北山村観光ガイド!おすすめのスポットや見どころ&ラフティングも紹介!

和歌山県の北山村は、日本の原風景を思わせる山里の良さに満ちた村。北山村の魅力から穴場スポットやおすすめのスポット、ラフティング、周辺の見どころ、アクセスに至るまで、北山村についての観光情報を網羅したこの記事を、北山村にお出かけの際には、ぜひ参考にしてください。

北山村観光ガイド!おすすめのスポットや見どころ&ラフティングも紹介!のイメージ

目次

  1. 1和歌山県に位置する北山村ってどんな村?
  2. 2和歌山県にある北山村の魅力は?
  3. 3日本で北山村だけの特別な魅力1:日本唯一の飛び地の村
  4. 4日本で北山村だけの特別な魅力2:日本唯一の観光筏下り
  5. 5日本で北山村だけの特別な魅力3:日本唯一のじゃばらの栽培地
  6. 6北山村でのリバーアクティビティも欠かせない!
  7. 7北山村で人気のリバーアクティビティ1:ラフティング
  8. 8北山村で人気のリバーアクティビティ2:シャワートレッキング
  9. 9穴場から定番まで!北山村でおすすめの観光スポット
  10. 10北山村を代表する魅惑の光景:雲海
  11. 11北山村で穴場の観光スポット1:吊り橋
  12. 12北山村で穴場の観光スポット2:神護
  13. 13北山村で穴場の観光スポット3:七色ダム
  14. 14北山村で穴場の観光スポット4:雷の滝
  15. 15北山村でおすすめの観光スポット1:おくとろ温泉
  16. 16北山村でおすすめの観光スポット2:道の駅 おくとろ
  17. 17北山村でおすすめの観光スポット3:じゃばら村センター
  18. 18北山村周辺でおすすめの観光スポット1:瀞峡
  19. 19北山村周辺でおすすめの観光スポット2:那智の滝
  20. 20北山村周辺でおすすめの観光スポット3:熊野古道
  21. 21北山村へのアクセスは?
  22. 22北山村へのアクセス1:車を利用する場合
  23. 23北山村へのアクセス2:公共機関を利用する場合
  24. 24和歌山県の北山村に遊びに行こう

和歌山県に位置する北山村ってどんな村?

和歌山県の東牟婁郡に属する北山村は、紀伊半島の南部に位置する村。「平成の大合併」で、和歌山県内の多くの村が統廃合してしまったため、和歌山県内ただ一つの村でもあります。実に、村の約97%は山林地帯という豊かな自然に囲まれている北山村について、ご紹介します。

和歌山県にある北山村の魅力は?

緑豊かな山々と一級河川の北山川など、恵まれた自然を有する和歌山県の北山村。村の至るところで、山々と川が描き出す日本の原風景のような、のどかな山村の風景と出合うことができます。かつて、「美しい日本のむら景観コンテスト」の農林水産大臣賞にも選ばれたことがあるなど、その美しさは折り紙つきです。

日本で北山村だけの3つの特別な魅力

面積は約48平方km、人口は450人ほどと、こぢんまりとした北山村ですが、日本で唯一のものが3つもあることをご存知ですか。小さな一山村に過ぎない北山村は、実は、大きな魅力を秘めた村でもあります。日本でここだけにしかない、知られざる北山村の魅力を紐解いていきましょう。

日本で北山村だけの特別な魅力1:日本唯一の飛び地の村

和歌山県の北山村は、「日本唯一の飛び地の村」とも称されています。「飛び地」とは、ひとつの国や県に属しているものの、地理的に離れている状態を表す言葉。土地の一部が「他所に飛んでいる」ことからその名が付いたとされています。北山村ならではの「飛び地」の魅力を探っていきます。

和歌山県の市町村と接してないのに和歌山県?

北山村が接しているのは、奈良県の吉野郡下北山村と十津川村、そして三重県の熊野市。つまり、和歌山県の北山村は、和歌山県の市町村と全く接していないのに、「那智の滝」などで有名な和歌山県に属する珍しい村。全国各地に飛び地はあれど、飛び地の村ともなれば全国でここだけですので、「日本唯一の飛び地の村」と呼ばれています。

北山村周辺に3つの県の人気観光スポットが点在

三重県や奈良県との県境に位置する和歌山県の北山村。世界遺産にも指定された「熊野古道」や国の名勝である「鬼ヶ城」を擁する三重県の熊野市、「瀞峡」や「玉置神社」で有名な奈良県の十津川村まで車で約1時間と、和歌山県内だけでなく、奈良県や三重県の人気スポットへのアクセスが良いのも県境に位置する北山村の特徴です。

日本で北山村だけの特別な魅力2:日本唯一の観光筏下り

周囲を山々に囲まれた和歌山県の北山村は、古くから林業が盛んだった地域であり、木材を運搬する際には、北山村産の良質な杉を生かした筏を用いていたと伝わっています。そんな北山村の歴史を感じさせるのが、日本で唯一の筏を利用した川下りです。北山村独自の観光筏下りの魅力を探っていきます。

北山村の筏の歴史について

かつては、森林から伐採した材木を運ぶ際に、筏師が巧みに筏を操りながら、急流が続く北山川を下っていましたが、流通が水路から陸路へと変化したのに伴って、次第に減少していったそうです。そんな中で、筏を作る技術や見事な舵さばきをみせる筏師など、北山村ならではの粋が詰まった「筏流し」を観光用に復活させたのが、観光筏下りなのです。

北山村流の筏の作り方は?


北山川での観光筏下りに使用される筏の全長は、30mにも及ぶという大きなもの。筏の作り方は、地域によっても異なりますが、北山村の場合、主に使用するのは、40~60年生の丸太。丸太を8本用いて組んだ筏の一つひとつを「床」と呼び、その「床」を7つ繋げて筏を作っています。

北山村の観光筏下りの乗り方は?

北山村で大人気の観光筏下りとは、急流や荒瀬が待ち受ける北山川を、約1時間10分かけて筏で下るもの。両側の手摺りを握りながらの立った状態で楽しむのが特徴で、急流の難所で船が大きく揺れたり、目の前に荒々しい岩肌が迫ってきたり、水しぶきが飛んできたりと、北山村の恵まれた自然を舞台にした迫力満点のアクティビティです。

北山村の筏川下りの魅力は?

観光筏下りの最大の魅力は、筏での川下りを体験できるのが全国でも北山村だけであることと、予測不可能な展開の連続に、ドキドキやワクワクが止まらないことにあります。先人から受け継ぐ技を大切に磨き続ける北山村ならではの観光筏下りをぜひ一度体験してみてはいかがですか。

観光筏下りの運行や予約について

運航は5月から9月までで、筏に乗船できるのは10歳から75歳までの健脚な方のみです。お尻まで濡れることも珍しくありませんので、ビーチサンダルや半ズボン、着替えなどを用意しておくと良いでしょう。また、電話やインターネットでの事前予約が必須となりますので、詳しくは、北山村観光センターのホームページを確認してください。

日本で北山村だけの特別な魅力3:日本唯一のじゃばらの栽培地

「邪を祓う」ことに由来する「じゃばら」は、縁起の良い食べ物とされ、古くから正月料理の食材として重宝されてきました。全国でも北山村だけで生産や栽培が行われている「じゃばら」ですが、ユズやスダチとも異なるじゃばらの良さが近年テレビで紹介され、密かに人気を集めつつあります。北山村ならではの「じゃばら」の魅力を探っていきます。

幻の果実であるじゃばらって?

じゃばらは江戸時代より民家の庭先で栽培されていたのですが、産業としては芳しくなく、危機的状況にありました。そんな1970年に、村内で1軒のみ残っていた農家がじゃばら産業を盛り上げようと立ち上がり、試行錯誤を重ねた結果、当時1本だけだったじゃばらの木を村全体で8000本も植樹するまでになり、村の特産品として成長を遂げました。

気になるじゃばらの味は?

じゃばらは、果汁が多いことや種が少ないこと、甘みや酸味のバランスが良いのが特徴で、地元では、昔から絞り汁を酢の代わりとして、鍋物や寿司などに用いていたそうです。また、酸味が強く加工にも適しているという特性を生かし、調味料やジュースからお菓子、お酒に至るまで、現在では数多くの特産物も誕生しています。

北山村でのリバーアクティビティも欠かせない!

観光筏川下りばかりに着目しがちですが、水量が豊富な北山川は、ラフティングやシャワートレッキングを堪能できる穴場のスポットでもあります。筏でのスリリングな川下りを楽しんだ後に、激流を身近に体感できるラフティングを満喫したり、爽快感溢れるシャワートレッキングを満喫したりするのも、北山村でのおすすめの過ごし方です。

北山村で人気のリバーアクティビティ1:ラフティング

ゴムボートに4人から5人で乗り込んで、北山川を下るラフティング。立ったまま川を下る筏とは異なり、座ってボートを漕ぐラフティングは、水面との距離が近く、激流や自然をより身近に感じられるのが特徴です。また、温泉入浴券の嬉しいサービスもあります。北山村ならではの自然や景観を愛でながらのラフティングを楽しんでください。

ラフティングコースのおすすめポイントは?

ラフティングコースの途中には、最大の難所と呼ばれる三段の瀬「音乗」や、奥瀞渓谷の「黒淵」、2mの落差があることから「北山川のナイアガラ」とも称される「上滝」などのポイントが待ち受けています。ラフティングのボートに乗り込んだ人とみんなで力を合わせて、激流に立ち向かいましょう。

ラフティングをする際に必要なものは?

ラフティングをするには、健康保険証や予約カード、ウェットスーツの中に着る水着、濡れても大丈夫な運動靴が必要。眼鏡やコンタクトを使用している方は、メガネバンドやスイムゴーグルも準備しておくと安心です。温泉入浴券も付いていますので、バスタオルや着替えもお忘れなく。また、完全予約制ですので、事前に予約しておく必要があります。

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北山村で人気のリバーアクティビティ2:シャワートレッキング

最近、人気のアウトドアである「シャワートレッキング」や「キャニオニング」をご存知ですか。「シャワートレッキング」の愛称でも知られる「キャニオニング」は、渓谷を下るフランス発祥のアウトドアで、名前は「渓谷」を意味する「キャニオン」に由来するもの。北山村は「シャワートレッキング」を体験できる穴場のスポットでもあります。

北山村で人気のシャワートレッキングの魅力は?

北山川を下る際に、川下りで使用するのが筏、ラフティングで使用するのがゴムボートだとすると、シャワートレッキングで使うのは、自分の身体のみ。天然のウォータースライダーを滑ったり、滝つぼへ飛び降りたりと、筏やラフティングとはまた違った魅力があります。北山村の清らかな自然との一体感を味わえるおすすめのアウトドアです。

穴場から定番まで!北山村でおすすめの観光スポット

清らかな自然に囲まれた北山村では、秋から冬にだけ目にすることができる雲海や満天の星空、眼福をもたらしてくれる景観など、季節や時間とともに移ろう表情豊かな自然が魅力。地元の方に愛される穴場のスポットや人気のスポットなど自然の恵みを感じられるスポットが点在しています。

また、奈良県と三重県の県境に位置する北山村の立地を象徴するように、両県の人気スポットまで約1時間で行けるのも特徴です。穴場のスポットから定番のスポットまで、北山村と北山村周辺のおすすめスポットをご紹介します。

北山村を代表する魅惑の光景:雲海

北山村を幻想的な世界へと誘う雲海。秋から冬の限られた時期で、幾つかの気象条件が合った時にだけ出合うことができる貴重な雲海は、昼夜の寒暖差が大きく、放射冷却が起こりやすい秋から冬にかけての早朝に現れることが多いといわれています。

運が良ければ出合える雲海を、星空や朝日とともに見られることもあるとか。一面が葵色に染まった魅惑の世界から太陽が顔をのぞかせると、次第に雲はなくなり、色を持った明るい世界へと一変します。得も言われぬ美しい風景が見るものを魅了してやみません。

自然が織り成す芸術作品のような光景を愛でるには、隣町の高台や村を一望できる山などが穴場。普段より早起きをしてでも、見る価値ありの北山村が誇る感動的な光景です。

北山村で穴場の観光スポット1:吊り橋

北山川は、遊ぶも良し、眺めるも良しの清流。それを実感できるのが、北山村役場から「おくとろ温泉」へ向かう道の途中に架けられた「吊り橋」からの眺望です。

「吊り橋」の周囲には、深緑の山々と北山川が紡ぐエメラルドグリーンの絶景が広がっており、地元で「神様の入浴剤」とも称されるほどの神秘的な光景を愛でるのに最適なスポットですが、実は、知名度はそれほど高くなく、観光客もそんなに多くはないとか。多くの人で賑わう北山川とは、一味違った光景を望める穴場のスポットなのです。

吊り橋を渡りながら橋の下に広がる幻想的な光景を眺めたり、橋を渡った後に川と山と橋が紡ぐ見事な風景を見たりと、知る人ぞ知る穴場の吊り橋では、心静かに北山村ならではの美景を楽しむことができます。

北山村で穴場の観光スポット2:神護

切り立った岩肌と流れの早い激流とが印象的な風景を描き出す神護。「神が護る」と書いて「じご」と呼ばれるこの地は、川幅が狭い上に、カーブが連続していることから、古くから「川下り」の難所として恐れられていたため、神様を祀って海上での安全祈願をしたことに由来しているそうです。

神護に行くには、観光筏川下りのスタート地点近くにある駐車場から、川を囲むように連なるごつごつとした岩肌を越える必要がありますが、それだけにたどり着いた先の景色は圧巻の一言に尽きます。

川のせせらぎや鳥のさえずりなど、自然の音が心地よく響く北山村のオアシスのような穴場のスポットで、川辺の佳景を満喫しながら、しばし憩うのもおすすめです。

北山村で穴場の観光スポット3:七色ダム

和歌山県と三重県と奈良県の3県にまたがる「七色ダム」は、池原ダムの下流にあるダムで、四季折々の花々に彩られた風景やバスフィッシングを満喫できる穴場のスポットでもあります。

春の桜やツツジ、夏の深緑、秋の紅葉など、四季それぞれの装いで出迎えてくれる「七色ダム」。水面に映り込んだ光景を眺めたり、水面に舞う花びらや葉っぱを眺めたりと、自然と触れ合いながらの穏やかな時間を過ごせます。

また、バスフィッシングのスポットとしても人気で、4月から10月にかけてがおすすめのシーズンです。周辺にはレンタルボート店も点在していますので、場所は限られますが陸地でのバス釣りも、ボートでのバス釣りも両方楽しめます。

北山村で穴場の観光スポット4:雷の滝

国道169号線を車で十津川方面に進んでいると、突然目に飛び込んでくる「雷の滝」。「小松トンネル」近くにある「雷の滝」は、20mの落差を一気に流れ落ちるのが特徴の瀑布です。

路肩には駐車スペースもありますので、車を停めてダイナミックな光景をじっくりと眺めたり、滝つぼまで降りたりすることもできます。

また、奈良時代から北山村をはじめとする熊野一帯は、山伏や修験者たちが厳しい修行を行っていた霊地でもありました。往時を偲ばせるように現在でも、「雷の滝」の上流には、「行者屋敷跡」が残っています。

北山村でおすすめの観光スポット1:おくとろ温泉

「道の駅おくとろ」に隣接する「おくとろ温泉」は、村営の温泉施設です。大きな窓越しに爽やかな自然を望む内湯風呂や開放感抜群の露天風呂で、神経痛や筋肉痛などに聞くと評判の温泉を満喫できます。

村のほとんどを山林が占める北山村では、周囲のネオンや街灯が少なく、露天風呂から眺める星空の美しさに感動する人も少なくないとか。四季折々の表情豊かな山々を望む日中も良いですが、満天の星空を見上げながらの夜の湯浴みもおすすめです。

また、「おくとろ温泉」には、定食メニューや人気のカレーライスをいただけるレストラン、リビングと畳の間とツインベッドを備えたコテージなども併設されていますので、食事や宿泊での利用も便利です。

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北山村でおすすめの観光スポット2:道の駅 おくとろ

自然豊かな風景を望む下尾井に建つ「道の駅 おくとろ」は、国道169号沿いの道の駅。北山村で初のコンビニや休憩コーナーなどに加えて、レストランやおくとろ温泉、オートキャンプ場なども併設されていますので、ドライブがてらに、地元の特産品を探したり、北山村の観光情報を収集したり、食事をとったりするのに便利です。

北山村の観光センターも併設されており、観光筏川下りのシーズンには、受付や窓口の役割も果たしています。

また、「飛び地の村訪問証明書」を道の駅でもらうことができますので、こちらも見逃さないようにしてください。

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北山村でおすすめの観光スポット3:じゃばら村センター

「道の駅 おくとろ」内にある「じゃばら村センター」は、北山村の特産品である「じゃばら」を生かしたオリジナル製品の加工から生産までを手掛けるショップです。

店内には、じゃばらの果実や果汁、ジャムなどの定番商品から柿の種やチーズ饅頭、ショコラなどの和洋のスイーツ、ルイボスティやサプリ、コスメに至るまで、多彩な商品が並んでいます。中でも、人気が高いのが、「じゃばらドリンク」。まろやかな味わいやじゃばらならではの風味を味わえる逸品です。

箱入りのお菓子やスイーツの詰め合わせなどもありますので、旅のお土産にしても良いですし、花粉症にも効くと評判のじゃばらの果実やドリンクなどを自分用に買うのも最適です。

北山村周辺でおすすめの観光スポット1:瀞峡

北山川の上流にある「瀞峡」は、和歌山県と三重県と奈良県にまたがる景勝地。奇岩や巨岩、断崖が連なるダイナミックな自然美で知られており、国の特別名勝にも登録されているほどの秀逸さです。また、桜やツツジ、紅葉のスポットとしても人気で、ウォータージェット船で瀞峡を巡るのもおすすめです。

北山村周辺でおすすめの観光スポット2:那智の滝

和歌山県の那智勝浦町にある「那智の滝」。「日本三名瀑」の一つにも数えられる直瀑で、133mもの落差は、日本一を誇っています。滝の落ち口に切れ目があり、3つに分かれて落ちることから、「三筋の滝」の愛称も。滝の右手に広がる国の天然記念物にも選ばれた照葉樹林の森も必見です。

北山村周辺でおすすめの観光スポット3:熊野古道

ユネスコの世界遺産にも登録されている「熊野古道」とは、「熊野本宮大社」と「熊野速玉大社」と「熊野那智大社」から成る「熊野三山」へ至る参詣道のこと。古代から中世にかけては「熊野詣」が盛んで、「蟻の熊野詣」との言葉が生まれるほど、上皇や女院などの身分の高い人から庶民に至るまで、多くの人が行き交った歴史の道でもあります。

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北山村へのアクセスは?

奈良県や三重県にも接している和歌山県の北山村に向かうアクセス方法については、車を利用して向かう方法と、電車やバスなどの公共機関を利用して向かう方法の主に2通りがあります。車と公共機関、それぞれを利用した場合の気になるアクセスについて、詳しくみていきましょう。

北山村へのアクセス1:車を利用する場合

大阪方面からは、阪和自動車道の美原JCTから南阪奈道路と大和高田バイパス、国道169号を経由するのがおすすめで、美原JCTからは約2時間40分の距離にあります。

名古屋方面からは、東名阪自動車道の亀山JCTから伊勢自動車道と紀勢自動車道を経由して、尾鷲北ICで下車します。その後、国道42号と309号、169号を利用すると、亀山JCTからは約2時間20分で行くことができます。

また、和歌山県内の白浜温泉からは、国道42号と国道311号、国道168号、国道169号を経由すると約1時間40分、新宮市からは国道168号と国道169号を経由すると約50分での移動が可能です。

北山村へのアクセス2:公共機関を利用する場合

公共機関を利用して、北山村に向かう場合には、新大阪駅や名古屋駅を拠点に最寄りの熊野市駅へ向かい、村営バスに乗り換えると、北山村までスムーズに移動できます。ただ、村営のバスは、発着ともに1日に2便ですので、事前に時間を確認しておきましょう。

新大阪駅からは、「特急くろしお」に約4時間揺られて新宮駅へ。新宮駅で「特急南紀」に乗り継ぎ、約20分の場所にある熊野市駅へと向かいます。そこから北山村までは、村営バスに乗り換え、約1時間で到着です。

名古屋駅からも、「特急くろしお」に約3時間揺られ熊野市駅へと向かいます。そこから村営バスに乗り換えると、約1時間で北山村に到着です。

和歌山県の北山村に遊びに行こう

「飛び地」という特異な立地、観光筏川下りやラフティングなどの川遊び、北山村だけで大切に育まれる果実、様々な表情をみせる自然、穴場から定番までが揃う観光スポットなど、昔ながらの自然や歴史を大切に守り続ける北山村だからこその魅力にあふれています。唯一無二の出合いを求めて、北山村へ遊びに出掛けてみてはいかがでしょうか。

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neko

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