2018年10月20日公開
2020年03月26日更新
ブータン料理は唐辛子たっぷりで世界一辛い!有名グルメ&味の特徴を紹介!
国民の幸せ度が高いと言われる国「ブータン王国」は、南アジアに在り中国とインドに隣接しています。山岳地帯に在り信仰の厚い国民性、自然と共に暮らしているのが特徴です。ブータン料理には豚肉やチーズ、唐辛子等が豊富に使われます。ブータン料理は世界一辛い等と言われます。

目次
- 1ブータン料理って?
- 2ブータンって何処にあるの?
- 3ブータンってどんな国?
- 4ブータンの「食事文化」について
- 5ブータン料理は世界一辛いの?
- 6ブータン料理・味の特徴
- 7定番ブータン料理1:「パクシャパ」豚肉の野菜炒め煮
- 8定番ブータン料理2:「ダツィ」チーズ料理
- 9定番ブータン料理3:「ジャシャマル」&「ホゲ」スープ&サラダ
- 10定番ブータン料理4:「モモ」蒸しぎょうざ
- 11定番ブータン料理5:「トゥクパ&プッタ」麺類
- 12ブータンの可愛いお菓子「カプセ」
- 13ブータン料理が食べられるお勧め有名店1:「ガテモタブン」
- 14ブータン料理が食べられるお勧め有名店2:「ブータン食堂・チャロチャロ」
- 15ブータン料理が食べられるお勧め有名店3:「bhutan kitchen」
- 16ブータン料理を食べてみよう
ブータン料理って?
ブータン王国と言う名前は聞いた事があるけど、どの様な国でどの様な食文化を送っているのか分からない方も多いのではないかと思います。「世界一辛い」と言われているブータン料理ですが、何故そう言われているのかも気になる所です。今回はブータン料理に付いて、詳しくご紹介して参ります。お勧めのブータン料理が食べられる有名レストランもご紹介致します。
ブータンって何処にあるの?
先ずは、世界地図で見た「ブータン王国」の場所を確認してみたいと思います。ブータンはアジアの南に位置し北には大きく中国が広がり、南にはインドの東の国土が取り囲まれています。ブータンの面積は小さく、日本と比べると約十分の一位です。国土の半分以上は山岳地帯に在り果樹などが栽培されています。平らな土地では主食の米が作られています。
ブータンってどんな国?
「幸せですか?」と聞くと殆どの国民が幸せだと答える国、それが「ブータン王国」なのです。決して裕福な国ではありませんが平等に提供される医療と教育、そして信仰心が厚い事もその理由になっているのです。質素な生活でも、基本的な生活が出来る事への感謝と幸福感を感じられるのです。精神面の幸福感が強いのが特徴ではないかと思います。

ブータンの「食事文化」について
ブータンの「食事文化」について、ご紹介しましょう。ブータンはヒマラヤ山脈を挟み、中国大陸と南にインドが隣接しています。山岳地帯である自国と周囲の国の食事文化の影響も受けて、ブータン独自の食事文化が造り上げられているのです。男性は一日に米を約1キロ食べると言われ、米がよく食べられています。肉やチーズ、野菜や唐辛子等が多く食べられます。
ブータン料理は世界一辛いの?
世界一国民の幸福感が強い国「ブータン」、食文化の上では「世界一辛いブータン料理」等とも云われています。本当に、そんなに辛い食事を食べているのでしょうか。通常日本で唐辛子を使う場合、小さく刻んだりスパイスに少量使う事が多いと思います。しかしブータンでは野菜の感覚で、唐辛子が大きなまま調理されていてかなり辛いのです。食べ過ぎには注意をしましょう。
ブータン料理・味の特徴
ブータンは、本当に唐辛子をよく料理に使います。夏場はフレッシュな唐辛子を、冬場は乾燥させた唐辛子を使って料理をします。インドに隣接している割には、スパイスは余り使用しません。唐辛子や食材の旨みで味付けをした料理が多いです。辛い唐辛子もチーズと一緒に料理する事が多いので、適度にマイルドになって美味しいのです。
唐辛子と一緒に、調味料代わりによく使われているのが山椒です。山椒と言っても、日本でよく使われている山椒とは少し違います。中国の四川省料理でよく使われている、「花山椒」を使っています。こちらも、舌がピリピリとする辛さが有ります。中国食文化の影響を受けている様です。辛さを上手に使いながら、独自の食文化が出来上がっている様です。
定番ブータン料理1:「パクシャパ」豚肉の野菜炒め煮
ここからは定番の「ブータン料理」を、具体的にご紹介して参りましょう。先ずは、「パクシャパ」と呼ばれるお料理です。このお料理はブータンで定番のお料理で、日本人にも好まれる料理です。豚肉や玉ねぎに大根と日本人に馴染みの食材で出来ています。もちろん唐辛子も入って、豚肉との相性が良く人気のメニューです。
ブータンのレストランでは、日本人が辛みに弱い人が多い事を知って辛さを抑えて提供している所が多いそうです。ブータンへ行かれたら是非とも味わって頂きたいお料理です。レシピは簡単なのでご家庭で作ってみるのも良いかも知れません。豚肉に野菜を加え水で煮込み、生姜やニンニク塩を加え最後に唐辛子を加え味が馴染むまで煮込みます。
定番ブータン料理2:「ダツィ」チーズ料理
ブータンで定番の人気料理の二つ目は、「ダツィ」と呼ばれるチーズ料理です。ダツィとはチーズと言う意味で、様々な食材でアレンジされた「ダツィ」が有ります。その中の一つ「エマダツィ」も人気の料理、エマとは唐辛子の事です。ブータンでは唐辛子とチーズが特に人気で、チーズが辛さをマイルドにしています。ご飯にとても良く合う料理となっています。
ジャガイモときのこのチーズ煮込みも、ご飯に合いとても美味しい料理となっています。日本人の口にも合う、とても美味しい家庭料理です。ブータン料理は世界一辛いと言われていますが、ご飯をよく食べる民族ですので、ご飯に合う料理が多いのです。是非一度本場のブータン料理を試してみたいものです。ジャガイモときのこって、とても美味しそうです。
チーズと玉ねぎに、ジャガイモのダツィも有ります。ブータンでは米をよく食べられていますが、ダツィには赤米を好んで食べられている様です。ただ、自足自給だったブータンも輸入米に頼る様になって来ました。ブータンの国産米を食べるのも、中々大変になって来た様です。ブータン米は日本の米に比べると少しパサ付きますが、インド米よりは食感が良い様です。
定番ブータン料理3:「ジャシャマル」&「ホゲ」スープ&サラダ
次にご紹介する食事は、「ジャシャマル」と呼ばれるスープ料理です。鶏肉をたっぷりの野菜と一緒に煮込んだ、シチューの様なスープです。唐辛子もたっぷりと入れられ、辛いスープですが身体が芯から温まります。特に寒い時におすすめの食事で、水分の量によって煮込み料理の様になります。ブータンらしい、辛口スープとなっています。
こちらはブータンの食事に欠かせない「ホゲ」と呼ばれるサラダです。ブータンの食事は辛口の物が多い中、口休めになる余り辛さのない特徴を持つサラダとなっています。辛いお肉料理や、スープと一緒に食べるのがおすすめです。どの食事を見ても野菜がたっぷりと使用され、健康的な食事を食べている民族だと感じます。
定番ブータン料理4:「モモ」蒸しぎょうざ
4番目にご紹介する食事は、「モモ」と呼ばれる餃子に似た料理です。日本で食べられている餃子に、見た目はとても良く似ています。日本の餃子と比べて、少し皮の厚みが在る所が特徴となっています。厚みがある分モチモチの食感でとても美味しく、おすすめのお料理となっています。具は辛く味付けされていませんが、付け合わせのペーストが激辛となっています。
ブータンの食事で人気のおすすめ料理「モモ」、皮の包み方も様々で見た目にも可愛い物があります。特に餃子好きの方には、ぜひおすすめしたいメニューです。私達日本人が思い浮かべる餃子と違った特徴は、添えられているペーストです。かなり辛いので、付ける量を調節して楽しまれて下さい。辛いのが得意な方は、存分にお楽しみ下さい。
定番ブータン料理5:「トゥクパ&プッタ」麺類
5番目にご紹介するのは、ブータンの麺料理です。先ずはラーメンによく似た麺料理「トゥクパ」と言う料理です。見た目にも食欲をそそる「トゥクパ」には、小麦粉で作られた細麺と野菜や肉が一緒に煮込まれています。塩味でコクのあるスープが特徴です。おすすめの食べ方は、「モモ」と一緒に食べる食べ方です。モモをスープの中に入れても美味しいです。
ブータンではラーメン風の麺料理の他に、うどんに似た麺料理も有ります。麺は細長かったり、平べたかったり様々です。画像の料理は、蕎麦を使った「プッタ」と呼ばれる料理です。ブータンは山岳地帯に在る為、お米がとれない地域では蕎麦を栽培しています。そこで蕎麦の料理も作られているのです。こちらも是非おすすめしたいブータン料理です。
ブータンの可愛いお菓子「カプセ」
次はブータンのお菓子、「カプセ」をご紹介致しましょう。繊細なデザインが可愛らしい、小麦粉を使った揚げお菓子です。特徴は、花の形や編み込みのデザインに作られた形にあります。お祝い事や法事、新年等の特別な日に作られる伝統のお菓子です。それもその筈、かなり手が込んでいる様に見えます。でも、とてもシンプルな原材料で作られています。
「カプセ」の原材料は、小麦粉に水、ベーキングパウダーに植物油で作られます。お菓子の生地に無縁バターや牛乳を入れる地方もあり、家庭によっても少しずつ違っている様です。型を作った生地は油で揚げて作られます。きっと子供達は、このお菓子が出されるとテンションが上る事でしょう。ブータンには、「チェゴ」と呼ばれる乾燥チーズも有る様です。
ブータン料理が食べられるお勧め有名店1:「ガテモタブン」
美味しそうな、おすすめブータン料理をご紹介して来ました。きっと、食べてみたくなられた方も多い事でしょう。その様な方の為に、絶品ブータン料理が食べられるレストランをご紹介したいと思います。絶品のブータン料理が堪能出来るレストラン「ガテモタブン」、関東に在るおすすめの有名店となっています。
「ガテモタブン」は、テレビドラマ「孤独のグルメ」にも登場した有名レストランです。美味しい本格的ブータン料理が食べられる事で有名です。パクシャパ、ジャシャマル、シャモダツィ、エマオムレツ等のランチが揃っています。本格ブータン料理デ有名なレストランですが、辛過ぎない様に日本人向けに辛さは調整されていますので安心して下さい。
ブータン料理の有名店「ガテモタブン」の営業時間は、12時から14時30分と18時から23時となっています。定休日は毎週月曜日と、2週間に一度火曜日も休みとなります。最寄り駅は、小田急電鉄と東京地下鉄(東京メトロ)の「代々木上原駅」となっています。駅から約3分程となり、商店街の中に在ります。
住所 | 東京都渋谷区上原1‐22-5 1F |
電話番号 | 033‐466‐9590 |
ブータン料理が食べられるお勧め有名店2:「ブータン食堂・チャロチャロ」
次は関西からおすすめの有名店、ブータン料理レストラン「ブータン食堂チャロチャロ」をご紹介致します。木製のお皿やボールによそおわれたブータン料理は、どこか京都らしい風情も感じます。木製の食器はブータンの物だそうで、オーナーはブータンに数年住んでいた経歴もあるそうです。出来るだけ本場の味を再現されているそうです。
「ブータン食堂チャロチャロ」店内の壁には、アート作品が掲げられていてアーティスティックな雰囲気の中でお食事が出来ます。オーナーさんの作品でアーティストとしての顔もお持ちだそうです。ハーブティーもメニューに沢山有りますので、ブータン料理と一緒にお楽しみ下さい。店舗への行き方は、京都の主要都市から市バス「千本北大路」下車徒歩約1分です。
ブータンの民族衣装を着てお客さんを接待されるのが、「ブータン食堂チャロチャロ」の特徴となっています。ブータンの雰囲気を楽しむ事が出来ておすすめです。営業時間は火、金、土が11時30分から15時30分、18時から22時となります。水と木はランチタイムとディナータイムの代わりに、モモタイムが在り15時から18時迄となっています。定休日は日、月になります。
住所 | 京都府京都市北区紫野北花ノ坊町1‐7 101 |
ブータン料理が食べられるお勧め有名店3:「bhutan kitchen」
次は、ブータン王国でおすすめの有名レストランをご紹介したいと思います。「bhutan kitchen」は観光客が沢山訪れる、観光客向けのレストランとなっています。観光客向けとは言え、広々とした店内に豪華な装飾でゆったりとブータン料理を楽しむ事が出来ます。ビュッフェ形式で、たっぷりブータン料理を堪能する事が出来ます。
様々なブータン料理を好きなだけ楽しめるのが特徴のレストランで、色々なブータン料理を少しずつ楽しみたい方におすすめです。これまで何軒か現地のレストランを訪問された方も、「bhutan kitchen」が一番良かったとの口コミもありました。一度ブータンへ行かれたら、是非立ち寄ってみられては如何でしょうか。
「bhutan kitchen」の特徴は、子供さん連れや団体のお客さんも受け入れており予約もする事が出来ます。ランチタイムもデイナータイムも営業されていますので、是非ブータン観光へ行かれたらチェックして頂きたいレストランとなっています。本場のレストランでブータンの雰囲気を味わいながら、ブータン料理を楽しまれて下さい。
住所 | Gatoen Lam,Thimphu,Bhutan |
電話番号 | 0975‐1761‐3515 |
ブータン料理を食べてみよう
ブータン王国に付いて、国の場所や食文化等をご紹介して参りましたが如何でしたでしょうか。ブータンで定番の人気料理も、5種類ご紹介致しました。ブータンまで、なかなか行く機会が無い方も多い事でしょう。日本で本格的なブータン料理が頂ける有名レストランも、3軒ご紹介致しました。是非一度、ヘルシーで美味しいブータン料理を試してみられては如何でしょうか。
