カンボジアの通貨「リエル」の両替場所&レートまとめ!日本円でいくら?

世界遺産「アンコールワット」で知られるカンボジア。カンボジアの通貨と言えばリエルですが、まだまだ発展途上国というイメージが強いこの国では、観光地では日本円やUSドルなども流通しています。今回はカンボジアの通貨リエルの換金レートの他、両替のコツをまとめます。

カンボジアの通貨「リエル」の両替場所&レートまとめ!日本円でいくら?のイメージ

目次

  1. 1カンボジアの通貨リエルのレートや換金方法をご紹介!
  2. 2カンボジアってどんな国?
  3. 3カンボジアの通貨はリエル
  4. 4カンボジアで使える通貨は他に何がある?
  5. 5カンボジアで日本円が使える場所はある?
  6. 6カンボジア通貨リエルは両替しなくて大丈夫?
  7. 7カンボジアの通貨リエルの両替レートはどこが一番良い?
  8. 8カンボジアの通貨リエルと日本円をお得に換金するには?
  9. 9カンボジアの通貨リエルを両替できる場所
  10. 10カンボジアの通貨リエルの両替金額はどれぐらいがおすすめ?
  11. 11カンボジアの通貨リエルを換金する際の注意点
  12. 12カンボジアの通貨リエルから外貨に再両替するには?
  13. 13カンボジアでは通貨以外にクレジットカードが使えるの?
  14. 14カンボジアの通貨はクレジットカードでのキャッシングがお得?
  15. 15カンボジアの通貨リエルの両替や換金レートはこれでばっちり!

カンボジアの通貨リエルのレートや換金方法をご紹介!

近年ようやく日本から首都「プノンペン」に就航する便も発着するようになってきたカンボジア。密林に埋もれた宗教施設「アンコールワット」とその遺跡群が世界遺産にも認定されています。

今回は、カンボジアの通貨リエルの両替レートの他、カンボジア国内で現地通貨に換金できる場所や両替の際の注意点などもご紹介致します。

カンボジアってどんな国?

カンボジアの通貨についてお話する前に、まずは、カンボジアがどんな国なのかについて触れてみたいと思います。1993年長期に渡る内戦を経てようやく独立したカンボジア王国は、塔何アジアのインドシナ半島南部に位置する立憲君主制国家です。

人口1513万人を抱えるカンボジアは、1975年から1978年まで続いたポル・ポト政権による知的階層の大虐殺により、東南アジアの中でも最も民度が低く、開発の遅れている国家と言われています。

国家誕生から20年以上が経過した今、カンボジアは、7%という高い経済成長を続けており、2020年頃までは、今後も順調に経済成長が続く見込みと言われています。

カンボジアは、南側にタイランド湾、北にラオス、東西にベトナムとタイに国境を囲まれた国で、国民の9割がカンボジア語を話すクメール民族と言われています。

首都プノンペンの他、カンボジアの主要観光スポットである「アンコール・ワット」のあるシェムリアップでは、ほとんどの人が仏教を信仰しており、寺院などの宗教施設では熱心に祈りを捧げる僧侶たちの姿を見ることができます。

カンボジアの内戦には、周辺国であるベトナムと深く対立しており、内戦時代の影響で、カンボジアの国土のあちこちには今もたくさんの地雷が埋められています。観光スポットであるアンコール遺跡群の周辺にも、まだまだ地雷の撤去が終わっていない地域も多く、観光の際は特に注意が必要です。

ポル・ポト政権時代に、学校や病院など、国のあらゆる施設が破壊されてしまったカンボジアでは、今でも貧困に喘ぐ人々が数多く暮らしています。

観光地での子供の物乞いなども深刻化していますので、むやみにお金を渡したりしないようにしてください。

Thumbカンボジアのビザ申請方法&書き方まとめ!詳しい種類や料金も調査!
カンボジアに入国するには日本人でもビザの取得が必要です。種類によっては空港でも取得できること...

カンボジアの通貨はリエル

カンボジアの基本情報が分かったところで、ここからは、カンボジアの通貨「リエル」についてご紹介致します。カンボジアの通貨単位は「リエル」のみで、補助通貨はありません。

カンボジアで公式に発行されている通貨は、紙幣のみで20種類以上あると言われています。古い紙幣は、流通停止されないまま市場からなくなっていくようです。

このため、カンボジア人も知らない、あるいは見たこともないような紙幣が公式通貨として流通しているという状況になっています。

実際にカンボジアで現在流通している通貨は、50、100、200、500リエル紙幣が各2種類ずつ、1000リエル紙幣は3種類流通しています。大きい通貨としては、2000、5000、1万リエルが各2種類の他、2万リエル、10万リエル紙幣もあるようです。

カンボジアの通貨には、他にも50、100、200、500リエルという硬貨があると言われていますが、実際には、市場に流通していないというのが現状です。

いずれにしても、両替所などで両替できるのは、紙幣のみとなります。リエルのレートは、対日本円なら100リエルが約2.5円ほどのようです。対USドルの場合のレートは、1USドルが約4050リエルほどとなっています。

カンボジアで使える通貨は他に何がある?

カンボジアで流通している通貨は、一般的にはカンボジアリエルですが、レートの悪いリエルにあまり換金したくないという外国人旅行者も多いようです。

カンボジアで現地通貨リエルが必要となるのは、主に、ローカル食堂や小さな商店あるいは、バイクタクシーなどの支払いの際のみで、外国人観光客の多いお店では、USドルが流通しています。

カンボジアのレストランで、USドルで支払いをした場合、0.5USドルの代わりに2000カンボジアリエルのおつりを渡される場合もあります。

カンボジアでは、USドルの偽札が大量に流通しているため、街中で高額のUSドル紙幣で支払いをしようとすると断られてしまう場合もありますので、注意が必要です。

カンボジアで日本円が使える場所はある?

カンボジアでは、一部のホテルやお土産店では、USドル以外に日本円も流通しています。ただし、USドルに比べると、日本円が使用できる場所はかなり限られていますので、やはり現地通貨に換金する必要が出てきます。

日本円とカンボジアリエルの両替は、現地の銀行や両替所などで行うことができますが、カンボジアの首都プノンペンやアンコール・ワットの最寄り都市シェムリアップなら、ホテルのフロントでも両替可能な場合が多いようです。

日本円で両替可能なのは、紙幣のみとなりますので、硬貨は両替できません。また、レートも一律ではなく、場所によってかなり開きがありますので、その点も注意が必要です。

カンボジア国内では、USドルの100ドル札や50ドル札の方が、日本円の一万円札や5000円札よりも換金レートが良いようです。

カンボジア通貨リエルは両替しなくて大丈夫?

カンボジア国内では、現地通貨リエル以外にも、USドルが広く流通していることから、日本からのパッケージツアーなどに参加する場合は、わざわざリエルに両替しなくても、現地で受け取れるおつりだけで十分まかなえる可能性が高いです。

一方、個人旅行で自分でバイクタクシーや屋台などを使う予定がある場合は、現地通貨のリエルを多少両替しておいた方が安心です。基本的な支払いはUSドルで支払い可能ですので、日本で両替するならレートの良いUSドルに換金しておけば十分です。

カンボジアの通貨リエルの両替レートはどこが一番良い?

カンボジアの通貨リエルの両替レートは、替える場所によって変わります。両替レートは、ホテル、銀行、両替所の順番で良くなります。

カンボジアで換金できるホテルやゲストハウスの中にも、稀に両替所と同じぐらい良いレートで両替してくれる場合もあります。

先ほども少し触れましたが、カンボジアでは、両替する紙幣がビッグノーと(100USドル、50USドル)、ミドルノート(20USドル、10USドル)、スモールノート(5USドル、2USドル、1USドル)の順で換金レートが悪くなります。

紙面額が大きい方が換金レートが良くなる傾向にありますが、リエル自体をそこまでたくさん使う可能性があまりないので、両替しすぎない方が無難です。

カンボジアの通貨リエルと日本円をお得に換金するには?

カンボジアの通貨リエルを両替しすぎると、低いレートで再両替しなければなりません。旅行中は、できるだけUSドルで払えるところは、USドルで支払うという風に最初から決めて、できるだけ換金しないのがベストです。

カンボジアでリエルを使う場面としては、タクシーなどを利用した際など、端数が出る時です。こういった場面で使うのは、2000リエルなどの小額紙幣です。

日本円とリエルの換金レートは1000リエルで250円ぐらいですので、両替の際には、リエルの小額紙幣を多めに替えてもらうというのもポイントとなります。

カンボジアのレストランの相場は、外国人向けのお店なら1食あたり10USドルぐらいが相場です。食堂や屋台等の料理は、1食1USドルほどで食べられます。他の旅行者と割り勘で庶民的なお店に行くなら1人3USドルぐらいあれば良いでしょう。

カンボジアの通貨リエルを両替できる場所

カンボジアでは、空港内の銀行や街中の銀行の他、ホテルや両替所などで現地通貨に日本円を換金できます。シェムリアップでは、オールドマーケット周辺、プノンペンではセントラルマーケットやオリンピックマーケット周辺で両替が可能です。

カンボジアの両替所は、ゴールドショップなどの宝飾店と換金所を兼ね備えている場合も多く、大半は、小さなガラスのショーケースにカンボジアリエルの札束を並べただけの質素な店構えです。

カンボジアの地方都市では、USドルはともかく日本円は両替してもらえないところも多いので、日本で換金する場合は、できればUSドルを多めにしておく方が安心です。

この他に、カンボジアで両替可能な通貨としては、タイバーツ、ベトナムドン、中国元などが換金しやすいようです。

カンボジアの通貨リエルの両替金額はどれぐらいがおすすめ?

どんあスタイルの旅をするかによって、カンボジアリエルの両替額も決まります。高級ホテルに滞在し、チャーターした車で市内観光を行い、高級レストランでカンボジア料理やフランス料理を食べるなら、1日の予算は200USドル以上必要です。

中級レベルのホテルに宿泊し、観光の際に、安いトゥクトゥクやバイクタクシーなどを利用するなら、一日の予算は50から80USドルぐらいあれば十分足りるでしょう。

かなりエコノミーコースで、安いゲストハウスに泊まり、屋台やカンボジア人の多い食堂などで食事をするなら、1日の旅行予算は10USドルから15USドルでも大丈夫です。

カンボジアの観光地で特にアンコールワット周辺を観光する場合は、遺跡の入場料がかなり高いので、これ以外に観光予算を別途立てておく必要があります。

カンボジアの通貨リエルを換金する際の注意点

カンボジアの通貨リエルに両替する場合には、邪ならず相手の目の前で両替したい日本円の合計額を双方で目で見て確認してから渡すようにしてください。

実際に、日本円からリエルに換金してリエル紙幣を渡されたら、その場でスタッフの人に見えるように枚数を数えてレートと合っているか確認しましょう。

例えば、100USドルなどの高額紙幣をリエルに両替すると桁数が多いお札が何枚も渡されることになります。レートの計算が合っているのかも分からなくなってしまうリスクがあるので注意が必要です。

ホテルの両替所などでも、レートの計算間違いやお金の渡し間違いは非常に多くなっています。あまりにも汚い紙幣や、破れた箇所のある紙幣がないかどうかなどの確認も目の前で行うようにしてください。

カンボジアの通貨リエルから外貨に再両替するには?

余ってしまったカンボジア通貨を、再度日本円やUSドルに両替したいという方もいらっしゃるかもしれません。

カンボジアでは、再両替に応じてくれるのはほとんどの場合、銀行の窓口などで、両替金額の上限なども決められています。

日本円に再度換金するとかなりレートが悪く、USドル以外の外貨には換金してくれない場合もありますので、注意が必要です。

カンボジアの両替所では、他の外貨としてタイバーツやベトナムドンへの換金も可能ですが、いずれもレートが悪いのであまりおすすめしません。

カンボジアでは通貨以外にクレジットカードが使えるの?

リエルが余ってしまったら困るし、USドルにするのも換金手数料がもったいないと思う方も多いと思います。また、治安も考えるとできればあまり現金を持ちたくないというのが旅行者の本音ではないでしょうか?

海外旅行で一枚あると便利なのがクレジットカードですが、残念ながら、カンボジア国内では、まだまだクレジットカードの普及率がそれほど高いと言えません。

カンボジアでクレジットカード決済ができるのは、シェムリアップやプノンペンのホテル、高級レストランやお土産ショップなど、外国人が多いエリアのみとなっています。

また、クレジットカードの支払い金額も、合計金額が数十ドル以上の支払いでなければ受け付けないというお店も多いようです。カンボジアで流通しているカードでもっとも強いのはマスターカードとビザカードの2種類です。

カンボジアの通貨はクレジットカードでのキャッシングがお得?

言葉の面で不安があったり、両替所を探す事自体が面倒という方には、クレジットカードでのキャッシングサービスを利用するのもおすすめです。

カンボジア国内では、クレジットカードのキャッシングサービスも利用可能で、各銀行によって2%から4%ほどの手数料がかかります。

キャッシングで引き出せる通貨は、USドルとカンボジアリエルのどちらかを選べるようになっており、基本的に24時間稼働しているので、街中に滞在するならこういった方法も便利です。

カンボジアの農村部では、まだまだ銀行ATMの設置数なども少ないですので、現金で前もって両替しておく方が良いでしょう。あくまでも緊急事態に利用するという心づもりでいてください。

カンボジアの通貨リエルの両替や換金レートはこれでばっちり!

カンボジアの通貨リエルの換金方法や、レートについてご紹介致しました。カンボジア国内では、ほとんどの場所でUSドルでの支払いが可能です。

レートや両替後の利便性を考えても、やはりUSドルをメインに両替し、リエルはあくまでも補助通貨という位置づけで利用する方が良いでしょう。おつりでもらったリエルは、買い物や食事の際などに早めに使い切る方が無難です。上手に両替して、リエルが残らないように気をつけて旅をお楽しみください。

関連記事

Original
この記事のライター
Yukilifegoeson

新着一覧

最近公開されたまとめ