東ティモールの観光名所&治安まとめ!行き方・言語・通貨についても解説!
東ティモールは、過去のイメージから治安がよくないのではと言われていますが、以前より治安はかなり改善されています。今回は、東ティモールを徹底特集ということで、東ティモールの観光名所から治安情報、言語や通貨、そして、ホテル情報についてもご紹介していきます。

目次
- 1知っておきたい東ティモールという国
- 2東ティモールの歴史
- 3東ティモールの治安
- 4東ティモールのビザ事情
- 5東ティモールでの宗教事情
- 6東ティモールで使われている言語
- 7東ティモールの通貨とは?
- 8東ティモールの物価はどうなの?
- 9東ティモールの食文化とは?
- 10東ティモールのホテル事情
- 11東ティモールの観光スポットとは?
- 12東ティモールのおすすめ観光スポット1:Cristo Rei(クリストレイ)
- 13東ティモールのおすすめ観光スポット2:Dolok oan(ドルコアン)
- 14東ティモールのおすすめ観光スポット3:Tais Market(タイスマーケット)
- 15東ティモールへ日本からの行き方
- 16ゆっくりとした時間を過ごせる東ティモール
知っておきたい東ティモールという国
21世紀に入って最初の独立国となった東ティモールは、小スンダ列島にあるティモール島の東半分とアタウロ島、ジャコ島、飛地オエクシで構成される島国です。国土も1万4900平方メートルと、日本で言うと、東京、千葉、埼玉、神奈川の面積を合計したくらいの大きさです。人口は118万人で、自然豊かなアジアの国の一つとなっています。
東ティモールの歴史
東ティモールは、21世紀に入って最初の独立国となっていますが、インドネシアが支配する前は、ポルトガルの植民地でした。東ティモールはポルトガル語諸国共同体加盟国に加盟しており、ポルトガル語も公用語の一つとなっており、ポルトガルとの繋がりも強い国です。
太平洋戦争中には、日本の統治下となっていました。戦争後は、再びポルトガルの統治下となりました。そして、1975年にインドネシア軍によって、侵攻されて、インドネシアに併合されました。約25年ほどインドネシアから支配されていましたが、2002年にインドネシアから独立することとなりました。
インドネシアから独立してから少しの間、東ティモールの国内で、混乱が続き、治安も不安定でしたが、2008年には混乱も収束し、治安もかなり改善されました。東ティモールは、長い間、ポルトガル、日本、インドネシアの3つの国によって統治されてきましたが、現在では完全に独立した国となっています。
東ティモールの治安
現在の東ティモールの治安は、昔に比べるとかなり改善されています。しかしながら、インドネシアとの国境地帯は決して治安が良いとは言えません。というのも、東ティモールとインドネシアの国境の管理は,インフラ,人的体制などに関して、問題ないというレベルではなく治安も決して良いとは言えないからです。
国境の管理がきちんとしてないことから、インドネシアとの国境を越えてやってくる犯罪者及びテロリストの移動が心配から治安も不安視されています。東ティモールの首都のディリは国境から離れた場所にあるので、治安の心配は少ないですが、スリやひったくりといった事件は起きていますので、十分に注意してください。
東ティモールのビザ事情
日本から東ティモールへ訪れるときには、ビザが必要となります。観光で訪れたならば、観光ビザを取得する必要があります。観光ビザは、東ティモールの首都であるディリにあるプレジデンテ ニコラウ ロバト国際空港で取得することができ、一人当たり30ドルが必要となります。
出国するのにもお金がかかる東ティモール
東ティモールへの入国するのに観光ビザを支払ったので、帰りは必要ないと思うかもしれません。しかし、帰りにもお金が必要となります。というのも、空港使用料として、10ドル支払う必要があるからです。入国にもビザを支払いましたが、帰りにもお金が必要なので、出国前に使い切らず10ドルは残しておくようにしましょう。
東ティモールでの宗教事情
東ティモールは、インドネシアの影響もあり、イスラム教が多いというイメージがあるかもしれませんが、ほとんどの人はキリスト教を信仰しています。東ティモールは、同じ東南アジアの国であるフィリピンと同じくキリスト教の信仰が盛んな国の一つとなっています。
東ティモールでは、キリスト教が大部分で、他には、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、そして生物、無機物関係なくすべてのものの中に霊魂が存在していると考えるアニミズムなどとなっています。キリスト教が独立運動を精神的に支えた影響からキリスト教の信者が多くなっています。
東ティモールで使われている言語
東ティモールで使われている言語は、テトゥン語とポルトガル語で、それぞれ公用語となっています。また、地域によっては、マカサエ語、ファタルク語などが使われています。一方で、過去にあったインドネシア統治下時代の影響によって一部の世代の言語は、インドネシア語となっています。
東ティモールにおいて、世代間で異なる言語となっており、世代によって話せる言語が異なることが問題ともなっています。主に使われている言語は、テトゥン語とポルトガル語となっているので、これらの言語の内、ポルトガル語の最低限の言語の表現を覚えておけば、問題なくコミュニィケーションを取ることができます。
東ティモールの通貨とは?
東ティモールで使われている通貨は、アメリカドルが主要通貨となっています。ただ、アメリカドルでは全てを補うことができないということで、補助通貨としてセンタボという通貨が使われています。日本では耳にしない通貨ですが、現地通貨のセンタボは、セントコイン(1、5、10、25、50、100セント)という通貨に該当します。
日本円からアメリカドルや現地通貨センタボへの両替は東ティモールではできない所もあります。訪れる前には、滞在している間に使うであろう金額を日本円からアメリカドルへの両替が必要となります。もし両替を忘れてしまったならば、トランジットの空港にて現地通貨として利用するためにアメリカドルへの両替をおすすめします。
東ティモールの物価はどうなの?
東ティモールの物価は、他の東南アジアのように決して安いとは言えません。というのも、東ティモールで作られているものは少ないこと、そして、国土が小さいためあまりものを作れないからです。結果として、東ティモールは、たくさんのものを輸入に頼らざる得ない状況となっています。
東ティモールは、首都ディリにあるティモールプラザという大型ショッピングモールをはじめ、中国系、ポルトガル系のなど大小さまざまなお店があります。しかし、それらのお店の商品はほとんどが輸入品となっており、日本の物価と然程変わらないとも言われています。
東ティモールの食文化とは?
東ティモールの食文化は、ポルトガルの影響と昔からの地元の食文化が融合したものとなっています。東ティモールの主食は、米で、焼き飯のナシゴレン、焼きそば料理のミーゴレン、魚とハーブの蒸焼きであるイカン・ペペスなどインドネシア料理とも似た食事となっています。
一方で、首都のディリでは、豚肉やオリーブオイルを使った料理を見かけます。また、ポルトガルによって南米からもたらされたキャッサバやトウモロコシも食べられています。そして、マカオ名物となっているエッグタルトも、東ティモールの街中では見かけ、ポルトガルの影響を色濃く映し出している部分も垣間見得ます。
東ティモールのホテル事情
東ティモールには、首都のディリを中心に、バックパッカーが宿泊するゲストハウスから4つ星ホテルまであります。また、ホテルの立地も海辺や街中までさまざまあり、ホテルを探すのにワクワクしてしまいます。今回は、東ティモールへ訪れたならば、おすすめしたいホテルを3つ厳選してご紹介します。
東ティモールのおすすめホテル1:ノボ ツーリズモ リゾート&スパ
最初にご紹介するのは、首都のディリにあるノボ ツーリズモ リゾート&スパ(Novo Turismo Resort & Spa)です。ノボ ツーリズモ リゾート&スパは、ディリの中心部から車で6分のホテルで、プレジデンテ・ニコラウ・ロバト国際空港からもアクセスの良いホテルとなっています。
ノボ ツーリズモ リゾート&スパは、24時間のフロント対応があります。また、フロントスタッフは、英語で対応してもらうことができます。ポルトガル語やインドネシア語ができないと言語に不安がある人でも英語で対応してもらえるので、安心して宿泊することができるおすすめのホテルです。
東ティモールのおすすめホテル2:エクセルシオールリゾート
次にご紹介するのは、砂浜まで歩いていけるエクセルシオール リゾート(Excelsior Resort)です。エクセルシオール リゾートは、ディリの大使館道路近くにあるホテルで、プレジデンテ・ニコラウ・ロバト国際空港からも4kmとアクセスの良いホテルとなっています。
エクセルシオール リゾートは、24時間のフロント対応に加えて、警備員が常駐しており、治安も全く問題ないと言えるでしょう。また、3泊以上宿泊するときには、空港へのシャトルサービスを無料で利用することができます。東ティモールに3泊以上滞在するときには、おすすめのホテルです。
東ティモールのおすすめホテル3:ホステル ダテッラ
最後にご紹介するのは、首都・ディリの中心部にあるホステル ダテッラ(Hostel daTerra)です。観光スポットとナイトスポットの近くに位置しているホステル ダテッラは、朝ごはん付きでお得な料金で宿泊できる東ティモールの人気のホステルと言われています。
ホステル ダテッラでは、シュノーケリングやダイビングなどの様々なアクティビティの手配からレンタカーの手配など幅広く行ってくれます。また、多言語対応のホステルとなっており、安宿があまり多くないディリでは貴重なホステルとなっています。東ティモールへバックパッカーとして旅しているときには、チェックすることをおすすめします。
東ティモールの観光スポットとは?
東ティモールはまだ独立してから日が浅いこと、そして、小さな国ということで、観光はあまりないと思うかもしれません。しかし、東ティモールを取り囲む青い海と自然豊かな環境、そして、地元の環境にはとても魅力を感じるでしょう。そこで、東ティモールのおすすめ観光スポットを3つピックアップしてご紹介していきます。
東ティモールのおすすめ観光スポット1:Cristo Rei(クリストレイ)
Cristo Rei(クリストレイ)は、東ティモールの首都であるディリの海岸沿いに聳え立つ巨大なキリスト像で、世界で2番目に大きいキリスト像として、東ティモールでも有名な観光スポットとなっています。首都のディリから車で約40分ほどの所にあるCristo Rei(クリストレイ)は、東ティモールを訪れる人の多くが訪れています。
Cristo Rei(クリストレイ)への行き方は、タクシーもしくは地元の交通機関であるミクロレットで行くことができます。Cristo Rei(クリストレイ)から眺める景色は絶景で、訪れた人の多くが友人などに訪れることをおすすめする観光スポットとなっています。東ティモールを訪れたならば、外すことができない観光スポットです。
東ティモールのおすすめ観光スポット2:Dolok oan(ドルコアン)
Dolok oan(ドルコアン)は、Cristo Rei(クリストレイ)の裏側にあるビーチで、白い砂浜、青い海と東ティモールの絶景スポットとも言われている場所です。木陰もあり、波も穏やかなので、Dolok oan(ドルコアン)で海水浴を楽しんだり、浜辺でぼゆっくり過ごすこともできます。
Dolok oan(ドルコアン)への行き方は、タクシー、もしくはミクロレットとなります。また、首都のディリから人気の観光スポットであるCristo Rei(クリストレイ)へ行く途中にあるので、Cristo Rei(クリストレイ)を訪れた帰り、もしくは訪れる前に立ち寄るなどCristo Rei(クリストレイ)とセットで訪れることができます。
東ティモールのおすすめ観光スポット3:Tais Market(タイスマーケット)
Tais Market(タイスマーケット)は、東ティモールの首都のディリにあるマーケットの中でも大きなマーケットとなっています。Tais Market(タイスマーケット)では食べ物のお店よりも東ティモールの人によって織られた織物や手作りのハンドメイドの品物のお店が多くなっています。
Tais Market(タイスマーケット)への行き方は、大通りからセバスティアン・ダ・コスタ通りへ進むと到着します。街の中心部にあたり、近くには、カフェやスーパーマーケットなどもあります。東ティモールのお土産を購入できる場所なので、訪れた人はぜひチェックしてみることをおすすめします。
東ティモールへ日本からの行き方
日本から東ティモールへ行く場合には、飛行機を利用しなければなりません。東ティモールの首都ディリにあるプレジデンテ ニコラウ ロバト国際空港 (DIL)までの行き方としては、日本からの直行便はない為、シンガポールもしくはバリを利用します。今回は、シンガポールもしくはバリを利用しての行き方をご紹介します。
シンガポール・チャンギ国際空港経由で東ティモールへの行き方
最初にご紹介する東ティモールへの行き方は、シンガポールのチャンギ国際空港を経由して行く行き方です。チャンギ国際空港とプレジデンテ ニコラウ ロバト国際空港の間には、週に1回フライトがあります。チャンギ国際空港は日本の東京、大阪、名古屋などから直行便があり、日本人もトランジットで利用する空港なので、使いやすいでしょう。
シンガポール・チャンギ国際空港とプレジデンテ ニコラウ ロバト国際空港の間は、約4時間でとなっています。週に1便ということからタイミングが合う人だけの利用する行き方となっており、タイミングが合う人のみが利用している状況です。また、フライト代は、180ドルからが相場となっています。
インドネシア・バリ国際空港経由で東ティモールへの行き方
次にご紹介する東ティモールへの行き方は、インドネシアのバリ国際空港を経由して行く行き方です。バリ国際空港とプレジデンテ ニコラウ ロバト国際空港の間には、毎日2から3便のフライトがあります。バリ国際空港は日本の東京と大阪からの直行便があり、便利な行き方と思われていますが、利用するときには注意が必要です。
バリ国際空港とプレジデンテ ニコラウ ロバト国際空港の間は、約2時間くらいで、フライト代は、90ドルくらいからあり、とてもお得と言えるでしょう。しかし、バリ国際空港とプレジデンテ ニコラウ ロバト国際空港の間には朝のフライトしかなく、1泊空港近くで宿泊しなければいけないということを覚えておく必要があります。
ゆっくりとした時間を過ごせる東ティモール
21世紀に入ってできた国の一つである東ティモールは、治安がよくないというイメージが先行してしまいますが、首都のディリはとても改善されています。とても小さな島国の東ティモールは、海に囲まれた環境でゆっくりした時間を過ごせる国の一つなので、ぜひ訪れてみることをおすすめします。
