ブータン旅行の観光名所おすすめまとめ!ベストシーズンや費用も紹介!

ブータンは世界でもっとも幸せな国として知られていて、ブータン旅行をしたいと思う方もたくさんいると思います。ブータンには魅力あふれる観光名所やおすすめスポットがたくさんあるのです。そんなブータン旅行について観光名所や費用、おすすめシーズンなどを一挙ご紹介します。

ブータン旅行の観光名所おすすめまとめ!ベストシーズンや費用も紹介!のイメージ

目次

  1. 1ブータン旅行の観光情報まとめ!
  2. 2ブータン旅行の観光情報1:ブータンとはどんな国?
  3. 3ブータン旅行の観光情報2:ブータン旅行は特殊って本当?
  4. 4ブータン旅行の観光情報3:ブータンへの行き方
  5. 5ブータン旅行の観光情報4:ブータン旅行にはビザ必要?
  6. 6ブータン旅行の観光情報5:ブータン旅行の費用
  7. 7ブータン旅行の観光情報6:ブータンの治安
  8. 8ブータン旅行の観光情報7:ブータンの気候とおすすめ観光シーズン
  9. 9ブータン旅行の観光情報8:おすすめ観光スポット「プナカ・ゾン」
  10. 10ブータン旅行の観光情報9:おすすめ観光スポット「ポブジカ」
  11. 11ブータン旅行の観光情報10:おすすめ観光スポット「クェンセル・ポダン」
  12. 12ブータン旅行の観光情報11:おすすめ観光スポット「メモリアル・チョルテン」
  13. 13ブータン旅行の観光情報12:おすすめ観光スポット「民家に宿泊」
  14. 14ブータン旅行の観光情報13:おすすめ観光スポット「タクツァン僧院」
  15. 15ブータン旅行をして観光名所を訪ねてみよう!

ブータン旅行の観光情報まとめ!

ブータンといえば「世界一幸福度の高い国」として知られていて、国王夫妻が2011年に日本に来日したことでも有名な国です。そんな幸せの国ブータンに一度行ってみたいという方も多いのではないでしょうか。今回はブータン旅行について、観光名所やおすすめスポット、旅行の費用やベストシーズンまで観光情報をまとめました。

ブータン旅行の観光情報1:ブータンとはどんな国?

まずブータンとはどんな国なのでしょうか。ブータンは正式にはブータン王国という国名で、南アジアの内陸国です。人口は約80万人、国土面積は約4万平方キロメートルと日本の九州と同じくらいの広さの小さな国です。ブータンは歴史上長い期間鎖国状態でしたが、1970年代に国際連合に加盟して各国と関係を築くようになりました。

ブータンの首都はティンプーに置かれています。ブータン国民の民族は8割がガロン、ブムタンパ、ツァンラなどのチベット系民族、残りの約2割がネパール系民族であると言われています。ブータンの公用語はゾンカ語ですが、英語やネパール語が使われているところもあります。

ブータンでは国の豊かさをGDPなどの国の経済による豊かさではなく、国民がいかに幸せを感じているかという国民総幸福量で豊かさを量っていて幸福度は世界ナンバーワンであると言われています。それが幸せの国と言われる所以なのです。またブータンは、ブータン人と日本人の外見が似ているとされることからかなりの親日国なのです。

ブータン旅行の観光情報2:ブータン旅行は特殊って本当?

ブータン旅行は他の国への旅行とは異なり、かなり特殊なシステムとなっています。ブータンでは国の政府が外国人観光客に対する観光ルールを定めていて、それに則った形での観光しかできないことになっています。そのため現地に着いてからプランを立てる旅行や行き当たりばったりなどの旅行は残念ながらできません。

日本からブータンへの旅行は、日本のブータン旅行ツアーに参加して全て旅行会社におまかせの旅行と個人旅行の2通りが可能となっていますが、個人旅行であったとしても少なくとも現地の旅行会社を通して、プランや宿泊先を旅行前にあらかじめ決めておく必要があります。

ブータンの旅行は原則的にガイドが同伴での旅行となり、ブータン滞在中の移動や宿泊、食事の手配は全てガイドが行ってくれます。そのため「ここに行きたい」という事前に決めておいたプランをガイドに伝えるだけで良いのです。またブータン旅行中の移動は、個人旅行にしてもツアーにしても全て専用の車で移動することが決められています。

ブータンの街の設備はまだまだ発展途上で、首都や一部の比較的大きな町を除く地域ではホテルやレストランも少ないのが現状です。また設備も最低限のところがほとんどです。また道も舗装されていない場所が多く、車での移動は時間がかかることを知っておきましょう。

ブータン国内の観光名所などは案内板などが設置されていますが、ほとんどの場所では地図や情報板などが存在しないので、特に個人旅行の場合は事前にしっかり旅行プランを頭に入れておくことをおすすめします。また日本の旅行書など、ブータンについて書かれた本や地図の持参がおすすめです。

なおブータン旅行は旅行費用も特殊で、他の国とは違った費用形態をとっています。費用についてはまた後ほど詳しくご紹介します。

ブータン旅行の観光情報3:ブータンへの行き方

ブータンへの行き方をご紹介します。日本からブータンへは飛行機でのアクセスが主になります。しかし日本からブータンへの直行便はないので、第3の地での乗り継ぎが必要となります。日本の主要空港から運行している航空会社としては、タイ航空、JAL、ANA、そしてブータンの国営航空であるドゥクエアを利用するのがおすすめです。

まず日本の主要空港からタイ航空、JAL、ANAを利用してバンコクまで向かいます。バンコクからはドゥクエアに乗り継ぎブータンを目指します。所要時間は乗り継ぎ時間も合わせて約9〜10時間以上となります。ブータンの空路での玄関は、西部にあるパロという街が一般的です。

ブータン旅行の観光情報4:ブータン旅行にはビザ必要?

ブータンに入国するためにはビザが必要なので、ブータン旅行をする前に申請して取得しておく必要があります。ビザは自分自身で領事館などに直接申請するのが一般的ですが、ブータンのビザの取得方法は特殊で、現地の旅行会社を通さないと取れない仕組みになっています。

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また現地旅行会社がビザ発行を申請するときには、ブータンへの旅行日程はもちろん観光スケジュールも一緒に提出する必要があります。これはビザを申請する際に、国内にある幾つかの検問所を通る許可も一緒にもらうためです。ブータン国内での長距離移動の際にはこの検問所の通過許可がないと通ることができないのです。

もしブータンにいるときに追加で訪問地を増やしたいとなっても、この検問所の通過許可がないと訪問できないので、ビザを申請する際には現地旅行会社としっかりと観光プランを練っておき、行きたい観光地をしっかり旅行できるように準備しておくことをおすすめします。

なお、訪問地の追加や検問所の通過許可申請は現地でも不可能ではないのですが、申請して許可が下りるまでに日数がかかってしまいます。そのため短い滞在期間での旅行であれば足止めがもったいないため難しいですが、長期でブータン旅行を楽しむ方は現地での申請も可能です。

ブータン旅行の観光情報5:ブータン旅行の費用

ブータン旅行の費用についてご紹介します。ブータン旅行は宿泊、食事、現地ガイド、移動用の専用車などがパッケージになっています。原則的に標準的なものは1日の旅行費用が250ドル(オフシーズンは200ドル)と決まっていて、それ以外に割り増しや現地で追加したものなどの差額分の費用をプラスで支払う形になります。

公定料金と呼ばれる1日の費用には、内国税の65ドル、手数料、宿泊費、アルコール以外の食事代、ガイド、ドライバーと移動用の専用車、トレッキングを行う際のトレッキングツアーのキャンプ設備代が含まれます。追加費用としてはホテルのランクアップ、旅程の追加などです。

日本の旅行会社から出ているブータン旅行ツアーの費用はこの公定料金を元に計算されていて、5日間のツアーで20万円代、1週間のツアーで40万円前後のものが一般的です。個人旅行では日数によりますが、公定料金かける日数が滞在費となり、それ以外に航空券の費用が必要となります。

ブータン旅行の観光情報6:ブータンの治安

ブータンの治安は治安はどうなのでしょうか。外務省から出されている治安情報によると、ブータン南部のインドとの国境付近は治安危険レベル1(十分注意してください)となっていますが、それ以外の地域では危険情報は出されていません。インドとの国境付近に近づかなければ安全な国と言えるでしょう。

ブータン旅行中は先にご紹介した通り原則的にガイドやドライバーが同伴の旅行となるため、その2人が周りに気を配ってくれていることもあり、また一人で行動することは稀です。またブータン人の人柄的にも正直な人柄の方が多く、外国人観光客がターゲットになるような犯罪はほとんど起きません。

また旅行費用もあらかじめ決まっていて自分の財布を出すこともあまりないので、ぼったくりや詐欺に会うこともほとんどないと言えます。ただし首都のティンプーでは近代化が進み、置き引きやスリなどの軽犯罪が徐々に増加しています。そのため旅行中は最低限の注意をしておくことをおすすめします。

ブータン旅行の観光情報7:ブータンの気候とおすすめ観光シーズン

ブータンは熱帯モンスーン気候にあたります。ブータンには日本と同じように四季があり、それぞれのシーズンによって違った美しい景色を楽しむことができます。また大きく雨季と乾季にわかれていて、9月から5月までが乾季のシーズン、6月から8月までが雨季のシーズンとなっています。

季節でいうと夏が雨季に当たり、そのシーズンの旅行は少ししにくいかもしれません。ブータンの雨季はスコールのように土砂降りになることは少なく朝夕に雨が少し降る程度なので、雨季のシーズンでも旅行は可能です。

ただしまれに雨季のシーズンに大雨が降ることがあり、整備されていない地域などで土砂崩れが起こり交通網が分断されてしまうという被害が起こります。そういうアクシデントに見舞われたくない方は、乾季のシーズンでの旅行をおすすめします。

ブータンの気温は1年を通して寒暖の差が激しく、場所にもよりますが冬の最低気温は氷点下になることも多く、夏の最高気温が30度を超える地域もあります。そのため観光のベストシーズンは、雨季に入る前の3月から5月までの時期と、雨季が終わった9月から10月ごろが気温もそれほど低くなくおすすめです。

ブータン旅行の観光情報8:おすすめ観光スポット「プナカ・ゾン」

ここからはブータンの観光名所やおすすめスポットについてご紹介していきます。まずご紹介するのが「プナカ・ゾン」です。「ゾン」とはブータンを建国した各地におかれた城塞や政府の出張所、僧院をかねた建物で、現在も県庁として使用されていることが多い建築物です。

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ブータンの西部に位置するプナカという街は、現在の首都ティンプーが通年首都になるまでブータンの政治の中心として機能していた街です。そのプナカに建てられた「プナカ・ゾン」はブータン国内の数あるゾンの中でも最大級で、歴史的にもかなり重要なゾンとして観光名所となっています。

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「プナカ・ゾン」は国内の2番目のゾンとして建設され、男川と女川の合流地点に建てられています。現在は県庁として利用されていますが、それ以外にも国王の結婚式を執りおこなうなどブータン国内でも歴史的価値のあるスポットとして取り扱われています。

門をくぐり石段を登ると、仏塔と菩提樹の大木がそびえる中庭に到着します。また奥に進んでいくと講堂があり、そこにはブッダが祀られています。「プナカ・ゾン」はブータンらしさを感じることのできる歴史スポットなのです。

また「プナカ・ゾン」の前には建物につながる橋が建築されています。伝統的な建築様式のこの橋は実際に渡ることも可能です。

ブータン旅行の観光情報9:おすすめ観光スポット「ポブジカ」

「ポブジカ」はプナカの東側、ブータンの中心あたりに位置する「ワンデュ・ポダン」という地域にある谷です。標高約3300メートルと高地にあるポブジカは、毎年11月ごろになると絶滅危惧種であるオグロヅルがヒマラヤ山脈を超えてこの地に飛来することで有名な観光名所です。

オグロヅルは世界に5000羽ほどしかいないと言われていますが、このポブジカの地に500羽ほどのオグロヅルが訪れます。オグロヅルへの配慮として、村に電線をひかないことで有名なポブジカの村では、自然とともに生きるブータンの生活を見ることができます。

現在は地下ケーブルによる電化が進んでいますが、電力の供給は今でも不安定で不便な生活を余儀なくされているのが現状です。

ブータン旅行の観光情報10:おすすめ観光スポット「クェンセル・ポダン」

「クェンセル・ポダン」は首都ティンプーの市街地にある大仏です。シンガポールと香港の億万長者が寄付したものであると言われていて、高さ約50メートルと世界最大の大仏とも言われています。大仏は黄金に光輝いていて、ティンプーの街を一望できる展望台としても有名な観光名所です。

ブータン旅行の観光情報11:おすすめ観光スポット「メモリアル・チョルテン」

「メモリアル・チョルテン」はブータンの3代国王を記念して建てられた仏塔形式の寺院で、正式名称は「ゴンゾク・チョルテン」と言います。内部は3層に分かれていて、中央には立体曼荼羅が繰り広げられています。白を基調とした建物は、美しく上品にそびえ立っています。

「メモリアル・チョルテン」はティンプー市内の便利な場所に建てられているので、地元の市民や多くの外国人観光客の参拝で連日賑わっています。

ブータン旅行の観光情報12:おすすめ観光スポット「民家に宿泊」

ブータンではホテルに宿泊することも可能ですが、よりブータンの人々とのふれあいやブータンの生活を身近に感じるためには民家に宿泊することもできます。旅行会社のツアーにもよく組み込まれていて、もちろん個人旅行での手配も可能で、ブータンでは民家へのホームステイは珍しいことではないのです。

民家へのホームステイでは実際にブータンの人々とともに生活をします。石窯のお風呂やブータンの家庭料理、家族団らんなどブータン生活を楽しむことができます。それ以外にも農業体験や酪農家での乳搾り体験などを体験することもできます。ブータンの人々とのふれあいを楽しみたい方におすすめです。

ブータン旅行の観光情報13:おすすめ観光スポット「タクツァン僧院」

ブータンの伝説によると、ブータンに仏教を広めたとされる祖師パドマサンババが、8世紀ごろにパロにあるこの断崖絶壁に虎に乗って舞い降りたといいます。そしてパドマサンババが瞑想を行ったとされる洞窟に17世紀に入って建てられたのがこの「タクツァン僧院」なのです。

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17世紀に建てられたものは消失してしまい、現在残っているのは2004年に再建されたものです。下からこのタクツァン僧院を眺めると僧院までの道が見えないので、まるで建物が空を飛んできてこの地に降り立ったように見えるほどの神秘的な景観です。

タクツァン僧院にたどり着くためには山道を歩いて登らないといけないので体力的に少しハードですが、それ以上に素敵な景色や建物を観光することができます。まさにブータン一の観光名所と言っても過言ではないスポットなのです。

ブータン旅行をして観光名所を訪ねてみよう!

ブータン旅行のご紹介、いかがでしたか?ブータン旅行は特殊なことが多いためなかなか行動に移せない人も多いかもしれませんが、ブータンには魅力あふれる観光名所やおすすめスポットがたくさんあります。ベストシーズンでもそうでなくても、ぜひ一度ブータン旅行に行ってみてはいかがでしょうか。

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    りん

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この記事のライター
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