ホーチミン廟はベトナムの観光名所!見学の見どころや所要時間を調査!

ベトナムの建国の父と呼ばれるホー・チ・ミンはベトナム民主共和国の独立宣言をベトナム北部にある首都ハノイでしました。ハノイにはそんな革命家ホー・チ・ミンが安置されているホーチミン廟がある事でも有名です。ここではホーチミン廟の見どころなど詳しい情報を紹介します。

ホーチミン廟はベトナムの観光名所!見学の見どころや所要時間を調査!のイメージ

目次

  1. 1ベトナムの観光名所ホーチミン廟へ観光に行こう!
  2. 2ベトナムのハノイについて
  3. 3ベトナムのハノイの気候と服装
  4. 4ホーチミン廟に安置されているホー・チ・ミン
  5. 5ホーチミン廟の見どころ1:ホーチミン廟
  6. 6ホーチミン廟の見どころ2:国旗掲楊儀式と国旗降納儀式
  7. 7ホーチミン廟の見どころ3:安置されているホー・チ・ミン
  8. 8ホーチミン廟の見どころ4:衛兵交代式
  9. 9ホーチミン廟で見学の際の注意事項
  10. 10ホーチミン廟周辺の見どころ1:ホーチミンの家
  11. 11ホーチミン廟周辺の見どころ2:ホーチミン博物館
  12. 12ホーチミン廟周辺の見どころ3:一柱寺
  13. 13ホーチミン廟の基本情報
  14. 14ホーチミン廟へのアクセス方法
  15. 15ベトナムの建国の父が眠るホーチミン廟へ観光に行こう!

ベトナムの観光名所ホーチミン廟へ観光に行こう!

1945年9月2日、ベトナムの首都ハノイでベトナムの建国の父と呼ばれる革命家ホー・チ・ミンは、ベトナム民主共和国の独立宣言をしました。革命家ホー・チ・ミンは自分達の土地を取り戻す為にベトナムの独立運動に一生を捧げます。そんなベトナムの英雄が眠るベトナムの首都ハノイの見どころの1つ「ホーチミン廟」に観光に行ってみましょう!

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ベトナムのハノイについて

東南アジアのインドシナ半島東部にあるベトナム社会主義共和国は中華人民共和国、西にはラオス、南西にはカンボジア、東には南シナ海が広がるという様に周りを囲まれていて南北に長い国です。ベトナムの通貨はドン、2014年の時点で人口は9250万人という統計が出ています。そんなベトナムの北部に位置するベトナムの首都がハノイです。

東南アジア有数の世界都市ハノイはベトナム南部のホーチミンに次ぎ2番目に大きな都市です。ベトナム経済の中心であるホーチミンに対し、ハノイはベトナムの政治や文化の中心であると言われています。また、ベトナムの建国の父ホー・チ・ミンが眠る「ホーチミン廟」を始め、一柱寺などの史跡や博物館など見どころタップリの観光名所もあります。

1831年にハノイという名所になったこの場所は1873年にはフランスに占領され、1887年にはフランス領インドシナとなり、一時期は旧日本軍が進駐してきて支配し、1945年9月2日にはホー・チ・ミンによりベトナム民主共和国の独立宣言がされた歴史的な場所でもあります。しかし、そんなハノイも第一次インドシナ戦争では戦場となりました。

この南北統一を目指して戦った第一次インドシナ戦争で勝利したベトナムはハノイをベトナムの首都としました。その後、アメリカと戦ったベトナム戦争で悲惨な戦いを繰り広げるも戦争に勝利し、1976年に南北ベトナムの統一に成功し晴れてベトナム社会主義共和国の首都となりました。ベトナム人にとってハノイは歴史的に重要な街なのです。

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ベトナムのハノイの気候と服装

ハノイへ旅行に行くなら現地の気候やおすすめの服装は知っておくと重宝します。亜熱帯性の温帯夏雨気候に属するベトナム北部のハノイには3月と4月が春、5月から10月までが夏、11月が秋、12月から2月までが冬という様に四季が存在します。長い夏に短い春と秋が特徴のハノイにも冬の季節が存在し、5℃前後の寒波に見舞われる事もあります。

南北に長いベトナムは南北で気候や気温、おすすめの服装が少し変わってきます。ハノイの6月から8月は湿度が80%を超える不快感が物凄い季節であり、また猛暑で連日最高気温が30℃を超える為、観光には余り適さない季節と言えます。同時にこの季節は度重なるスコールで降水量も非常に多く、連日の雨の為にあちこちの道路で冠水したりします。

5月から10月の中旬までが雨季、10月中旬から4月までが乾季となるハノイでは、気温が割かし低めで降水量も少ない秋から冬にかけての季節が一番旅行に適している季節だと言われています。一番良い気候と言われているのは10月と11月です。それでは、ベトナムの北部に位置する首都ハノイの季節毎のおすすめの服装について説明していきます。

ハノイの春の服装はこの季節は朝晩、気温が10℃以下まで下がる事があるのでTシャツの上に何か羽織れるカーディガンや上着などがあると重宝します。それに短パンか長ズボンの様な服装で大丈夫です。夏の服装はTシャツに短パンで大丈夫ですが、「ホーチミン廟」や寺院などを見学する際は服装に決まりのある所もあるので注意が必要です。

また、建物の中は冷房が効きすぎている所もあるので、カーディガンや薄い上着など何か上に羽織る物があると重宝します。この季節は日差しが凄く強いので帽子やサングラス、タオルやサンダルも必要です。日焼け対策を怠らず、水分補給をしっかりして体調を壊さない様に気を付けて下さい。ベトナム伝統の麦わら帽子ノンラーを購入するのも手です。

ハノイの11月頃の秋の季節の服装は、乾季に入り気温も段々と落ちてくるので、Tシャツと短パンにカーディガンや薄手の上着など何か上に軽く羽織れる物があると重宝します。ただ、この時期は台風の季節でもあるので天気予報のチェックは忘れずにしましょう。

ハノイの冬の季節の服装は日中が20℃前後、朝晩は10℃前後まで下がる事があるので、厚手のセーターやジャケットなど何か上に羽織れる物があると重宝します。冬の季節の日中の服装は長袖に長ズボン、スニーカーの様な服装がおすすめです。

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ホーチミン廟に安置されているホー・チ・ミン

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1890年5月19日に誕生したホー・チ・ミンはベトナムの建国の父と呼ばれていました。フランスの植民地時代からベトナム戦争まで主導権を握った革命家で初代ベトナム民主共和国主席、ベトナム労働党中央委員会主席などの政治家でした。ベトナムの人からは「ホーおじさん」と親しみを込めて呼ばれておりベトナムのお札にも印刷されています。

ベトナムのフランス統治時代、第二次世界大戦でフランスがドイツに負けた時、東アジアと東南アジアを支配しようとした日本軍が隙を見てベトナムに進駐してきました。しかし、日本軍が1945年に太平洋戦争で敗北しベトナムから撤退すると当時ベトナム共産党のリーダーだったホー・チ・ミンはハノイでベトナム民主共和国の独立宣言をしました。

その後もベトナムの土地を諦めきれずにいたフランスはベトナム南部を制圧して民主主義・資本主義の政権を立ち上げ、ベトナム北部の旧ソ連の社会主義・共産主義の政権をサポートするホー・チ・ミンと対立しました。ホー・チ・ミンはベトナムの民族解放と南北統一の為に一生を捧げフランスとのインドシナ戦争で1954年に勝利を勝ち取ります。

その後もベトナム南北統一の為に1960年代のアメリカとのベトナム戦争の主導をとる物の、1975年にベトナム戦争で勝利という終結を見る事なく1969年9月2日にこの世を去ります。当時のベトナム北部の首都サイゴンは南北統一が達成された後、ホー・チ・ミンの名前からホーチミン市と改名されました。彼の命日にはより多くの参拝者が訪れます。

ホーチミン廟の見どころ1:ホーチミン廟

ベトナム北部に位置するベトナムの首都ハノイ。そのハノイの広場にある「ホーチミン廟」は、ベトナムの建国の父と呼ばれる革命家ホー・チ・ミンの遺体が安置されている建築物で、ハノイの観光スポットの中でも有名な場所です。四方に建つ6本の石柱が特徴の「ホーチミン廟」は総大理石造りとなっており、蓮の花をイメージしています。

2年の歳月をかけて1975年9月2日に完成した、ベトナムの建国の父ホー・チ・ミンが眠る「ホーチミン廟」は、白いユニフォームに身を包んだ沢山の衛兵によって警備されており、門前の歩道や立ち入り禁止のサインがある場所に入る事は許されていません。立ち入り禁止の場所に入ると衛兵に笛を鳴らして警告されるので気を付けましょう。

ホーチミン廟の見どころ2:国旗掲楊儀式と国旗降納儀式

ハノイの広場にある国旗掲楊広場では毎朝6時から白いユニフォームに身を包んだ衛兵により国旗掲楊儀式が執り行われます。また、毎晩21時からは同様に衛兵によって国旗降納儀式が執り行われるので、1度見学してみてはいかがでしょうか。冬の間はハノイの広場で国旗掲楊儀式が執り行われる時間帯は毎朝6時半からとなるので注意して下さい。

ホーチミン廟の見どころ3:安置されているホー・チ・ミン

「ホーチミン廟」の内部には、1969年に亡くなったベトナムの建国の父ホー・チ・ミンの遺体がガラスケースに入って安置されています。ホー・チ・ミンの遺体はロシアの技術により永久保存処置が施されており、綺麗な状態で保たれていて「ホーチミン廟」観光の中で一番の見どころとなっていますが、立ち止まって見学するのは禁止されています。

実はホー・チ・ミンの遺書の中には自分が死んだ後、火葬にしてベトナム北部のトンキン、中部の安南、南部のコーチシナなどベトナム全土に分骨する様に書いてありました。また、自分の墓の付近には参拝者の休憩所を造るだけに留め、石碑や銅像などは造らないようにとも書いてあったと言われています。

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ベトナムの民族解放と南北統一の為に一生を捧げ戦ったホー・チ・ミンは、ベトナムの人々にとって重要な人物となっています。また、多くのベトナム人はホー・チ・ミンを崇拝する為に彼の意思に反して「ホーチミン廟」を造り、彼の遺体を永久保存し安置したのです。他にはレーニンや毛沢東、金日成や金正日の遺体も永久保存されています。

ホーチミン廟の見どころ4:衛兵交代式

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「ホーチミン廟」では1時間に1回、門の前で警備をしている白いユニフォーム姿の衛兵の交代式が行われるので見学する事をおすすめします。衛兵交代式は「ホーチミン廟」が閉まっている時間でも行われており、門の左から先導に導かれて2人の衛兵が足を高く上げて行進してきて、門を護衛していた他の2人の衛兵と交代するのを見学できます。

ホーチミン廟で見学の際の注意事項

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1969年に亡くなったベトナムの建国の父ホー・チ・ミンが眠る神聖な場所「ホーチミン廟」には、幾つかの注意事項があるので紹介していきます。先ずは、「ホーチミン廟」に入館した後は私語や写真、ビデオ撮影など途中で立ち止まる事は禁止されています。また、見学の為に並ぶ時は外国人専用の列があるので、そちらに並ぶようにして下さい。

その後、セキュリティーチェックの建物で手荷物検査を受けて、持ち物などを手荷物預かり所に預けます。カメラは電子機器専用の袋に入れて手荷物預かり所とは別の電子機器預かり所に預けます。「ホーチミン廟」を出た所にカメラなどの電子機器返却場所があるので、そこでカメラを受け取ります。他の持ち物は預けた手荷物預かり所で受け取ります。

ホーチミン廟周辺の見どころ1:ホーチミンの家

「ホーチミン廟」を出て道なりに歩いて行くと右側に黄色の洋館が見えてきます。この洋館はベトナムがフランスの植民地だった頃は「仏領インドシナ総督府」だった建物で、フランスが撤退した後はホー・チ・ミンが1954年から亡くなる1969年まで大統領府として執務を行っていた場所です。現在は迎賓館として使用されているので見学は出来ません。

さらに道並みを進んで行くと、左側に1958年に建てられた平屋造りの「ホーチミンの家」が見えてきます。ホー・チ・ミンはそれから亡くなる1969年まで11年間、この素朴な高床式の木造建築の「ホーチミンの家」で暮らしました。家の内部に入って見学する事はできませんが、生前に彼が住んでいたままに日常品や愛用品が飾られています。

歴史的建築物の「ホーチミンの家」の室内を見学する事はできませんが、内部には当時使用されていたベッドや書斎、時計や本などが当時を再現する様に飾られています。「ホーチミンの家」の敷地内はジャスミンの木など色々な南国の草木が生い茂り、目の前に広がる美しい池を楽しむ事が出来ます。池では鯉が泳いでいるのを見る事ができます。

ハノイの見どころの1つである「ホーチミンの家」は、4月1日から10月31日までの営業時間が7時半から11時、13時半から16時までとなっています。また、11月1から3月31日までの営業時間が8時から11時、13時半から16時までとなっています。

ホーチミン廟周辺の見どころ2:ホーチミン博物館

ベトナムの建国の父ホー・チ・ミンが眠る「ホーチミン廟」の周辺には、ハノイの観光名所の1つとして有名なホー・チ・ミンに関する貴重な資料や彼が実際に使用していた物が展示されている「ホーチミン博物館」があります。1990年5月19日にホー・チ・ミンの生誕100周年を記念して造られた白い建築物は旧ソ連などの援助で建てられました。

「ホーチミン博物館」ではホー・チ・ミンの家の模型や彼の若かった頃の写真、ベトナムの独立運動についての資料やホーチミンについて記載されている日本の新聞も展示されています。「ホーチミン博物館」の開館時間は8時から12時、14時から16時半までとなっています。ただし、月曜日と金曜日の開館時間は8時から12時までとなっています。

ホーチミン廟周辺の見どころ3:一柱寺

「ホーチミン廟」と「ホーチミンの家」のすぐ隣にある李王朝時代のユニークな形の建築物である「一柱寺」は一本柱で支えられて「霊沼池(リンチエウ)」という池の上に建つ優雅な外見の寺院です。その容姿から池に浮かぶ蓮の花の様だと言われる「一柱寺」はフランス統治時代の建物と同様にハノイを代表する歴史建造物として扱われています。

「霊沼池」は睡蓮の季節になると美しい花で一杯になり、ハノイの観光名所の1つとなっています。李朝の王が世継ぎに恵まれなかった時に蓮の上で観音菩が子供を抱いている夢を見てその後、子供を授かった事から「一柱寺」は蓮の花をイメージして建てられ、子宝のご利益を頂く事ができると伝わり、沢山の地元の人が訪れる様になりました。

「一柱寺」の営業時間は24時間で、年中無休となっています。また、「一柱寺」の拝観料は無料となっています。

ホーチミン廟の基本情報

毎年9月から11月頃「ホーチミン廟」はメインテナンスの為に2か月間休館となります。しかし、2018年は6月15日から8月15日までの2カ月間がメインテナンスの為に休館となりました。その年によってメインテナンス期間は少し変更となる場合があるので事前に旅行会社などに「ホーチミン廟」のメインテナンス期間を確認する事をおすすめします。

「ホーチミン廟」の営業時間は、4月1日から10月31日までが7時半から10時半まで営業となり、11月1日から3月31日までが8時から11時まで営業となります。「ホーチミン廟」の入館料金は無料となっており、定休日は月曜日と金曜日です。ただし、元旦や旧正月の元旦、国慶節の場合は月曜日も金曜日も開館となります。

「ホーチミン廟」の見学は1日に1回のみとなっており、見学にかかる所要時間は待ち時間を含めて約1時間ですが、数多くのベトナム人や観光客が一列に並んで待つので日によっては待ち時間だけでも1時間から2時間程待つ事もあります。週末やベトナムの休日にも混む事が多いので、開館時間に合わせて朝早めの時間に行かれる事をおすすめします。

住所 17 Ngọc Hà Đội Cấn Ba Đình Hà Nội, Vietnam

ホーチミン廟へのアクセス方法

ハノイ駅から「ホーチミン廟」まではタクシーで約10分の距離です。「ホーチミン廟」までバイクタクシーを使用してアクセスするのもおすすめです。タクシーで「ホーチミン廟」まで行く場合は、歩道まで乗り入れる事が出来ないので「ホーチミン廟」の近くで下車して、そこから徒歩によるアクセスとなります。

ベトナムの建国の父が眠るホーチミン廟へ観光に行こう!

ベトナムの独立運動に一生を捧げたベトナムの建国の父、ホー・チ・ミンが眠るハノイの有名観光スポット「ホーチミン廟」について詳しく紹介してきましたがいかがでしたか?「ホーチミン廟」の周辺には、他にもベトナムの歴史について学ぶ事ができる有名観光スポットが幾つも存在します。そんな「ホーチミン廟」へ観光に行ってみませんか?

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この記事のライター
ビジネスキー紀子