したもので、船内に入って見学することもできます。内部には人形が置かれ、当時の戦いの様子を知ることができます。その他、4D映像館では戦場のフィルムを見ることができ、臨場感を味わうことができます。

光化門広場の見どころ4:世宗大王銅像

李舜臣将軍の銅像の後方約200mの位置に世宗大王銅像があります。世宗大王(テワンセジョン)は朝鮮王朝の第4代王で、ハングル文字の創設者として知られています。韓国で最も尊敬する人物の1人して人気があり、現在は韓国1万ウォン札にも描かれています。また日時計や水時計、測雨計、天体観測器などを作り出した人物でもあります。

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世宗大王銅像は2009年のハングルの日(10月9日)に合せて建てられました。銅像は高さ6.2m・幅4.3m・重量20トンという大きなもので、高さ4mの基壇の上に建てられています。銅像の前には世宗大王にゆかりのあるものが置かれ、銅像の周りにはハングル文字も刻まれています。世宗大王銅像は李舜臣将軍銅像とともに、光化門広場のシンボルです。

光化門広場の見どころ5:世宗物語

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世宗物語は、世宗大王の功績やハングルなどについて詳しく紹介している資料館です。世宗物語への行き方は3つあり、世宗大王銅像後方にある地下階段からの行き方と、世宗文化会館側やKT(韓国通信)側の地下歩道からの行き方があります。館内には世宗大王の生涯を映像等で紹介したコーナーや、世宗大王の発明品などが展示されています。

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世宗大王の功績といえばハングル文字が有名ですが、そのハングル文字についての詳しい展示も見ることができます。ハングルの仕組みや世宗が作ったハングルの解説本「訓民正音」や「東国正韻」などの興味深い展示もあります。ギフトショップには、ハングル入り小物や世宗大王グッズがたくさん売られていて、お土産にもおすすめです。

光化門広場の見どころ6:噴水12・23

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光化門広場の噴水12・23は韓国の英雄・李舜臣将軍銅像と世宗大王銅像の周囲に作られています。韓国・ソウルのランドマークとして有名な場所で、「12・23」とは李舜臣将軍が豊臣秀吉軍に対し勝利を収めた鳴梁海戦にちなんでいます。日本水軍を撃破した朝鮮水軍船舶12隻と、23戦23勝という李舜臣将軍の不敗神話に基づいているそうです。

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この広場には最高18mの高さにまで吹き上がある約200個の噴水が設置されています。また床噴水が100個あまり設置されていて、韓国の英雄・李舜臣将軍の激しい戦いの様子を表現しています。夏の風物詩として、ここで水遊びをする子供たちの姿も多く見られます。夜にはライトアップされ、昼間とは異なった幻想的な光景が楽しめます。

光化門広場の見どころ7:ヘチ広場(ヘチマダン)

ヘチ広場(ヘチマダン)光化門広場の地下に位置する多目的空間です。行き方は簡単で、地下鉄5号線光化門駅の改札口に直結しています。「ヘチ」とは韓国ソウル市のシンボルにもなっている空想上の動物で、日本の狛犬にも似た姿をしています。韓国では災いを防ぐとされている神聖な動物で、そのヘチにちなんで名付けられた地下広場です。

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ヘチ広場は多目的広場として利用されていて、ソウルの水道水「アリス」を飲める水飲み場や授乳室、トイレなどがあります。また光化門広場が作られた際に発掘された、朝鮮時代の六曹通り(今の世宗路)の地盤の一部も展示されていて、穴場の観光スポットになっています。光化門広場を訪れた際には、休憩スポットとしてもおすすめです。

光化門広場の見どころ8:歴史水路

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歴史水路は光化門広場を挟んで、左右両側に作られている水路です。長さ365m、幅1m、水深2cmあり、地下鉄景福宮駅と光化門駅から湧き出る地下水を清渓川まで運んでいます。東側の水路の中には617個の石板が敷かれています。石板には1392年の朝鮮建国から現在までの歴史が1枚に1年ずつ刻まれています。

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西側の水路の石版にはまだ何も刻まれておらず、韓国の今後の歩みが刻まれていくことになっています。周囲には草花が植えられ、夏には涼しげな雰囲気がただようスポットです。韓国の歴史を学びながら、ゆっくり散策をするのもおすすめです。光化門広場を訪れたら、ぜひ行ってみてください。

光化門広場の見どころ9:景福宮

景福宮は光化門広場のメインとなる観光スポットです。朝鮮時代の王宮で、政治の場であり王の生活の場でもありました。その後も韓国には多くの王宮が建てられていますが、景福宮ほど立派なものはなく、韓国を代表する古宮の1つに数えられています。韓国ドラマや映画のロケ地としても有名で、連日多くの観光客が訪れます。

興礼門から入ると案内所があります。ここから日本語の無料ガイドツアーがあるので、興味のある人は参加するといいでしょう。また日本語の音声ガイドやパンフレットも用意されているので、韓国語が分からなくても安心して観光することができます。また、韓国の伝統衣装を着て入ると、入場料が無料になります。

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景福宮は1990年から復元が始まった朝鮮王朝時代の宮殿です。王の住まいの気品が現代によみがえ...

光化門広場の見どころ10:世宗文化会館

世宗(セジョン)文化会館は、光化門広場にある韓国を代表するホールです。1978年にオープンして以来、世界的に有名なアーティストの公演や展示が開催されています。最新の設備が備えられていて、特に大劇場には韓国初となる字幕用のLCDモニターがあり、公演の字幕と動画サービスを行っています。

館内にはアートギャラリーや庭園もあり、公演以外でも楽しめます。イベントも多く開催されているので、ソウルを訪れたらぜひイベントをチェックしてください。また傘下には舞踊・ミュージカル・演劇・オペラなど9つの芸術団があり、定期的に質の高い公演を行っています。地下食堂街もあり、グルメも楽しむことができます。

光化門広場のイベントをご紹介

光化門広場では年間を通じて多彩なイベントが行われています。いつも何かのイベントが行われていて、韓国の文化やアートなどを楽しむことができます。冬にはスケートリンクが設置され、夜間にはライトアップされ華やかな雰囲気に包まれることもあります。光化門広場を訪れた際にイベントが行われていたら、地元の人と一緒に楽しみましょう。

王宮守門将交代儀式

王宮守門将交代儀式は、朝鮮王朝時代の王宮で門の警備などを行っていた守門軍(スムングン)の交代儀式を忠実に再現したものです。徳寿宮と光化門広場で行われていて、光化門広場では火曜日を除く毎日11:00/13:00の2回、光化門の守衛の交代式が行われています。1996年から行われている儀式で、華やかで格調ある儀式が楽しめます。

2010年からは徳寿宮での交代式終了後に、部隊がソウル都心を練り歩く巡察パレードが行われています。こちらは月曜日を除く毎日行われており、ルートは、11:25~11:40に徳寿宮を出発し、ソウル広場、太平路、光化門広場と巡り徳寿宮へ戻ります。徳寿宮の大漢門前では、韓国の伝統衣装を着て写真が撮れるコーナーも作られます。

景福宮のライトアップ

景福宮では、毎年季節ごとに夜間ライトアップが行われます。昼間とは一味違う幻想的な古宮の光景を楽しめるとあって、地元の人や観光客で賑わいを見せます。文化財保護の目的で、入場は1日4500人に限定されています。外国人観光客は当日券を購入することができます。チケット販売所で、先着500名分が販売されます。

燃灯会(燃灯祭り)

燃灯会(燃灯祭りは、ソウルを代表する伝統祭りで毎年旧暦4月8日の釈迦誕生日に合せて開催されます。光化門広場では奉祝点灯式が行われます。ソウル市内のあちらこちらで、さまざまな公演や行事が行われ、韓国の文化を知るよい機会となります。華やかな燃灯行列は圧巻です。機会があったらぜひ見学してみてください。

光化門広場への行き方は?

ここでは光化門広場への行き方を紹介しましょう。光化門広場は地下鉄に直結しているので、行き方はとても簡単です。地下鉄5号線光化門(クァンファムン)駅の5番出口を出るとすぐです。ホームや改札口付近に案内板があるので、行き方が分からなくなっても安心です。世宗大王銅像は光化門広場の中心に位置するので、行き方も難しくありません。

韓国を訪れたら光化門広場の観光に行こう!

光化門広場は地下鉄に直結しているため、行き方も簡単でソウルのおすすめ観光スポットの1つです。駅からは標識も多く、行き方に迷うことはありません。イベントも多く開催されているので、いつ訪れてもさまざまなイベントを楽しめるでしょう。また、景福宮のライトアップや王宮守門将交代儀式、季節のイベントもぜひ楽しんでください。

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この記事のライター
Momoko

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