北海道にはゴキブリがいないって本当?その理由や噂を徹底調査!

「北海道にはゴキブリがいない」という噂を聞いたことがあるでしょうか。「いる」ならそれはなぜ?「いない」ならその理由は?北海道といえば、普通なら観光やグルメ情報などの楽しい話題が主ですが、今回は北海道の地理的な話やゴキブリとの関係について調べてみました。 

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目次

  1. 1北海道とゴキブリのおはなし
  2. 2偏見を捨てて調べてみる
  3. 3北海道の基本情報「広大な大地」「豊かな自然」
  4. 4北海道はなぜそんなに魅力的なのか
  5. 5北海道にはゴキブリがいないのか
  6. 6ゴキブリの基本情報「生きた化石」
  7. 7ゴキブリは寒さに弱かった
  8. 8生き物と気温の関係
  9. 9生き物は戦略家
  10. 10適応マスター
  11. 11ゴキブリだけが特別じゃない
  12. 12北海道にはゴキブリがいるのかいないのか 

北海道とゴキブリのおはなし

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都道府県別の魅力度ランキングで常に上位に位置している北海道。たびたび特集されているので北海道通を自負する方も多いのではないでしょうか。しかしそれらはほとんどが観光やグルメ情報なので、それ以外のことについてはあまり知られていません。例えば最近よく耳にする「北海道にはゴキブリがいない」と言う噂、これって本当なのでしょうか。

偏見を捨てて調べてみる

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ものごとの真偽を確かめるには、あらゆる方面からの情報の収集が欠かせません。噂話や巷で言うところの「陰謀説」や「都市伝説」などは、そこの労力を惜しむがために信ぴょう性に乏しくなってしまったり、自分の信じたい種類の情報だけに偏りがちになってしまいます。ここでは北海道とゴキブリについて平等に調べ、分かったことをお伝えします。

北海道の基本情報「広大な大地」「豊かな自然」

北海道の東端から西端は大阪-福岡間、南端から北の端までは東京-大阪間の距離に相当し、総面積は日本の国土の約二割、オーストラリアに匹敵するほどの大きさです。道内には、国立や国定公園、道立自然公園などがいくつもあり、道北東部に位置する知床は、豊かな自然を満喫することができる世界自然遺産として、多くの人々から愛されています。

北海道の基本情報「活気あふれる観光地」「おいしい食べ物」  

自然派でも、都会派でも、ショッピングやグルメオンリー派だって大丈夫!これほどの大きな土地となると見どころがとにかくたくさんあるのがその理由で、どなたでもお目当てのアクティビティを見つけることができます。JR、バス、タクシー、飛行機、フェリーなど、あらゆる種類の公共交通手段がととのっていますので、移動も心配には及びません。

北海道の基本情報「気候」 

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北海道は東京から千キロ以上も北に位置しており、寒差の厳しい土地です。なぜなら、一般に約二百キロ北上するごとに平均気温が一度ずつ低くなるといわれるからです。北海道では日中の気温の平均が、冬では氷点下なのも珍しくなく、夏でも二十度前後くらいしかありません。日本の南の大部分は温帯気候ですが、北海道は亜寒帯気候に属しています。

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北海道はなぜそんなに魅力的なのか

北海道はまさに極寒の地と言えますが、実はこの厳しすぎるとも思える気候が北海道の魅力の「源」なのです。なぜ?作物の多くは低温から身を守るために糖度を増し、魚介類は冷たい海水に耐えるためにたっぷりの脂を身にまといます。亜寒帯の動植物や流氷など、本州では見ることができない種や自然を満喫することができるのもこの土地ならでは。

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また、北海道レジャーの代名詞であるウィンタースポーツに欠かせない雪は、非常にきめが細かくなり上質なものとなっています。低い気温では空気の粒子が小さくなるので、含むことができる水分量が少ないからです。同じ理由で、空気中の不純物の割合も少なくなるため大気がとても澄んでいます。天体観測や夜景観察などで実感することができます。

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北海道にはゴキブリがいないのか

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北海道の観光を支えているのは気候で間違いなさそうです。では観光以外ではどうなのか?なぜ?理由は?ちょっと調べてみましょう。今の時代、情報の入手が容易になりました。でも情報にもいろんな種類があり、中には眉唾レベルの噂話が混ざっているのも事実です。「北海道にはゴキブリがいない」という情報も、なんだか眉唾っぽい響きです。

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ゴキブリの基本情報「生きた化石」

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日本では嫌われ者の代表ともいわれるゴキブリですが、実は結構すごい生き物です。なんと、恐竜がいた時代よりもずっとずっと昔から地球に存在していたといいます。しかも、その姿は今になってもほとんど姿が変化していないとか。恐竜は絶滅したというのに、なぜゴキブリは生き延びることができたのでしょうか。ちょっと興味がわいてきませんか。

ゴキブリの基本情報「効率的な食べ方」

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その理由の一つとして、「雑食性」が挙げられます。他においしいものがあればまた別の話なのですが、プラスチックなどの食べ物ではない物、人間の髪の毛やフケや爪、朽木や落ち葉、腐った物や他の生き物の糞もへっちゃら、ときには自身の脱皮した殻や排泄物、同じ仲間の死骸さえも食べることがあります。平たく言えば「なんでも食べる」のです。

ゴキブリの基本情報「驚異の生命力」

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ゴキブリは、腸内細菌で実際に食べる量よりも多くの栄養を作りだしたり、余分な栄養を体内に貯蔵しておいたりが可能です。これにより飢えることはまずないと考えられます。体からは殺菌作用のある物質を分泌し、不衛生な環境でも病原菌などを寄せ付けません。脳と神経節は離れた場所にあるため、頭部を切り離してもしばらくは生存が可能です。

ゴキブリの基本情報「スーパー子沢山」

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一般に、体が大きな生き物ほど繁殖の回数や生涯に産む子どもの数が少なくなる傾向にあります。例えば、ゾウは性的に成熟するのに十年以上がかかるうえ、二年近くもの妊娠期間を経てやっと一~ニ頭を生みます。いっぽうゴキブリは生まれてたった数日足らずで性的に成熟し、一度に産むの子どもの数は数十、それを生涯に何度も何度も繰り返します。

ゴキブリは寒さに弱かった

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最強とも思えるゴキブリの弱点は、意外なことに「寒さ」です。全世界には数千種の仲間がいますが、日本に限っては五十種類程度に減り、さらに一般家庭に棲みつくのはたったの数種類だけとなります。その理由は気候です。ゴキブリは熱帯の生き物ですので、湿った暖かいところを好みます。温帯気候の日本は、彼らにはちょっぴり寒すぎるようです。

生き物と気温の関係

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地球上の生き物は、自ら体温調節を行う恒温動物と、外気温によって体温が変化する変温動物との2種類に分けられます。恒温動物はほぼ哺乳類と鳥類だけで、つまり生き物の大半は変温動物だということになります。食べ物や快適なすみかの有無はすべての生き物にとって非常に大事な要素ですが、変温動物に限っては、もっと重要なのが「気温」です。

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ゴキブリに限らず、昆虫の多くは気温が十度を下回ってしまうと生育ができず、卵は孵化することができません。なぜなら、低い温度環境では体内で代謝がうまく行われなくなるからです。どんなにおいしいものをお腹いっぱい食べようが、どれほど立派な家に棲もうが、体内の活動が不活発であればそもそも力が出るはずがありません。納得の理由です。

生き物は戦略家

生き物は生き延びるためのさまざまな「戦略」をもっています。例えば寒冷地の昆虫たちは、エネルギーの消費を抑えるために体を小型化したり、寒くなる前に産卵を終えるために成長を早めたり、冬眠(仮死)状態で寒い時期をやり過ごしたり、寿命が短い種も多いです。なぜって、寒い間は無理してまでがんばって活動する利点はあまりないからです。

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暑さ寒さは空調で何とかし、スーパーでパック済の食べ物を買い、広くて快適な家に住む。人間は自分のために周りを変えることができます。でもそれとは対照的に、変温動物は自らを環境に合わせます。空調がなくても人間は死ぬことはないでしょうが、変温動物は違います。彼らにとって環境に合わせられないことは「死」に直結してしまうのです。

適応マスター

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すべての種類の生き物が同じ物を食べていたとしたら?食べることができる物が限られていたら?その食べ物はすぐになくなってしまうでしょう。もしそうなってしまったら、種の存続さえ危ぶまれるかもしれません。ゴキブリの雑食性はどこにでも棲むことを可能とするだけでなく、みんなと競い合うことなく食べ物を独り占めすることができるのです。

太古の地球では酸素はまだ有害で、皮膚からの受動吸収率を最小にするため、様々な生物が巨大化していきました(表面積を増やして影響を薄める)。それに伴って、食べる物や棲む場所など生活様式もかわっていったのです。しかし、その後の酸素量の減少や天変地異などの環境の変化に体がついて行かず、恐竜を含む多くの種が衰退していったのです。

北海道とゴキブリの場合

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しかし、なんでも食べ、強固な体を持ち、短期間に増えるゴキブリはちがいました。彼らには絶滅という概念がないのでしょう。そのうちに低温耐性を獲得し、北海道などの寒い地でも生息できるものが現れました。温暖化や、人間が自分たちの快適さのために作った「暖かくて食べ物がたくさんある環境」も、ゴキブリにとっては好都合だったようです。

ゴキブリだけが特別じゃない

ただし、北海道でのゴキブリ像は本州のものとは異なるようで、実際に目にしていたとしても、道民はそれがゴキブリだとは認識しないようです。本州でのインパクトを基準としているため、これほど噂になってしまっているのでしょう。でも実際には、低温耐性を獲得し寒い気候帯でも生息できるようになった変温動物は、ゴキブリ以外にも結構います。

北海道にはゴキブリがいるのかいないのか 

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まとめると「北海道にはゴキブリが『いる』」訳なのですが、諸々の事情を踏まえると『いない』と言ってもいいのかもしれません。ゴキブリにもたくさんの種類がいることや、それぞれが進化を続けていること、また道内にもいろいろな環境があることも考慮しなくてはいけません。ということで、この話の真相は「読む人次第」ということでした。

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