媽閣廟はマカオのパワースポットで世界遺産!観光の見どころやアクセスは?

パワースポットと言われるマカオの「媽閣廟」は世界遺産にもなっている中国式の寺院です。連日多くの人が、風水上優れた位置にあるというこの寺院に参拝に訪れ、思い思いに祈りを捧げています。今回は「媽閣廟」へのアクセスや見どころ、周辺情報をお届けします。

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目次

  1. 1媽閣廟はマカオの世界遺産
  2. 2媽閣廟はマカオ最古の寺院
  3. 3媽閣廟はマカオのルーツ
  4. 4マカオの媽閣廟へのアクセス
  5. 5マカオの媽閣廟はパワ―スポット
  6. 6マカオの媽閣廟のご利益は?
  7. 7マカオの媽閣廟は恋愛にもご利益あり
  8. 8マカオの媽閣廟の見どころ1:ジャンク船
  9. 9マカオの媽閣廟の見どころ2:お堂
  10. 10マカオの媽閣廟の見どころ3:線香
  11. 11マカオの媽閣廟の見どころ4:爆竹
  12. 12マカオの媽閣廟の見どころ5:山上
  13. 13マカオの媽閣廟の見どころ6:夕暮れの媽閣廟
  14. 14マカオの媽閣廟の前の広場も世界遺産
  15. 15媽閣廟と一緒に観光したい周辺の見どころ1:海事博物館
  16. 16媽閣廟と一緒に観光したい周辺の見どころ2:鄭家屋敷(鄭家大屋)
  17. 17媽閣廟と一緒に観光したい周辺の見どころ3:リウラ広場
  18. 18媽閣廟と一緒に観光したい周辺の見どころ4:ペンニャ教会
  19. 19マカオの世界遺産「媽閣廟」でパワーチャージ

媽閣廟はマカオの世界遺産

「媽閣廟」はマカオ最古の中国式寺院です。世界遺産にも登録されていて、観光客がやって来る観光スポットでもあり、地元の人々が祈りを捧げに来る信仰の場でもあります。「媽閣廟」は、マカオにある他の多くの世界遺産と違った雰囲気を醸し出しています。パワースポット「媽閣廟」へのアクセスや見どころ、周辺情報などをご紹介します。

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媽閣廟はマカオ最古の寺院

マカオの「媽閣廟」はポルトガル人が入植し、マカオの町が形成される以前から存在していた寺院です。「媽閣廟」は「マーコッミュー」と読み、英語では「A-Ma Temple」と呼ばれています。

英語名は「媽閣廟」の別名「阿媽閣」からきています。創建は明朝(1368年から1644年)のはじめと言われていますので、650年近い歴史があります。

マカオの「媽閣廟」を建てたのは、中国の福建省からやってきた漁民と伝えられています。「媽閣廟」は正門、中国式の鳥居、4つのお堂などから構成されていて、祀られているのは中国南部で航海の女神として信仰されている「阿媽(あま)」です。難破しそうになった船をこの女神が無事に導いてくれたことを感謝するために建てたと言われています。

媽閣廟はマカオのルーツ

「媽閣廟」は「マカオ」という地名の由来になったと言われています。ポルトガル人がはじめてマカオに上陸したのが「媽閣廟」の近くの岸辺で、彼らが現地人に「ここはどこか?」とたずねたところ「媽閣(マーコッ)」と答えたとのこと。「媽閣廟」はマカオのルーツとも呼ぶべき大切な場所なのです。

マカオの媽閣廟へのアクセス

「媽閣廟」はマカオ半島の南端にあり、大通りの「河邊新街」をまっすぐ南下して行けば容易にアクセスできます。「媽閣廟」はまた、「マカオ歴史地区」の一角に位置しています。

「マカオ歴史地区」には全部で22の建造物と8つの広場が世界遺産になっていて、狭いエリアに集中しているため、ほとんどの場所を徒歩で回ることができます。

ですから「媽閣廟」へは、マカオを訪れるほとんどの観光客が行く歴史地区の中心「セナド広場」からも徒歩でアクセスできないことはないのですが、疲れている時や暑い時は少し距離があるのでしんどく感じられます。

「媽閣廟」へはマカオ市内の各地からバス便でのアクセスも便利なのでここでは、アクセス方法をご紹介します。

バスでマカオの「媽閣廟」にアクセスする場合、最寄りのバス停は「Barra Square(Rua de Barra)」です。

新馬路からは5、7、10、10A、11、21Aのバス、水坑尾街からなら2、9、18のバスで20分から30分の距離です。その他1、6B、11,26、28B、55、MT4、N3など、多くのバスが通っています。

行先が不安な場合は臆せず運転手や他の乗客に尋ねましょう。観光客に慣れているマカオの人たちは親切に教えてくれるはずです。ちなみに「媽閣廟」の開園時間は7:00から18:00までで年中無休、入場無料です。

マカオの媽閣廟はパワ―スポット

マカオの「媽閣廟」はマカオ半島の南端にある媽閣山の麓に、海に向かって建っています。後ろに山、前に海というこの場所は風水上とても優れた位置にあり、パワースポットといわれています。

実際に訪れてみると、人々が祈りを捧げる堂の雰囲気はもちろん、廟の高い位置には緑があふれ海からの風が吹き渡って気の流れを感じられます。

マカオの「媽閣廟」は中国式の寺院ですが、ある1つの宗教の寺というわけではなく、儒教、道教、仏教その他複数の民間信仰の集合体なので、パワーも幾数倍にも感じられます。本堂の左の階段を上ると「名厳」と彫られた巨大な岩がありますが、ここは特に強いパワースポットと言われている見どころですので、忘れずに立ち寄ってください。

マカオの媽閣廟のご利益は?

パワースポットと言われるマカオの「媽閣廟」ですが、一体どのようなご利益を期待して人々は集まるのでしょうか。「媽閣廟」に祀られている「媽祖(阿媽)」は海の安全を守る女神なので、そのことから旅行の安全、自然災害からの安全にご利益があると言われています。また、無病息災や厄払いにも益があるとされています。

マカオの媽閣廟は恋愛にもご利益あり

マカオの「媽閣廟」の廟内にはまた、恋愛のご利益が期待できそうなスポットもあります。「百年夫婦樹」と名付けられた木がそれで、2本の木が絡まって伸びています。

この木の近くの販売所で「許願球」というものがが売られています(日本円で650円ほど)。この「許願球」の下の札に願い事を書いて絵馬のように吊るすのです。

マカオの「媽閣廟」の「許願球」に願い事を書くと、夫婦やカップルがいつまでも円満でいられるそうです。赤い「許願球」はとても可愛らしく、それがたくさん並んでいる様子は華やかで格好の写真スポットになっています。カップルで「媽閣廟」を訪ねたら、是非願い事を書いて吊るしてきましょう。

マカオの媽閣廟の見どころ1:ジャンク船

さほど広大な寺院ではありませんが、世界遺産であるマカオの「媽閣廟」には見逃せない見どころがいくつかありますのでご紹介します。

「媽閣廟」の入口を入るとすぐのところに、大きな岩があり、そこに鮮やかな色彩でジャンク船の絵が描かれています。ジャンク船とは中国の木造帆船で、19世紀に蒸気船がメジャーになるまで活躍していた船です。

マカオの「媽閣廟」入口の岩に描かれたジャンク船は、「阿媽」の導きによって難破を逃れ、マカオの地に無事にたどり着けたという「媽閣廟」創建時の逸話をモチーフにしたものです。ただの船の絵ではありませんので、この寺院の歴史に思いをはせながら観光して欲しいと思います。香港の銅鑼湾にもジャンク船を再現した船が走っています。

マカオの媽閣廟の見どころ2:お堂

「媽閣廟」は世界遺産であり、マカオ指折りの観光スポットということもあり、1日を通して多くの観光客でにぎわっています。特に多いのが中国からの観光客で、それもそのはず、対岸は中国の珠洲市で彼らは船に乗ってやってくるのです。ですから、さして大きくはない「媽閣廟」の4つあるお堂ではなかなかゆっくりと参拝する余裕がありません。

パワースポットと言われるマカオの「媽閣廟」には4つのお堂がありますが、そのうち3つに海の女神「阿媽」が祀られています。お堂の中には黄衣をまとった阿媽像も見られますので、人ごみに負けずじっくりとお参りしてきてください。

「媽閣廟」は丘の斜面に広がっていてお堂もそれぞれ高さが違う場所に建っています。1番上のお堂は観音廟です。

マカオの媽閣廟の見どころ3:線香

マカオの「媽閣廟」でとても目立つのは線香です。中でも編笠のような、大きな蚊取り線香のようにも見えるものは寺内のいたるところにたくさん吊り下げられていて、とてもインパクトがあります。

線香の下には灰を受ける皿もぶら下げられています。この線香は大きなサイズのものは1か月くらい燃えているそうです。

渦巻き型の線香の中心には願い事を書いた紙があり、線香が最後まで燃えたら成就すると信じられています。他にも、棒状ではあるけれど日本ではあまり見られない派手な色彩のものや文字が書かれたもの、また人間の背丈よりも高いような巨大線香もあったりして、目を驚かされます。値札がついていたらチェックを。大きいものはとても高価です。

マカオの媽閣廟の見どころ4:爆竹

マカオの「媽閣廟」の本堂の近くには焼却炉があるのですが、そこに爆竹が吊るされることもあります。媽閣廟では旧正月に限らず爆竹を鳴らしていて、知らずに参拝しているとあまりに大きな音にびっくりしてしまいます。

爆竹はその音で厄除けをするというので、音が大きいほどご利益もありそうですが、爆竹を鳴らすのもパワースポットたる所以でしょうか。嫌でなければ近くまでアクセスし、音だけでなく煙や火薬の匂い、飛び散る紙片なども見学してきてください。日本ではなかなか見られない光景です。

マカオの媽閣廟の見どころ5:山上

パワースポットであるマカオの「媽閣廟」は丘の斜面に建てられているので、階段や坂を上へと上りながら参拝していきます。少し高い位置からは寺内の建物の瓦屋根が重なる様子が見られ、やがてその向こうに海も見えてきます。ところどころにレリーフや中国風の飾りなどもあり、目を楽しませてくれます。

マカオの「媽閣廟」の寺内を上へと上っていくと編笠型の線香を吊るしている東屋なども見どころになります。頂上近くには大きな石があり、そこには「太乙」と赤い字で彫られています。

「太乙」とは古代中国における宇宙の根元を表す概念だそうです。天にある星座やそれを神格化したものを指すこともある言葉です。

「太乙」と書かれたこの大石は、山の上にあること、下方には小さな神様が祀られていることなどから、「媽閣廟」の中でも特に強いパワースポットと言えるでしょう。たっぷりと気をもらってきてください。

マカオの媽閣廟の見どころ6:夕暮れの媽閣廟

人ごみを避けるなら早朝の参拝がおすすめのマカオの「媽閣廟」ですが、寺院がその美しさを発揮するのは夕暮れ時です。ライトアップされた建物や、夕暮れの寺に煙を上げている大きな線香はとてもムードがあります。閉園時間まで多くの人がいる媽閣廟ですが、しっとりとした雰囲気が漂うおすすめの時間帯です。

マカオの媽閣廟の前の広場も世界遺産

マカオの「媽閣廟」は世界遺産ですが、廟の前の「バラ広場」も世界遺産に指定されている場所です。「バラ広場」はモザイクの石畳が美しい大きな広場で、観光客目当ての客引きやアイスクリームの屋台が出ていたりして賑やかですが、地元の人が散歩や太極拳をしている姿を見ることもできます。ちなみに「バラ」は花の薔薇ではなく地名です。

マカオの「媽閣廟」前の「バラ広場」で注目すべきは「港務局」の建物です。元々はインドのムーア兵の宿舎として建てられたもので、「媽閣廟」とは全く趣を異にするイスラム風の建築です。

「バラ広場」は「港務局」の建物をはじめ、ベンチも石畳もとてもカラフルで写真映えがするスポットです。

媽閣廟と一緒に観光したい周辺の見どころ1:海事博物館

マカオの「媽閣廟」は世界遺産で、かつパワースポットと呼ばれている寺院ですが、観光には1時間ほどもあれば十分でしょう。

ですので、近くにあるスポットと一緒に観光するのが効率的です。「媽閣廟」から徒歩で行かれるおすすめの観光スポットをご紹介します。

「媽閣廟」と一緒に観光したいスポットの1つ目は「海事博物館」です。「媽閣廟」前のバラ広場の一角にあり、マカオや中国南部の漁師の伝統、ポルトガルの大航海時代について、航海と関係の深い星座のこと、「媽閣廟」に祀られている阿媽の伝説についてなど幅広い展示がなされています。館内からの景色もきれいです。

媽閣廟と一緒に観光したい周辺の見どころ2:鄭家屋敷(鄭家大屋)

マカオの「媽閣廟」から徒歩10分ほどでアクセスできる世界遺産の「鄭家屋敷」は19世紀後半に建てられた伝統的な中国式住居です。大変大きな住宅で、部屋数は60ほどもあります。西洋やインドの影響もうかがえますが、内部の装飾は豪華で、小さな建具から大きな家の造りや中庭のある構造まで見どころが満載です。

媽閣廟と一緒に観光したい周辺の見どころ3:リウラ広場

世界遺産の「リウラ広場」は「鄭家屋敷」のすぐそばにある小さな広場で、このエリアはマカオにやって来たポルトガル人がはじめに住み着いた場所の1つです。当時はここの地下水がマカオの重要な水の供給源でした。「リラウの水を飲んだ者はマカオを決して忘れない」という言い伝えがポルトガルにあるそうです。

媽閣廟と一緒に観光したい周辺の見どころ4:ペンニャ教会

マカオの「ペンニャ教会」は「リウラ広場」や「鄭家屋敷」から徒歩10分弱でアクセスできる丘の上に建つ教会です。再建されたものであるため、残念ながら世界遺産には指定されていませんが、石造りの建物や、ここからの景色は素晴らしく、結婚式の写真撮影なども頻繁に行われている場所です。

マカオの「ペンニャ教会」は創建が1622年で、教会としての歴史は400年近くもあります。

教会前の広場の階段を下りると、19世紀に聖母マリアが出現したというフランス聖地ルルドのものを模した洞窟とルルドの聖母像があります。景色だけに目を奪われず、こちらの聖母像への参拝もお忘れなく。

「ペンニャ教会」への坂道は急なので、必要に応じてタクシーなどの利用もおすすめです。また、タクシーを利用した場合は見学が終わるまで待っていてもらう方が、帰りの足を探す手間が省けて良いでしょう。

マカオの世界遺産「媽閣廟」でパワーチャージ

以上、パワースポットと言われるマカオの「媽閣廟」及び周辺の観光スポットをご紹介しました。ポルトガル風の見どころが多いマカオで、中国式寺院の「媽閣廟」は落ち着いた雰囲気を醸し出し、一風変わった名所と言えます。毎年、旧暦3月23日には阿媽の誕生を祝う祭りが賑やかに行われますので、その時期に合わせた訪問もおすすめです。

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