熊野三山めぐりを楽しもう!周り方の順番やおすすめの穴場スポットも調査!

和歌山県で2004年に世界遺産に登録された熊野三山。熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社、の三社をめぐる熊野三山めぐりには、ご利益を得られる周り方の順番があります!今回は、世界遺産熊野三山の周り方や熊野めぐりでいただける御朱印など観光情報をまとめます。

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目次

  1. 1熊野三山は人気の世界遺産!
  2. 2和歌山の熊野三山めぐりとは?
  3. 3和歌山県の熊野三山は最強のパワースポット
  4. 4熊野三山めぐり1:熊野本宮大社
  5. 5熊野本宮大社の御朱印をご紹介
  6. 6熊野三山めぐり2:熊野速玉大社
  7. 7熊野速玉大社の御朱印をご紹介
  8. 8熊野三山めぐり3:熊野那智大社
  9. 9熊野那智大社の御朱印をご紹介
  10. 10熊野三山めぐりは周り方に順番があるの?
  11. 11熊野三山めぐりでは世界遺産「熊野古道」を歩こう!
  12. 12熊野三山めぐりを1日で回る周り方はある?
  13. 13熊野三山めぐりのおすすめ観光スポット
  14. 14熊野三山めぐりで食べたい和歌山グルメ
  15. 15熊野三山めぐりはご利益を得られる順番で回ろう!

熊野三山は人気の世界遺産!

和歌山県の熊野三山は、紀州和歌山の奥深い大自然に抱かれた山間に位置する世界遺産。観光名所として有名な那智の滝や、熊野古道と同じエリアにあるため、世界中から観光客が訪れます。

熊野三山めぐりは、少し距離が離れていますので、車やバスなどで回る周り方が一般的です。今回は、熊野三山めぐりで食べたい和歌山グルメや周辺のおすすめ観光スポットの他、熊野三山の周り方の順番などについて詳しくご紹介致します。

和歌山の熊野三山めぐりとは?

近畿地方最南端に位置する和歌山県は南北に長い面積を誇る自然豊かな観光スポット。県の8割近くが森林に被われている和歌山では、険しい地形が続く「紀伊山地」があります。

紀伊産地は、三重県、奈良県、和歌山県の三県にまたがる深い山々で、古くから巡礼地として人々の信仰を集めて来ました。2004年には「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録されています。

2004年に登録された世界遺産の一部である「熊野三山」は、平安の時代から熊野詣でをする人々が訪れる巡礼地でした。貴族だけでなく様々な階級の人々が熊野古道を歩きながら熊野三山めぐりをしたと言われています。

熊野三山は、和歌山県田辺市にある「熊野本宮大社」、新宮市にある「熊野速玉大社」と那智勝浦町の「熊野那智大社」三社を合わせた総称のことです。

熊野の歴史は古く、「日本書紀」にもその修験道が記録されています。特に「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」の熊野3社が興されて以来、熊野めぐりは全国から参拝者が訪れるパワースポットへと成長していきます。

熊野三山をめぐる旅は、仏教、密教を信じる人々の信仰の対象となります。「伊勢へ七度、熊野へ三度」とという言葉もあるほど、熊野三山は人気のある聖地だったようです。

和歌山県の熊野三山は最強のパワースポット

和歌山県の熊野三山は、世界中から観光客が訪れる観光スポットです。現在はツアーバスなどが出ており、バスで回る周り方が一般的です。しかし昔の人は徒歩で歩いて参拝していました。険しい山道が続く苦行の道のりである熊野詣、なぜ人々を熱狂させたのでしょうか?

その答えは、熊野三山で祀られている「熊野権現」が男女貴賎のへだてなく、誰でも参拝することができる人々に開かれた祈りの場だったからということです。今でもパワースポットとして多くの人々を惹きつける熊野めぐり、きっと古人に通じる何かがそこにあるのでしょう。

熊野三山めぐりには、御朱印とは別に授与できる「熊野牛王符」と呼ばれる神札があります。熊野三山では熊野権現のお使いと言われる「カラス」があちこちで祀られていますが、この神札は「からす文字」と「宝珠」を組み合わせて描かれています。

からす文字と宝珠の組み合わせ方によって、神社の社名などを表しており、元々は厄除の「護符」でした。今では、その裏側に誓約を書いて「誓紙」として使われています。

熊野三山めぐり1:熊野本宮大社

周り方の順番があるという噂の熊野三山めぐり、ひとまず、順番は後で詳しくご紹介するとして、まずは、それぞれの神社についてご紹介してみたいと思います。

まず最初にご紹介するのは和歌山県田辺市にある「熊野本宮大社」。古来「熊野本宮大社」への参拝は、高野山から南へ下りながら回る周り方が一般的であったと言われています。

本殿に向かう長い石段は、観光客泣かせ?とも言われる熊野本宮大社の難所です。両脇には、杉並木と奉納されたのぼり旗がずらりと並び、ひんやりとした木陰をゆっくりと登って参拝します。

木造で装飾もやや控えめな本殿には4つの社殿があり、右から2つ目に主祭神である「家津美御子大神」(けつみみこのおおかみ)が祀られています。参拝の順番は、この社殿が一番最初になります。

熊野本宮大社の御朱印をご紹介

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和歌山の人気観光スポット「熊野本宮大社」では、御朱印も授与していただけます。御朱印の初穂料は300円となっており、社務所にて授与していただけます。

また、神の使いと言われている三足烏の「八咫烏」(やたがらす)が描かれた大小違うサイズの御朱印帳もあり、値段は、大サイズが2500円、小サイズが1500円となっています。

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また、熊野本宮大社は、今年で創建2050年を迎えることから、記念の御朱印も授与していただけるそうで、写真のように青地の紙に金の文字で書かれた記念御朱印もいただけます。

創建2050年の記念御朱印は、初穂料500円となっており、郵送ではいただくことができません。必ず現地を参拝しなければ授与していただけませんので、ご注意ください。

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また、熊野本宮大社の境内で観光客に人気スポットとなっているのが「八咫烏ポスト」。ここでは、ハガキや手紙を投函することができます。

このポストができた由来は御神木の「多羅葉」(たらよう)は葉の裏を引っかくと、字が書けるという故事にちなんで作られたそうです。社務所で「熊野本宮」のスタンプも押していただけるそうです。

熊野三山めぐり2:熊野速玉大社

続いては、美しい朱塗りの社殿が鮮やかな「熊野速玉大社」。熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)と熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)の2神が主祭神として祀られており、それぞれイザナギ、イザナミの夫婦であることから、夫婦円満にご利益があると言われています。

和歌山県では縁結びの神として知られており、インスタ映えする社殿で、結婚式の写真撮影の前撮りを行ったり、こちらで結婚式を挙げるカップルも多いようです。

和歌山の熊野速玉大社には、1000点以上の古神宝物が保管されており、すべて国宝に指定されています。また、毎年多くの観光客が訪れる10月の「熊野速玉祭」は、国の重要無形文化財にも指定されています。

また、熊野速玉大社から車で8分ほどのところには摂社である「神倉神社」があり、熊野権現が最初に降臨したと伝わるご神体「ゴトビキ岩」があります。熊野速玉神社から神倉神社という順番で回る周り方がおすすめです。

熊野速玉大社の御朱印をご紹介

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続いては、和歌山の人気観光スポット「熊野速玉神社」の御朱印についてお伝えします。こちらの神社では、初穂料300円にて、写真のような御朱印を授与していただけます。また、先にご紹介した神倉神社の御朱印もこちらの社務所にて授与していただけます。

本来御朱印は、参拝の証として発行されるものですので、できれば、2つの神社を順番に回ったあと、御朱印を授与していただくのがおすすめです。

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また、オリジナル御朱印帳も販売されており、「御船祭」で熊野川に浮かぶ神幸船の様子が美しい刺繍で描かれています。御朱印帳のお値段は、1冊1200円です。

熊野三山めぐりでおすすめの「熊野速玉神社」、御朱印の受付時間は8:00から17:00までとなっています。お守りなどの授与もこの時間帯に社務所にて行っています。

熊野三山めぐり3:熊野那智大社

最後にご紹介する熊野三山めぐりの神社は「熊野那智大社」。和歌山でも最も人気のある「熊野那智大社」は、熊野三山の中で一番最後に建てられた神社です。

熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)を主祭神にお祀りしており、神社の境内には有名な「那智の滝」も流れています。

標高約500mにある「熊野那智大社」の社殿までには、467段にも及ぶ長い石段を上らなければなりません。石段を登りきった先には、6つの社殿が並ぶ美しい光景が飛び込んできます。

八咫烏を祀る御縣彦社(みあがたひこしゃ)の他、樹齢800年を越える御神木のオオクスも見どころの1つで、根元の空洞をくぐる「胎内くぐり」は初穂料300円で、観光客も体験できます。願い事を書いた護摩札を持って一人ずつ順番にくぐります。胎内をくぐりをすると願いが叶うと言われています。

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熊野那智大社の御朱印をご紹介

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和歌山の人気観光スポット「熊野那智大社」の御朱印についてですが、初穂料は300円となっています。

また、熊野那智大社の摂社である「御懸彦社」(あみひこしゃ)の御朱印もこちらの社務所にて授与しています。那智の滝をデザインした御朱印帳は1500円で、こちらも参拝者に人気のパワーアイテムとなっています。

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那智御滝の御朱印は飛瀧神社の社務所にて授与していただけるそうで、初穂料は同じく300円です。

御朱印の他にやたがらすをモチーフにしたお守りなども観光客に人気です。熊野那智大社の社務所は朝8:00から15:30まで受け付けています。

熊野三山めぐりは周り方に順番があるの?

熊野三山めぐりは、順番があるという噂ですが、これは、平安時代に、上皇がこの聖地を巡礼されたときの順番に由来すると言われています。

周り方の順番は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、そして熊野那智大社の順でめぐるのが元々の習わしといわれています。

熊野那智大社が一番和歌山県で南側にありますので、観光目的で、自家用車などで回る場合には、一番南の熊野那智大社から順番に北上しながら回る周り方の方が、便利が良さそうです。

かなり距離がありますが、ご利益を得られる周り方にこだわりたい方は、古来よりの参拝ルートにしたがって順番通りに回ってみてください。

熊野三山めぐりでは世界遺産「熊野古道」を歩こう!

世界遺産に登録されている「熊野古道」は、和歌山の観光スポットの中で、特に観光客に人気があります。この熊野古道は、元々「熊野三山めぐり」をする人々が通った修験道の道が始まりとなっています。

山々に囲まれた山道は、石畳が敷き詰められており、熊野三山を回りながらすべてを観光するのは、とてもではありませんが1日では終わりません。

少しでいいから熊野古道を歩いてみたいという方には、熊野那智大社の入り口の大門坂から熊野古道を回る周り方がおすすめです。大門坂茶屋では、平安貴族の衣装レンタルも行っていますので、平安装束に未を包んで散策してみましょう。

古の人々のたどった道を歩くのは、思ったよりも風情があり、マイナスイオンたっぷりで癒されること間違い無しです!

熊野三山めぐりを1日で回る周り方はある?

熊野三山は、一つ一つの神社の距離がかなり離れており、1日で回る周り方だと、かなりツメツメな感じのスケジュールで観光することになります。

それでも時間が無いので一日で回りたいという方には、紀伊勝浦駅発の「熊野三山めぐり」バスツアーがおすすめです。

バスツアーでは、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の順番で三社をめぐります。また、温泉や周辺の観光スポットも合わせて1日で回りますので、効率的に観光したいという方におすすめの周り方です。

ゆっくりと和歌山の旅を楽しみたいという方には、レンタカープランで、熊野本宮大社、または熊野速玉大社周辺のどちらかで1泊し、熊野那智大社の周辺でもう1泊する2泊3日ぐらいの周り方がおすすめです。景色やグルメも満喫しましょう。

熊野三山めぐりのおすすめ観光スポット

ここからは、熊野三山と合わせて回りたい周辺のおすすめ観光スポットを少しご紹介してみます。まず、1つ目にご紹介するおすすめの観光スポットは、日本で落差最大の滝として知られる「那智の滝」です。

那智の滝は、熊野那智大社の13柱のうちの1柱に指定されているご神体の1つで、落差133メートルもある大迫力の滝です。どのような順番で回っても、やはりここは必ず見ておきたい観光スポットです。

もう一つ、熊野三山めぐりでおすすめの観光スポットは「湯の嶺温泉」です。日本最古の温泉といわれる「湯の嶺温泉」は、熊野詣の旅人たちを癒した参拝者たちのためのお湯です。

温泉宿もありますので、こちらで1泊して川のせせらぎを聞きながら温泉を楽しむというのもおすすめです。日帰り観光の方には、公衆浴場の「つぼ湯」がおすすめです。こちらも世界遺産に登録されている地域ですので、世界遺産の湯を楽しんでみるのはいかがでしょうか?

熊野三山めぐりで食べたい和歌山グルメ

信仰の地として知られる熊野三山。熊野のご当地グルメと言えば、和歌山で有名な「めはり寿司」です。酢飯と少量の具を混ぜて握ったものを高菜でくるんだ「めはり寿司」は、和歌山に古くから伝わるファーストフード。

熊野地方では、お店によって味や具材が少しずつ違いますので、順番に食べ歩きしてみるのもおすすめです。

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また、熊野三山めぐりで、新しいご当地グルメとして人気を集めているのが「黒飴ソフト」。黒飴ソフトは、黒糖を使ったソフトクリームで、様々なフレーバーがあります。

人気のフレーバーは、和歌山特産の備長炭を使った「備長炭入り黒飴ソフト」です。インスタ映えしませんが、熊野地方で信仰されている「八咫烏」を連想させる黒いソフトクリームが人気のようです。

熊野三山めぐりはご利益を得られる順番で回ろう!

和歌山の世界遺産の一つ「熊野三山」の周り方や熊野三山周辺のおすすめ情報をお伝えしました。グルメも温泉も楽しめる熊野三山めぐり。

順番を気にされている方も多いようですが、参拝の順番は違っていても、ご利益を得られないわけではないそうです。美しい世界遺産「熊野三山」で、清々しい旅をお楽しみ下さい。

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この記事のライター
Yukilifegoeson

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