ニャチャン（ベトナム）の観光&夜遊びまで完全ガイド！行き方やシーズンも！

ベトナム中部のダナンとベトナム南部のホーチミンのちょうど間ぐらいの距離に位置するニャチャンは、地方都市最大の漁港を持つ港町。

観光シーズンには、ベトナム全土は元より、世界中から多くの観光客が訪れます。新鮮な海産物も豊富なニャチャンは、シーフードを使ったベトナム料理がたっぷり楽しめます。

ニャチャンは、かつてベトナムのフランス領インドシナ時代に政府要人向けのリゾート地として開発された町で、古くから欧米人に人気の観光地となっていました。

ベトナムのニャチャンには、周辺にもいくつかの島々が点在しており、観光シーズンには、アイランドホッピングを楽しむ人々でも賑わいます。ニャチャンは、レストランやグルメスポット、散策やサイクリングも楽しめる一大観光地です。

ニャチャンのベストシーズンの前に、ニャチャンはどんな気候の特徴があるのかをまずはご紹介致します。ニャチャンのあるベトナム南部は、熱帯モンスーン気候で一年を通して温暖な地域です。

ニャチャンの気候は、大きく分けて3月から8月までの乾季と9月から2月までの雨季の2つのシーズンに分かれています。

乾季のシーズンに当たる3月から8月の中で、特にビーチのベストシーズン戸なるのは5月から7月で、6月から8月は、一年の中でもっとも気温が高く、市内観光には適さないシーズンです。

ベトナムニャチャンで降水量が特に多くなるのは、9月から12月までの季節で、この時期はベトナム沿岸の台風シーズンとも重なります。急な雨で飛行機にも影響が出やすい季節です。

12月から2月までシーズンは、ニャチャンの冬となり、平均気温が20度を下回る日もでてきます。この時期のニャチャンは、ビーチはあまりおすすめできないシーズンですが、ホテルや飛行機などが非常に安くなります。安く旅行したい方には、このシーズンを狙って行く行き方がおすすめです。

9月から12月のニャチャンに比べれば、1月、2月は降水量も減って過ごしやすい気候になりますので、市内観光にはおすすめのシーズンです。

この時期にニャチャン旅行を計画したい場合は、ベトナムの旧正月の日程にだけ注意するようにしましょう。

ベトナム旧正月のシーズンは、レストランやバーなど夜遊びスポットも営業していない可能性があり、せっかく観光しようと思っても、様々な施設が休館となっている場合が多くなります。このシーズンを避けて行く行き方がおすすめです。

続いては、ベトナム各地からニャチャンへの詳しい行き方についてご紹介します。日本からベトナムのニャチャンへ行くには、ハノイ経由で行く行き方がもっとも一般的です。

日本の成田空港から、ベトナム航空、ANA、ベドジェットエアなど各社が就航しており、ハノイ経由でニャチャンまで行く所要時間は、1回乗り継ぎで、10時間15分となっています。

ベトナムの首都ハノイからは、ニャチャンのカムラン空港行きの便が1日5便ほど就航していますので、ハノイ2泊、ニャチャン3泊ぐらいの日程で周遊する行き方もおすすめです。

国内線でハノイからニャチャンに移動するには、所要時間が1時間25分ほどかかります。ハノイからはジェットスターパシフィックなど格安航空も出ていますので、安く移動したい方にはこちらを利用する行き方がおすすめです。

日本からベトナムのニャチャンを観光する行き方として、もう一つおすすめのルートがホーチミン経由で行く行き方です。

日本からホーチミンを経由する便は、ベトナム航空、ANA、JALの他、チャイナエアラインなども成田から就航しています。

ホーチミンからニャチャンへの国内線は、ベドジェットエアが1日2便から4便ほど就航しています。ハノイ経由に比べると少し乗り継ぎ便が少ない印象です。

ホーチミン経由の場合は、ホーチミン2泊、ニャチャン3泊ぐらいの日程で行く行き方がおすすめです。ホーチミン観光は、2日あれば十分ですし、ベトナムのお土産を買うなら、雑貨などが豊富なホーチミンがおすすめです。

ベトナムの世界遺産にも認定されたフエも、ニャチャンと合わせて観光したいおすすめのスポットです。フエからニャチャンまでの行き方は、列車が主な移動手段となります。

ベトナム中部のフエから、ニャチャンまで行く列車は、1日7便ほど運行しており、所要時間は列車の種類によって異なります。

一番早い電車でフエからニャチャンまで移動した場合の所要時間は11時間40分となっており、スケジュールにゆとりがある方にのみおすすめの行き方です。

ベトナム鉄道のチケットの購入方法は、ウェブサイトや駅での購入が可能です。東南アジアの他の国に比べると、ベトナムの列車の運行はかなり時間が正確で、遅れることはあまりありません。のんびりとした旅を楽しみたい方におすすめの行き方です。

ベトナム中部のダナンからニャチャンへ行く行き方は、バスを利用する行き方がおすすめです。ダナンを含めたベトナム各都市を結ぶフーチャン社のバスがアクセスには便利です。

ベトナム中部のダナンからニャチャンまでの所要時間は、フーチャン社のバスを利用した場合は、所要時間が約12時間となっています。

ダナンからは、夕方17:00から18:30の間に夜行バスが運行していますので、こちらに乗車して寝ている間に移動するという形になります。

ダナンからニャチャンまでのバスの運賃は、22万5000ドンからと激安価格です。お金のない学生さんやバックパッカーにおすすめの行き方です。

ベトナムのおすすめリゾート「ニャチャン」のベストシーズンや詳しい行き方も分かったところで、ここからは、ニャチャンの観光の見どころをご紹介していきたいと思います。

ニャチャンへ行ったら、絶対に外せない観光スポットと言えば「ニャチャン・ビーチ」。約5kmに渡って延びる白砂のビーチには、背の高いヤシの木が心地よい陰を作る絶好の避暑地。

古くからベトナム有数のリゾート地として開発されてきたニャチャン・ビーチは、周辺の道路も非常によく整備されており、ベンチや有料のデッキチェアなど一日のんびり過ごすのに十分な施設が整っています。

ココナッツジュースを販売する屋台や、おしゃれなバンガロー風のカフェやバーのほか、レストランなどもありますので、ランチやディナーの心配もいりません。青い海で、思いっきりマリンスポーツを楽しみましょう。

続いてご紹介するベトナム・ニャチャンのおすすめ観光スポットは「ヴィンパールランド」。ニャチャンビーチの沖に浮かぶ「チェー島」にある大型テーマパークで、島の一画を占める約5万平方キロメートルの広大な敷地に水族館やプールなどの設備が整っています。

ヴィンパールランドは、ミニコースターなど陸上のアトラクションもあり、大人も子供も一日中遊べるアミューズメントパークとして人気があります。

ニャチャンのヴィンパールランドには、7000匹もの鮫が泳ぐ巨大水槽を兼ね備えた水族館も併設しており、イルカのショーでは、出演したイルカたちと記念撮影なども楽しめます。

チェー島へのアクセスは、ニャチャンからフェリーで行くことも可能ですが、全長3320メートルの長さを誇るケーブルカーがおすすめ。天気のいい日には、ケーブルカーの上からニャチャンビーチや周辺の島々の絶景を見渡すことができます。

ベトナム・ニャチャンの観光スポット、続いておすすめするのは「ポー・ナガル塔」です。ニャチャン市街地から北へ約2キロほどのエリアにあるこちらの遺跡は、9世紀初めに建てられたチャンパ寺院の跡です。

今から1200年以上も昔に建てられたこの寺院は、774年と784年の二回に渡ってジャワ軍の侵攻を受けたと言われています。壊滅的な被害を受けたこの寺院は、8世紀から13世紀に塔が再建され、現在は、主祠堂をはじめとする5棟の建物が残っています。

ニャチャンに残されたこの遺跡の最大の見どころとなっているのが、祠堂の内部にある女神「ポー・ナガル」の像で、10本の腕をモツう通史意神が今もこの地を守るように鎮座しています。

ベトナムに残されたチャンパ遺跡のほとんどは、美術品などが博物館に収蔵されており、遺跡自体の価値がほとんどないと言われています。ベトナム人の侵攻と結びつくことによって、この寺院は辛うじてこの地に止まっているようです。

続いてご紹介するベトナム・ニャチャンの観光スポットは「国立海洋学博物館」。ニャチャン中心部から南へ約5キロの地点にあるこちらの建物は、ニャチャン港からもすぐ近い立地にあります。

ベトナム唯一の本格的な海洋額の展示が行われている博物館で、設立は1922年と非常に長い歴史を誇ります。

ニャチャンの国立海洋学博物館には、ベトナム近海で暮らす海洋哺乳類「ジュゴン」のホルマリン漬けなども展示されており、他にも、ジンベイザメの骨の個体標本など珍しい展示がされています。

他にも、ニャチャン近海で暮らす様々な熱帯魚を集めた水槽などが展示されており、巨大なクジラの骨の標本なども見ることがでいます。会館時間は、6:00から18:00までとなっており、入館料は大人4万ドン、6歳から15歳が2万ドンとなっています。

続いてご紹介するベトナム・ニャチャンのおすすめ観光スポットは「ニャチャン大聖堂」。美しいステンドグラスが見どころとなっているこちらの教会は、1934年に建築されたゴシック様式の建築物です。

フランス統治時代の影響で建設されたニャチャン大聖堂は、石造りの内部がひんやりと涼しく、色鮮やかなステンドグラスが荘厳な雰囲気をかもしだしています。

ここがベトナムだということを一瞬忘れてしまいそうな威風堂々とした佇まいのニャチャン大聖堂。ミサは月曜から金曜は4:45、17:00の1日2回開催されています。

日曜のミサは、5:00、7:00、9:30の午前中3回と、午後が16:30、18:30の2回になっています。教会の入り口は、グエンチャイ通り側にあり、そこから聖人像我並ぶ坂を登って行くと内部を見学できます。

落ちそうで落ちてこない奇岩がインスタ映えする撮影スポットとして人気を集めている「ホンチョン岬」。ベトナムニャチャンの市街地から北へ約3.5キロほどの距離にあります。

小さな岬には、巨大な一枚岩が残されており、満潮になると個の岩の周辺だけが海から突き出た状態になります。ホンチョン岬は、ニャチャンの海の絶景が楽しめるおすすめの観光スポットです。

続いてご紹介するベトナム・ニャチャンの観光スポットは「ロンソン寺」。1889年にニャチャンに建立されたこちらの寺院は、改装を重ねて現在のような立派な寺院になっています。

本殿には蓮の花に囲まれ仏陀の坐像があり、壁面には仏教説話の壁画が物語形式で描かれています。屋外にある白い仏陀の巨像が寺院のシンボルマークになっています。

ベトナム・ニャチャンのおすすめ観光スポット、続いてはお土産のお買い物にも最適な「ダム市場」。円のように丸い形をした建物の周りを、野菜や果物、衣類や雑貨などを販売するお店がぐるりと取り囲む不思議な形の市場です。

海の幸が豊富にとれるニャチャンでは、地方料理として知られるサワラを練って作る「チャー・カー」などが市場で販売されています。2階スペースには、衣料品や布地が多いので、ベトナムのお土産を見たい方はこちらがおすすめです。

最後にご紹介するベトナムニャチャンのおすすめ観光スポットは、ニャチャン中心地から約40キロほど西へ進んだところにあるヤンバイ滝。標高1500メートルの山麓にあるこちらの滝は、海抜100メートルの高所にあります。

滝の他に温泉も楽しめるヤンバイ滝は、動物の餌付けができる触れ合いパークも併設されており、家族連れで楽しめるおすすめの観光スポットです。ベトナム少数民族のラグレイ族の民族舞踊なども鑑賞できます。

ここからは、ベトナムニャチャン観光で利用したいおすすめのホテルをご紹介していきます。トップバッターは、ニャチャンでもっとも有名なホテル「シックス・センシズ・ニンヴァン・ベイ」。

14.5ヘクタールの広大な敷地に59棟のヴィラが立つ高級リゾートは、ニャチャン中心部から北に30キロほど離れたニンヴァンベイにあります。天然素材を利用した贅沢なヴィラは、24時間専属のバトラーとプールやサンデッキがついています！

続いてご紹介するベトナムニャチャンのおすすめホテルは、「エバソン・アナ・マンダラ・ニャチャン」。創業20年を越えるビーチサイドの5つ星ホテルは、シックス・センシズ・リゾートのカテゴリーの中でも、違ったコンセプトが楽しめると評判です。

ベトナム建築様式を取り入れたヴィラやスタッフのホスピタリティーもばっちり。豊かな自然に囲まれた素晴らしいロケーションで、素敵なベトナムの休日を過ごせます。日本人スタッフも常駐しているので、初めてのニャチャンでも安心して滞在できるのもおすすめできるポイントです。

続いてご紹介するベトナムニャチャンのおすすめホテルは「インターコンチネンタル・ニャチャン」。ベトナムのインターコンチネンタルは、それぞれの地域に合わせた文化を取り入れた独自のコンセプトが魅力です。

ニャチャンのホテルは、レセプションに投げ網漁をイメージしたオブジェを置いたり、浴室にベトナム南部の大理石をあしらうなど、随所にニャチャンらしさが表現された客室が素敵です。ほとんどの客室からニャチャンの美しい海を見ることができます。家族連れにもおすすめのホテルです。

続いてご紹介するベトナムニャチャンのおすすめホテルは「シェラトン・ニャチャン・ホテル・スパ」。30階立ての高層ホテルは、9階から上がすべて客室になっています。全室オーシャンビューで、バルコニーもついており、海の絶景をお部屋から楽しめます。

シェラトン・ニャチャン・ホテル＆スパでは、28階のバーから美しい夜景も見られるため、夜遊びスポットとしてもおすすめ・プライベートビーチやスパ設備も充実しているので、ゆったりとしたベトナムの休日を楽しめます。

最後にご紹介するベトナムニャチャンのおすすめホテルは、老舗の5つ星リゾート「サンライズ・ニャチャン・ビーチ・ホテル＆スパ」。全館コロニアル調でまとめられたクラシックで優雅なインテリアが特徴で、2015年には、すべての客室がリニューアルオープン。

日本とベトナムのコラボ料理が楽しめるレストラン「フーン・ヴィエット」も入店しており、日本人観光客にも人気のあるホテルです・ギリシア神殿を思わせるプールやプライベートビーチもあります。スパには日本語ができるスタッフも常駐していますので、安心して利用できるのもうれしいポイントです。

ここからは、ベトナムニャチャンの夜遊びスポットをご紹介致します。トップバッターは、お酒と音楽が楽しめるZ club。

若いベトナム人や欧米からの観光客で賑わうニャチャンのクラブです。大音響で音楽が流れるホールはダンスを楽しむのもおすすめ。夜遊びスポットで素敵な出会いがあるかも？しれません。

続いてご紹介するベトナムニャチャンの夜遊びスポットは、ちょっと変わったカクテルが楽しめる「Bar lab club」。

名前の通り「lab」（研究所）をイメージした薬品のようなカラフルなカクテルが自慢の夜遊びスポットは、クラブで踊るよりはお酒を楽しみたい方におすすめです。

続いてご紹介するベトナムニャチャンの夜遊びスポットは「Amigos bar」。バンドの生演奏が楽しめるこちらの夜遊びスポットは、一人でもお友達と一緒でも入りやすいお店です。

カウンター席の他、店舗の表にもテーブル席などがあり、ニャチャンの潮風をかすかに頬に感じながら、ベトナムの夜を過ごすのはいかがでしょう？

クラブで踊ったりバンドの生演奏を聞くのもよいけれど、もう少し落ち着いた空間でお酒を楽しみたいという方には、「ルイジアナ・ブルーハウス」がおすすめ。レストランとバーの両方があるので、夜遊びスポットとしてだけでなく、ディナーにもおすすめです。

自家製ビールを醸造しているので、おいしいピルスナービールなど本格的なビールを楽しめます。ベトナムの暑い夜にはキンキンに冷えたビールが最高です！

ベトナムニャチャンの夜遊びスポット、最後にご紹介するのは、「ニャチャン・セイリング・クラブ」です。ベトナムニャチャンでもっとも人気のあるレストラン＆バーで、座席は5つのエリアに分かれています。

お酒だけでなく、ビーチ沿いで食事を楽しめるテーブル席もあり、ベトナム料理だけであく、ウェスタン・フュージョン料理なども楽しめます。ダンスフロアも併設されており、23:00頃から盛り上がります！

ベトナムの観光スポット「ニャチャン」の魅力をお伝えしました。フランス統治時代から、欧米人向けのリゾートとして開発されてきたニャチャン。

美しいビーチや洗練された上質のサービスが楽しめるホテルも充実しています。ニャチャンには、夜遊びを楽しめるナイトスポットも多数あります。ベトナムのニャチャンで素敵な休日をお楽しみください。