フーコック島の楽しみ方！観光シーズンやおすすめスポットを詳しく紹介！

ベトナム南部のフーコック島は、ホーチミンのタンソニャット空港から約1時間ほどの距離にある島です。

島民の60%が漁業に従事しているこの島は、威勢のよい掛け声が響く市場と人々が野菜や果物を販売するストリートなど、古き良きベトナムの面影を残すのんびりとした島です。

近年、フーコック島ではリゾート開発が進んでおり、島のあちこちには、世界的に有名なホテルチェーンが次々とリゾートホテルをオープン。ベトナム人観光客だけでなく、世界中から観光客が訪れる島になりつつあります。

漁業が盛んなフーコック島では、晩ご飯のメニューは、絶対にシーフードがおすすめです。ロブスターやかになどの巨大な甲殻類の他、日本人の好きな殻付きのウニなど、どれも新鮮でおいしいものが非常に安い値段で楽しめます。

殻付きウニは、1個100円ほどとかなりリーズナブルなので、ぜひ、フーコック島で味わってみてください。

フーコック島には、子連れで楽しめるサファリや、シュノーケリングやダイビングにおすすめの離島などもありますので、自然が好きで、のんびりした休日を過ごしたい家族やカップルにおすすめの島です。

ベトナムの南部の気候は、雨季と乾季に分かれており、フーコック島を観光するベストシーズンは、11月から4月の乾季のシーズンになります。

雨季のシーズンは、雨の量が多くなるため、渓流が流れる地域など一部の観光スポットは回れません。一日中雨が降るというわけではありませんが、海も荒れてしまいせっかくのビーチも台無しです。

年末年始は、クリスマスシーズンと重なるため、欧米からフーコック島を訪れる観光客も多く、リゾートホテルの値段も非常に高くなります。また、空港なども混雑しますので、このシーズンは避けた方が無難です。

学生さんやシニア世代なら、平日やローシーズンでも観光できますので、ホテル代や航空券も安くなる1月下旬から2月下旬頃がベストシーズンです。

フーコック島では、ダイビングも盛んです。ダイビングのベストシーズンも、同じく11月から4月頃となります。シーズン初めの11月と、シーズン終わりの4月は、透明度があまりよくありません。

もちろんその日の天候に左右される部分が大きいですが、できればシーズン半ばの12月から2月頃までの間にダイビングすることをおすすめ致します。ダイバーの場合は、減圧症のリスクがありますので、空港への移動時間やフライト時間を逆算して、深度を決めるように注意してください。

続いては、フーコック島へのアクセス方法をご紹介致します。日本からフーコック島へ行くには、まず、日本国内の成田空港、羽田空港、あるいは中部、関西、福岡のいづれかの国際空港からベトナム南部「ホーチミン市」のタンソニャット空港へ移動します。

タンソニャット空港からフーコック国際空港までは、毎日5、6便が就航しているので、こちらを利用するのがおすすめです。

タンソニャット空港からフーコック国際空港までの所要時間は、約1時間。この他、ベトナムの首都ハノイからも、1日2便が就航しています。

ベトナム南部のラックジャーからは、スピードボートでのアクセスも可能で、料金は、運営会社によって異なり、それぞれ28万ドンと35万ドンとなっています。

スピードボートで移動する場合の所要時間は、2時間20分ほどとなっています。日本からフーコック島へ行くなら、やはりタンソニャット空港経由で行くルートが一番短くておすすめです。

ベドジェットエアや、ジェットスター・パシフィック航空が就航していますが、ハイシーズンはすぐに満席になりますので、早めにチケットを手配するようにしてください。

ベストシーズンやアクセス方法も分かったところで、ここからは、いよいよフーコック島のおすすめ観光スポットをご紹介していきます！

まず最初にご紹介するフーコック島の観光スポットは「ロング・ビーチ」別名チューン・ビーチとも呼ばれるこのビーチは、フーコック島の西側約20kmに渡って続くパウダースノーのビーチです。

ロングビーチの北側にはカウ岩という観光スポットもあり、南側のエリアはリゾート開発が進んでいます。

タイランド湾に沈んで行く、美しい夕日が見られる景勝地としても知られており、ハイシーズンには多くのカップルがこの地を訪れます。

続いてご紹介するベトナム・フーコック島のおすすめ観光スポットは、島の南東部に位置する「サオビーチ」と「ケムビーチ」。真っ白い砂浜とマリンブルーの海がとても美しい海岸線です。

後ほど詳しくご紹介しますが、2017年1月にJWマリオットホテルがこのビーチに面した海岸線にオープン。

空港からサオビーチまでは約20分ほどの距離で、タクシーなどで移動することができます。ケムビーチの海岸線まで出る道の周囲には、ベトナムの軍事施設が多く残されているため、陸路では移動できません。

サオビーチからボートをチャーターしてケムビーチに行くことができます。ボートのチャーター料金はUS10ドル。片道約15分ほどかかります。

子連れでフーコック島を訪れる方におすすめの観光スポットと言えば「ヴィンパール・サファリ」があります。ヴィンパール・サファリ・フーコックは、ベトナム初の本格サファリパークとして2015年にオープンしたばかり。

園内はサファリゾーンと動物園ゾーンの2つのエリアに分かれて観光できるようになっています。サファリゾーンでは、トラムに乗って野生動物を観察します。500ヘクタールの広大な敷地に、150種類以上の動物たちが暮らしています。

フーコック島のおすすめ観光スポットの一つであるこちらのサファリでは、動物園エリアで動物と触れ合い体験や餌やり体験もすることができます。

ヴィンパール・サファリ・フーコックの入場料金は50万ドンで、営業時間は9:00から16:00となっています。乾季のシーズンでも日中は気温が30度を越えていますので、熱中症には十分ご注意ください。

続いてご紹介するベトナム・フーコック島のおすすめ観光スポットは「チャン渓流」。英語ではTran Waterfallと呼ばれるこちらの観光スポットは、島の中央に位置する山岳地帯から流れ出た湧水できた景勝地です。

ビーチがメインというイメージのあるフーコック島ですが、エコツーリズムでも注目を集めており、自然が好きな方にとっては、おすすめのトレッキングスポットとなっています。

チャン渓流の北には、もう一つの景勝地「ダーバン渓流」もあります。水量が多い季節は、滝になっていますが、乾季は小川が干上がっていることもあります。

ダーバン渓流を観光するなら、雨季から乾季に移るシーズンにおでかけする方がおすすめです。ダーバン渓流は、かなり長い距離をトレッキングしますので、水陸両用の靴を履いて行くと良いでしょう。

続いてご紹介するフーコック島の観光スポットは、「アントイ諸島」。アントイ諸島は、フーコック島の南側に浮かぶ15の島々からできており、ダイビングやシュノーケリングスポットとして人気があります。

透明度の高い海は、シュノーケリングでもカラフルな魚たちや美しいサンゴ礁を見られるので、ダイビングのライセンスがない方にもおすすめです。

アントイ諸島最大の島は、全長約3kmあるパイナップル島で、他にも、ココナッツ島や黄金の亀島など、ユニークな名前がつけられています。

フーコック島からは、アントイ諸島行きの現地ツアーに参加するか、ホテルのボートチャーターでアクセス可能です。

続いてご紹介するフーコック島のおすすめ観光スポットは、海が見える丘に立つ「フーコック・パゴダ」。漁師の島として知られるフーコック島で、漁の安全を祈願するパワースポットとして信仰を集めています。

フーコック・パゴダからは、美しい海が一望でき、晴れた日にはどこまでも広がるマリンブルーの海と青空の絶景を楽しめます。

大乗仏教の建築様式によって建てられた寺院は、賑やかなリゾートエリアと違って、静寂に満ちています。

心を現われるような美しい鐘の音を聞きながら、潮風を感じてみるのも良いでしょう。パワースポットめぐりが好きな方におすすめです。

冒頭でも少しご紹介しましたが、フーコック島は、ベトナムの調味料「ヌックマム」（魚醤）の産地として知られています。フーコック島の漁師が取った新鮮な魚を使って作り出されるヌックマムは、魚が発酵した独特の匂いが特徴です。

ヌックマム工場では、大きな樽に仕込まれたヌックマム作りを見学できるようです。塩気が強く、炒め物にもつけダレにしても万能なベトナムのヌックマム。残念ながら、空港での手荷物やチェックインする荷物への詰め込みも禁止されており、持ち帰ることはできません。

フーコック島のお土産として、持ち帰りの制限がないおすすめのアイテムには、黒こしょうがあります。黒こしょうを栽培している農園を観光できるスポットもあり、市場や繁華街の他、空港でもお土産品として黒こしょうが販売されています。

粒の黒こしょうは、日本で買うとかなり高いですが、フーコック島では、驚くほど安い値段で販売されています。パスタの仕上げにかけたり、ステーキやドレッシングに使ったり、パンチの効いた辛味がどんな料理もおいしくしてくれます。ヌックマムは持ち帰れませんので、代わりに黒こしょうを購入してください。

様々な観光スポットをご紹介してきましたが、最後にフーコック島で泊まりたいおすすめのリゾートホテルをご紹介したいと思います。トップバッターは、「ラ・ベランダ・リゾート・フーコックMギャラリー」。

かなり長い名称のこちらのホテルは、観光スポットとして人気のロングビーチ沿いにある高級ホテル。客室は落ち着いた色調で、コロニアルスタイルのインテリアが、アジア風の家具にも絶妙にマッチしたベトナムらしいエキゾチックなホテルです。スパなどのサービスも充実していますので、大人におすすめのリゾートホテルです。

続いてご紹介するフーコック島のおすすめホテルは、2016年1月にオープンした「ノボテル・フーコック・リゾート」。今流行りのインフィニティープールから、空と海の絶景が見渡せる真新しいホテルは、アジアで有名なノボテルホテルが運営しています。

緑あふれる美しい敷地内には、テニスコートなどの設備も管理。また、広いプライベートビーチもあるので、海で泳ぎたい方にもおすすめです。

ホテルのインテリアは、モダンなデザインで、クラシックな雰囲気よりは、近代的な空間が好きという若いカップルなどにおすすめです。宿泊料金は、シングル、ツインが、89USドルからとなっており、プライベートプール付きのスイートは、225USドルとなっています。

デラックスルームを選べば、バスタブもついていますので、日本観光客には、デラックスルームが人気のようです。ハイシーズンは、すぐに満室になりますので、ご予約はお早めに！

最後にご紹介するフーコック島のおすすめホテルは、2017年1月にオープンしたばかりの「JWマリオット・フーコック・エメラルドベイ・スパ・リゾート」。世界的に有名なホテルチェーンJWマリオットグループの系列ホテルです。

オリエンタルな雰囲気の漂う真新しいロビーには、モザイクタイルやベトナム風デザインのインテリアが揃えられ、明るくて解放感のある空間となっています。宿泊棟は、それぞれ自然をテーマにしており、動物などの彫刻や、庭木なども動物の形に刈られていたりと遊び心満点です。

インスタ映えするピンクのフラミンゴがかわいいカフェスペースもあり、女子旅でJWマリオットを利用する若い世代にも人気があります。ビーチに面した解放感あふれるお部屋には、ロマンチックなフランススタイルのバスタブなども完備。

とにかくおしゃれでロケーションも素敵なホテルですので、フーコック島へ行く際は、ぜひ、JWマリオット・フーコック・エメラルド・ベイに泊まってみてください。

ベトナム南部、タイランド湾に浮かぶ最後の秘境「フーコック島」についてご紹介しました。フーコック島のベストシーズンは11月から4月までです。

年末年始はフライトやホテルの予約も難しくなりますので、できるだけ早く手配しましょう。美しい海と大自然が広がるフーコック島で、素敵な休日をお過ごしください！